米国株

ウォルトディズニー(DIS)の株価・見通し・決算情報

ウォルトディズニー(DIS)とは


ウォルト・ディズニー(DIS)は、ミッキーマウスやくまのプーさんなどのキャラクターで知られる世界を代表するエンターテイメント企業です。
米国三大放送局の1つである「ABC」やスポーツ専門放送局「ESPN」、スター・ウォーズ・シリーズで知られる「ルーカス・フィルム」、アイアンマンやスパイダーマンで知られる「マーベル」なども傘下にもっており、メディア系総合企業です。

企業名のウォルト・ディズニーは、創業者の名前がそのまま企業名になっています。
2005年よりロバート・アイガーがCEOをつとめています。

直近の決算(2018/11/09 更新)

ウォルト・ディズニーは引け後、第」4四半期の決算を発表しました。

・売上高 143億700万ドル(前年同期比12.0%増)
・純利益 23億2,200万ドル(前年同期比32.9%増)
・EPS 1.48ドル

市場予想は 売上高137億30百万ドル EPS 1.34ドルだったので、予想を上回る内容でした。
今回の決算を受けて、株価はアフターマーケットで+1.8%程度で推移しています。
ディズニー 決算
特にスタジオ部門の売上高が50%増と大きく伸びています。
映画「アントマン&ワスプ」の大ヒットが大きく業績に寄与したようですね。
ディズニーの事業は、スポーツチャンネルの「EPSN」以外は好調のようですね。
ディズニー 決算

直近の株価(2018/10/07 更新)

直近6カ月間のディズニー株の推移です。
株価チャート
(直近6カ月間のディズニーの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをS&P500と比較しました。
ディズニー株価:+15.1%、S&P500:+11.0%
株価の比較チャート
(直近6カ月間の株価チャート)
※青色:ディズニー株価、赤色:S&P500

事業

事業別の売上高をみると…
・メディア・ネットワーク部門(Media Networks) 235億10百万ドル
・パーク&リゾート部門(Parks and Resorts) 184億15百万ドル
・スタジオエンターテイメント部門(Studio Entertainment) 83億79百万ドル
・カスタマープログラム&インタラクティブメディア部門(Consumer Products & Interactive Media) 48億33百万ドル
となっています。
パークの入場料よりもメディア部門の方が、売上高が多いですね。

ウォルト・ディズニー(Walt Disney)

「メディア・ネットワーク部門(Media Networks)」

「メディア・ネットワーク部門(Media Networks)」は、4つの部門のうち最も売上高の大きい主力事業で、テレビ放送やケーブルテレビの運営などを行っています。
ディズニーは「ABC」、「EPSN」、「ディズニーチャンネル」といった有名なチャンネルを有しており、スポンサーが払う広告収入や市庁舎が支払う視聴料などが入ってきます。
日本だとディズニーランドのイメージが強いですが、米国のディズニーは、メディア事業の方が稼いでいる会社です。

ABC


ABCは、正式名称を「アメリカン・ブロードキャスティング・カンパニー(American Broadcasting Company)」といい、アメリカの3大ネットワーク(ABC・CBS・NBC)のうちの1つです。
ディズニー傘下の放送局で世界最大の収入額を誇る放送局です。

日本でも「LOST」、「デスパレートな妻たち」、「グレイズ・アナトミー」といった海外ドラマは有名ですね。
今まで扱ってこなかったジャンルのドラマをシリーズ化してヒットさせるのが上手で、過去には「奥さまは魔女」、「ゆかいなブレディ一家」といったコメディーや「ROOTS/ルーツ」、「ローン・レンジャー」といった時代を彩る様々なドラマを放送してきました。
「グッド・モーニング・アメリカ」は、1975年からABCで放送されている朝の情報番組で、現在でもニューヨーク・タイムズスクエア・スタジオから生放送で放送されています。

EPSN

EPSNは、ディズニー傘下の米国最大のスポーツ専門チャンネルです。
NFL(アメリカン・フットボール)、MLB(野球)、NBA(バスケットボール)、ゴルフ、サッカーなど、あらゆるスポーツ番組の放映権を持っている放送局です。
しかし、直近は視聴者数が減り広告収入も減少したため、大量のリストラをしなくてはいけないなど苦戦しています。

