米国株

IBM(IBM)の株価・見通し・決算情報

IBMとは

IBM 株価 見通し
IBMは、もともと1911年に設立されたコンピューティング・タビューレーティング・レコーディング・カンパニー(CTR)が前身です。
CTRはパンチカードによるデータ処理機をつくる小さな企業でした。
現在では、クラウドやIoT、ITインフラなどの様々な製品やサービスを提供している世界最大級のシステム開発企業となりました。


AIのワトソン(Watson)は、IBMの看板商品です。
初代社長のトーマス・J・ワトソンがサービス名の由来です。
ワトソンは、数多くの日本企業が利用しています。

JR東日本
お問い合わせ業務でワトソンを活用。
コールセンターの回答候補や関連資料をAIが瞬時に画面に表示して、オペレーターをサポートしている。

あいおいニッセイ同和損保保険
ワトソンを活用して社内照会応答システムを構築。
営業社員の問い合わせや利便性の向上に利用している。

金沢工業大学
上の動画の通り、学生一人ひとりにあったアドバイスを提供。
過去のデータベースに基づいて、学生の成長をサポートしている。


2018年1月、アメリカ特許情報調査会社の「IFIクレイムズ・パテント・サービシズ」は、2017年の米国特許取得数でIBMが9,043件を取得して25年連続で首位になったと発表しました。
ちなみに1位がIBM(9,043件)、2位がサムスン電子(5,837件)、3位がキャノン(3,285件)になります。
25年連続特許件数1位というのは、大記録ですね。
IBMの技術力の高さが数字にハッキリとでています。

2018年10月、IBMはレッドハットを買収する方針を発表しました。
買収金額は340億ドルになり、てつづきは2019年後半に完了する予定となっています。
レッドハットはLinuxで圧倒的なシェアをもっています。
IBMは、レッドハットのシステムを活用している1,500社以上の顧客を一気に得たことになります。
買収金額が大きすぎるため、不安要素も多いですね。


私がIBMで興味があるのは“量子コンピューター”です。
量子コンピューターは、量子学の原理を応用して超高速で計算することができます。

現在普及しているコンピューターは、『0』と『1』の2つの数字で情報が処理しています。
一方で量子コンピューターは、“量子ビット”により情報を処理できます。
『0』と同時に『1』を共存させることができるため、今までのコンピューターとは比較にならない速度で演算処理します。
その演算処理能力を活かして、AIや機械学習などへの応用が期待されています。

現在、量子コンピューターの開発で先行しているのは、カナダの「D-Wave System」とIBMの2社です。
IBMは、2017年に量子コンピューターの活用を目指す企業「IBM Q Network」を設立しました。
このIBM Q Network」には、JPモルガンやダイムラー、サムソン、JSR、バークレイズ、日立金属、ホンダ、長瀬産業、慶應義塾大学、オークリッジ国立研究所、オックスフォード大学、メルボルン大学が参加しているプロジェクトになります。

IBMは、2020年~2021年頃に量子コンピューターを運用できるようにする計画とコメントしています。

直近の決算(2018/10/17 更新)

IBMは第3四半期の決算を発表しました。
・売上高 187億56百万ドル(前年同期比2.1%減)
・純利益 26億94百万ドル(前年同期比1.2%減)
・EPS 3.42ドル
…でした。
市場予想は 売上高191億ドル EPS 3.4ドルだったので、まちまちでした。
決算を受けて、株価は時間外で-4.84%下落して推移しています。
IBM 決算

直近の株価(2018/12/06 更新)

直近6カ月間のIBMの株価チャートです。
IBM 株価チャート
(直近6カ月間のIBMの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをS&P500と比較しました。
IBMの株価:-15.97%
S&P500指数:+0.65%
IBM 株価チャート
(青色:IBM株価赤色:S&P500)

事業

事業別の売上高はこちらです(2017年通期)。

コグニティブ・ビジネス事業(Cognitive Solutions)184億53百万ドル
グローバルビジネスサービス事業(Global Business Services)163億48百万ドル
テクノロジーサービス&クラウドプラットフォーム事業(Technology Services & Cloud Platforms)342億77百万ドル
システム事業(Systems)81億94百万ドル
国際金融事業(Global Financing)16億96百万ドル
その他(Other)1億71百万ドル

IBM(IBM) 決算

地域別売上高

地域別の売上高はこちらです(2017年通期)。

米国(Americas) 374億79百万ドル
欧州/中東/アフリカ(Europe/Middle East/Africa) 243億45百万ドル
アジア、太平洋(Asia Pacific) 169億70百万ドル

IBM(IBM)

決算

IBMの業績は右肩下がりで苦戦しています。
その状況で、きちんと利益をだしているところがすごいですね。

IBM(IBM) 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントはこちらです。

・AIのワトソンは様々な企業に導入されている
・IBMは、25年連続特許件数が世界で1番の企業
・量子コンピューターには期待
・レッドハットの買収が業績が好転するか

IBMは、2018年10月にソフトウェア企業のレッドハットを買収しました。
もともとIBMは、ハードウェアに強みをもっていた企業です。
レッドハットを買収買収したことで、利益率の高いソフトウェア分野に乗り出したことになります。

直近のIBMの業績は苦戦しています。
レッドハットの買収が起爆剤となって、業績が反転していくことに期待したいです。

関連資料

IBM:『公式HP』
IBM:『Annual Report』

注意事項

・当サイトに掲載されている事項は、投資に関する情報の提供を目的に作成したものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません
・当サイトは特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません
・最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします
・当サイトでは、債券についての情報を提供しています。


ブログランキングに参加しています。
他の米国株ブログが気になる人はこちらもチェックしてください。

過去の決算

2018年第2四半期の決算(2018/07/18 更新)

IBM(IBM)は、引け後に第2四半期の決算を発表しました。
売上高200億3百万ドル(前期比3.7%増)、純利益24億4百万ドル(前期比3.1%増)、EPS3.08ドルでした。
市場予想は、売上高198億80百万ドル EPS3.04ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
この決算を受けて、時間外で株価は+2.6%となっています。
IBM(IBM) 決算IBM(IBM)

2018年第1四半期の決算(2018/04/18 更新)

IBM(IBM) 株価
(直近3ヶ月間の株価チャート)

IBMは、引け後に第1四半期の決算を発表しました。
売上高190億72百万ドル、純利益16億79百万ドル、EPS2.45ドルでした。

減益の決算でしたが、利益は市場予想を上回りました。
しかし、クラウド事業の利益率が低下したため、期待はずれの内容でした。
第1四半期の決算を受けて、株価は時間外で-5%程度で推移しています。
IBM(IBM) 決算