今回の記事では、”米国株への投資に興味がある人”に向けて書いています。
私は、日本株と米国株に長年投資してきました。
日本株を短期で回転させていますが、米国株は一貫して長期投資をおこなっています。
今回は、米国株への長期投資をおすすめするのは以下の理由です。
・米国株は日本株より長期投資向け
・米国株は株主還元に力を入れている
・米国株は世界トップの企業に投資ができる
今回の記事は3分くらいで読める内容となっています。
これから米国株へ投資を考えている人には参考になると思います。
米国株は長期投資がおすすめ
私は、米国株の『長期投資』をおすすめしています。
下の図では、日本株と米国株を比較しています。
1990年1月~2018年11月9日までの株価の比較チャートです。
パフォーマンスは…
・日経平均株価 -40%
・ダウ平均 +903%
・S&P500 +745%
青色:日経平均、赤色:ダウ平均、緑色:S&P500を比較しました。
上の図の通り、ITバブルやサブプライムローン、金融危機の震源地は米国ですが、日本の方が株価のダメージが大きいですね。
期間が長くなればなるほど、株価パフォーマンスに差があります。
日本株はアベノミクス相場で大きく上昇しましたが、米国株ほどではないです。
私は「日本企業より米国企業の方が優れている」とは考えてはいません。
しかし、「長期投資では、日本株よりも米国株の方がパフォーマンスが良い」と考えています。
米国株は高配当!
米国は資本主義が徹底しているので、“株主のチカラが非常に強い”です。
株主のチカラが強いため、“株主の意向”で経営者のクビが飛ぶことはザラにあります。
そのため、米国企業は日本企業よりも株主還元策に力を入れています。
日本だと高すぎる配当性向を嫌う投資家が多いです。
※配当性向とは、利益のうち配当金として株主に支払った金額の割合のことです。
しかし、米国では余ったお金は株主に還元することが一般的となっています。
要は「会社は株主のもの」という考え方が、徹底されています。
下の図の通り、年々株主還元に力を入れる企業が増えています。
大和投資信託「ダイワ米国株主還元株ファンド」
米国企業の中には、連続増配を長年続けている企業もたくさんあります。
連続増配とは、配当を毎年のように増やしているということです。
例えば、下の図のようにP&Gは61年連続で増配しています。
日本でも有名な企業が連続で増配をおこなっていますね。
企業名 | 増配年数 |
P&G | 62年 |
スリーエム | 59年 |
コカコーラ | 56年 |
ジョンソンエンドジョンソン | 55年 |
ペプシコ | 46年 |
マクドナルド | 42年 |
連続増配を続けることができる企業は、長年業績が安定している企業です。
上の図のように、世界でトップシェアをとっている企業だからできることですね。
世界のトップ企業に投資できる
米国株には、世界トップの企業が数多く存在しています。
下の図の通り、銘柄の入れ替わりはありますが、米国企業が世界の時価総額ランキングでは上位を占めています。
三井住友トラストアセット「米国成長株式F」
上の図の通り、アマゾンやアップル、グーグル、フェイスブックなどのプラットフォーマーは強いですね。
しかし、上記のような有名企業でなくても米国企業には次の“FAGA”になりそうな企業も数多く存在しています。
私は、以下の4社が次世代のFAGA候補だと考えています。
・スクエア
・セールスフォース
・スプランク
・アドビシステムズ
インターブランド社が、ブランド価値をランキング化した『Best Global Brands 2018』を発表しました。
※「Best Global Brands 2018」より引用しています。
このランキングは、世界の会社のブランド価値をランキングにしたものです。
つまり会社のブランドに対して、どれだけの金銭的価値があるかを示しています。
下の図の通り、50位以内にランクインしている米国企業は25社あります。
1位 | アップル | 2位 | グーグル |
3位 | アマゾン | 4位 | マイクロソフト |
5位 | コカコーラ | 6位 | サムソン |
7位 | トヨタ | 8位 | メルセデスベンツ |
9位 | フェイスブック | 10位 | マクドナルド |
11位 | インテル | 12位 | IBM |
13位 | BMW | 14位 | ディズニー |
15位 | シスコ | 16位 | GE |
17位 | ナイキ | 18位 | ルイスヴィトン |
19位 | オラクル | 20位 | ホンダ |
21位 | SAP | 22位 | ペプシコ |
23位 | シャネル | 24位 | アメックス |
25位 | ZARA | 26位 | JPモルガン |
27位 | IKEA | 28位 | Gillette |
29位 | UPS | 30位 | H&M |
31位 | Pampers | 32位 | エルメス |
33位 | Budweiser | 34位 | アクセンチュア |
35位 | フォード | 36位 | ヒュンダイ |
37位 | ネスカフェ | 38位 | イーベイ |
39位 | グッチ | 40位 | 日産自動車 |
41位 | フォルクスワーゲン | 42位 | アウディ |
43位 | PHILIPS | 44位 | ゴールドマンサックス |
45位 | シティ | 46位 | HSBC |
47位 | AXA | 48位 | LOREAL |
49位 | Allianz | 50位 | adidas |
今回のまとめ
今回の記事のポイントはこちらです。
・米国株は長期投資がおすすめ
・米国株は高配当
・米国株は連続増配銘柄も多い
・米国株は世界トップの企業が多い
私は、長期投資では米国株をおすすめしています。
米国企業は、昔からプラットフォームをおさえています。
プラットフォームをおさえてしまえば、自分のルールでビジネスを展開できます。
そのため、グーグルやアップル、アマゾンなどのプラットフォーマーは強い競争力があります。
アップルやアマゾンなどの株価は上昇していますが、まだまだ上昇していくと考えています。
もし米国株にアレルギーがなければ、日本株よりも米国株をおすすめします。
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