メジャーリーグの「MLB.com」やNBAの「NBA.com」と契約すれば、全試合をインターネットでみることができます。
そのため、わざわざEPSNで観るよりも自分の興味のあるスポーツを直接契約してネットで観る人が多くなっています。
ネットに視聴者が流れていく状況は、今後も続くと思います。

ディズニーチャンネル


ディズニー・チャンネルは、ウォルト・ディズニーが運営しているエンターテイメント専門チャンネルです。
ディズニーの映画やドラマやアニメを観ることができるのはもちろん、テーマパークやディズニーグッズなどの最新情報をチェックすることができます。
例えば「ディズニートラベラー」という番組では、海外のディズニーリゾートのアトラクションやショーを観ることができるので、ディズニー好きにはたまりません。
ディズニー・チャンネルは日本でも2003年から放送を開始しており、「ジェイコム」や「スカパー!」等から視聴することができます。

「パーク&リゾート部門(Parks and Resorts)」


パーク&リゾート部門はテーマパークの開発・運営をおこなっている事業で、世界中のディズニー・リゾートの入場料等が計上されています。
創業者のウォルトが存命中に完成したのは、カリフォルニアのディズニーランドだけなので、他のディズニーランドは後継者たちが建設したものになります。

東京以外はすべてウォルト・ディズニーが携わっている直営のディズニー・リゾートになります。
東京ディズニー・リゾートの他に、ディズニーランド・リゾート(カリフォルニア)、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(フロリダ)、ディズニーランド・パリ、香港ディズニーランド・リゾート、上海ディズニーランド・リゾートを展開しています。

東京ディズニー・リゾート


東京ディズニー・リゾートは、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーという2大テーマパークで構成されており、2016年度も年間3000万人を超える観光客が訪れています。
アメリカ以外で作られた初めてのディズニーリゾートで、1983年に東京ディズニーランドが開園しました。

当時のディズニーは、お金がなかったためフランチャイズ方式(パークの売上に応じてロイヤルティ料を受け取る形)で日本に進出しました。
オリエンタルランド社の有価証券報告書を確認すると、ディズニーとの契約のことがキチンと載っていました。
ウォルト・ディズニー(Walt Disney)

その後2001年に東京ディズニーシーが開園しています。
実は世界中にあるディズニー・リゾートで、ディズニーシーは東京にしかありません。
東京オリジナルということで、ディズニーシーは海外の観光客に人気があります。


現在オリエンタルランドは、3,000億円近くお金をかけてパーク面積を3割程度増やす計画を立てています。
2019年には東京ディズニーシーで「ソアリン」という大型アトラクションがオープン予定です。
「ソアリン」は、宙づりで楽しむシアター型アトラクションです。
2020年には東京ディズニーランドで「美女と野獣エリア」がオープン予定です。

ディズニーランド・リゾート(カリフォルニア)


ディズニー・リゾートは、東京・パリ・上海など世界中にありますが、カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドが1番最初にオープンさせたディズニーランドです。
カリフォルニア州のディズニーランドは、ディズニー創業者のウォルト氏が手掛けた唯一のディズニーパークです。
「ディズニーランド・パーク」と「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」の2つのパークがあります。

1955年に開園させましたが、毎年のように新しいアトラクションやイベントが開催されており、まったく色あせることはありませんね。
2019年には映画「スター・ウォーズ」をテーマにした大型エリアがオープン予定になっています。

「スタジオエンターテイメント部門(Studio Entertainment)」

「スタジオエンターテイメント部門(Studio Entertainment)」映画作品の制作・運営を行っている部門です。
ディズニーが傘下のスタジオは、「ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ」、「ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ」、「ピクサー・アニメーション・スタジオ」、「タッチストーン・ピクチャーズ」、「ルーカスフィルム」、「マーベル・スタジオ」、2017年12月に買収した「FOX」等があります。
アニメから実写まで最強のコンテンツがそろっており、まさに盤石の体制ですね。「ピクサー」、「ルーカス・フィルム」、「マーベル・スタジオ」、「FOX」は買収で、傘下になっています。

ルーカス・フィルム


2012年にディズニーはルーカス・フィルムを40億5千万ドルで買収しました。
ルーカス・フィルムは、スター・ウォーズシリーズやインディ・ジョーンズシリーズで知られています。
特に好調なのがスター・ウォーズで、2015年に公開された「スター・ウォーズ フォースの覚醒」は、興行収入が20億ドルを超すなど、「アバター」「タイタニック」に次ぐ歴代3位の興行収入でした。
スター・ウォーズ関連商品のロイヤリティ料も入ってくるので、ディズニーはかなりお買い得な買収案件だったことは間違いないですね。
2019年には「Star Wars : Galaxy’s Edge」というスター・ウォーズの大型エリアをカリフォルニアとフロリダのディズニー・パークでオープン予定です。

マーベル・スタジオ


2009年8月に、ディズニーはマーベルを40億ドルで買収しました。
マーベルは、スパイダーマンやキャプテン・アメリカなどのヒーローのキャラクターのライセンスや映画製作で事業展開している会社です。

マーベル作品には、「キャプテン・アメリカ」、「ドクターストレンジ」、「アイアンマン」、「マイティ・ソー」、「ハルク」、「アントマン」、「ブラックパンサー」、「スパイダーマン」、「パニッシャー」など本当に色々な作品があります。
特にヒーローたちが勢ぞろいする「アベンジャーズ」シリーズは、最新作がでるたびに大ヒットしています。
第1作の「アベンジャーズ」は興行収入額が15億ドル(歴代5位)、第2作の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は興行収入額が14億ドル(歴代7位)を記録しています。
ちなみに2018年4月公開アベンジャーズ第3作の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は、総勢60名を超えるヒーローたちが集結する作品です。

「カスタマープログラム&インタラクティブメディア部門(Consumer Products & Interactive Media)」

キャラクターのグッズ・本・ゲーム・DVDといった商品による収入がこちらに入ってきます。
ディズニーストアの売上などもこちらに入ってきます。
ライセンスの内訳などは資料がなかったので、どのキャラクターがどのくらい稼いでいるかはわかりませんでした。

ダッフィー


現在、ミッキーやくまのプーさんをしのぐ人気なのが、ダッフィーです。
ダッフィーは、2004年に東京ディズニー・シーで登場したクマのキャラクターです。
もともとはディズニーベアという名前でしたが、2005年にダッフィーと命名されました。

ダッフィーは他のディズニーキャラクターとは違い、もともとディズニーベアというクマのぬいぐるみなので、映画やアニメなどの原作はありませんでした。
そのため、ディズニーはダッフィーに「航海にでるミッキーにミニーがプレゼントしたテディベア」というダッフィー独自のストーリーを作りました。
キャラクター独自のストーリーを作ることで、キャラクターに付加価値をつけることはディズニーの18番です。
現在では、ダッフィー以外にもシェリーメイやジェラトーニ、ステラ・ルーなどの友達もおり、それぞれにストーリーがあり、ただのクマのぬいぐるみにせず魅力あるキャラクターに仕上げています。
ちなみに、ダッフィーのストーリーはこちらです。

地域別売上高

地域別売上高は…
・アメリカ・カナダ(United States and Canada) 418億81百万ドル
・ヨーロッパ(Europe) 65億41百万ドル
・アジア太平洋(Asia Pacific) 50億75百万ドル
・ラテンアメリカ・その他(Latin America and Other) 16億40百万ドル
となっています。

ウォルト・ディズニー(Walt Disney)

ビジネスモデル

ウォルト・ディズニーのビジネスモデルは、ミッキーやくまのプーさんなどの人気キャラクターを活かして、映画やグッズ、テーマパークなどを利用して稼ぐ形です。
ディズニーは、「ピクサー(74億ドルで買収)」、「ルーカス・フィルム(40億ドルで買収)」、「マーベル(40億ドルで買収)」、「FOX(661億ドル)」を買収しているので、人気キャラクターは豊富に有しています。

1つのキャラクターだけでも…
①映画やDVD(スタジオエンターテイメント部門)

②グッズ販売(部門)

③専用サイトやディズニーチャンネル等でのブランド価値向上(メディア・ネットワーク部門)

④テーマパークでの集客(パーク&リゾート部門)

全部門をあげて収益に結び付ける体制が整っています。

これからのディズニー


ディズニーが今後力を入れていく事業の1つが動画配信です。
動画配信サービスを展開している企業は、ネットフリックスやアマゾンやGoogleですが、フェイスブックやアップルも参入を予定しています。
今までディズニーはネットフリックスへコンテンツを提供していましたが、これからは停止して自社ブランドで動画配信事業をおこないます。
そうなると、ディズニーはこれから動画配信でネットフリックスやアマゾンと、真っ向勝負をすることになります。
2017年にネットフリックスは60億ドルをコンテンツ関連に支払っており、アマゾンは45億ドルをコンテンツ関連に支払っています。
質の高いオリジナル作品の制作には、多くの投資が必要になりますが、ディズニーはスター・ウォーズやピクサーなどの多くの人気コンテンツを抱えているので、他の会社よりも優位な立場にいると思います。
ディズニーは2019年公開予定の「トイ・ストーリー4」や「アナと雪の女王」の続編、実写版「ライオン・キング」などの新作コンテンツを配信していく予定です。

市場

コンテンツ市場を考えると、今後も成長が期待できそうですね。
下は、経済産業省のHPに載っていた海外コンテンツ産業の市場規模についてのグラフです。
コンテンツのニーズはこれからも強くなっていくことが予想されるので、どれだけ良質なコンテンツを有しているかが勝負の分かれ目ですね。
ウォルト・ディズニー(Walt Disney)

過去の出来事

ディズニーとコムキャストは買収合戦か(2018/06/15 更新)


FOXをめぐって、ディズニーとコムキャストが買収合戦をくり広げています。
コムキャストはFOXに総額650億ドルで買収を提案しています。
ディズニーは昨年の12月、FOXと524億ドルで買収することで合意していました。

FOXには、『X-MEN』や『アバター』、『エイリアン』、『猿の惑星』など日本でも人気のコンテンツが数多くあります。

今後、買収合戦がどうなるか分かりません。
しかし、ディズニーは買収金額の引き上げを迫られるかもしれませんね。

ウォルト・ディズニー(Walt Disney)
ディズニーとコムキャスト、生き残るのはどっちだ!メディア大手のコムキャストは、21世紀フォックスに対し、映画とテレビ事業を650億ドルでの買収を提案したと発表しました。今後はフォックスをめぐって、コムキャストとディズニーの買収合戦に突入することになりそうです。...

過去の決算

2018年第3四半期の決算(2018/08/08 更新)

ウォルト・ディズニー(Walt Disney) 株価
(直近5日間の株価チャート)
※引け後の決算なので、株価チャートには反映されていません。

ウォルト・ディズニーは、引け後に第3四半期の決算を発表しました。
売上高152億2,800万ドル(前年同期比7.0%増)、純利益29億1,600万ドル(前年同期比23.2%増)、EPS 1.87ドルでした。
市場予想は、売上高153億40百万ドル EPS 1.95ドルだったので、市場予想を下回る決算内容でした。
業績は増収増益でしたが市場予想に届かなかったため、株価は時間外で-0.5%程度の推移をしています。
ウォルト・ディズニー(Walt Disney) 決算

事業別の業績をみると、下記の通りメディアネットワーク事業以外は好調でした。
特にテーマパーク事業は営業利益が15%も伸びています。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」がヒットしたこともあり、スタジオ・エンターテイメント事業も好調です。
しかし、メディア・ネットワーク事業だけは減益でした。
ケーブルテレビ局の広告収入が減っており、うまくいっていないようですね。
ウォルト・ディズニー(Walt Disney) 決算

2018年第2四半期の決算(2018/05/09 更新)

ウォルト・ディズニーは第2四半期の決算を発表しました。
決算内容は、売上高145億4,800万ドル(前期比9.1%増)、純利益29億3,700万ドル(前期比23.0%増)、1株あたりの利益 1.84ドルでした。
市場予想は、売上高140億80百万ドル、EPS 1.69ドルだったので、市場予想を上回る決算内容でした。
映画やテーマパークは好調でしたが、有料メディアが不調なことが気になりますね。
ウォルト・ディズニー(Walt Disney) 決算ウォルト・ディズニー(Walt Disney) 決算

決算(通期)

ディズニーには4つの部門がありますが、いずれもキチンと利益をだしています。
今後、動画配信事業へ参入予定なので、利益率は下がっていく可能性がありますね。

ウォルト・ディズニー(Walt Disney) 決算

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