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コカ・コーラ(KO)の株価・見通し・決算情報

コカ・コーラ(KO)とは

コカ・コーラ 株価 見通し
コカ・コーラ(Coca Cola)は、ノンアルコール飲料を提供している世界最大の飲料メーカーです。
社名にもなっている”コーラ”が有名ですが、提供している飲料ブランドは500種類以上あります。
その中で、売上10億ドル以上の飲料ブランドを”21”も運営しています。
投資の世界では、ウォーレン・バフェット氏が長年保有している銘柄としても有名ですね。

上のツイートでは、コカ・コーラのボトルデザインの由来が説明されています。
独特のボトルデザインは、カカオの実から着想を得た美しい曲線が表現されているようです。


コカ・コーラは、世界中で事業を展開しています。
ただ単に商品を販売するだけでなく、地域によって戦略を大きく変えています。
例えば、中南米では『AdeS』などの豆乳飲料、欧州では『innocent smoothies』などのスムージー飲料に力を入れています。
コーラ以外は”地域の特性に応じた商品”を展開しているようですね。


コカ・コーラは、日本では缶チューハイを提供しています。
実は、コカ・コーラがお酒を提供しているのは、世界でも日本だけです。
2018年5月、コカ・コーラは『檸檬堂』のブランドでレモンサワーを提供しています。
九州限定の商品なので、九州在住の人以外は知らないのかもしれませんね。
もし『檸檬堂』の販売が軌道にのれば、全国展開するかもしれません。
私は、コカ・コーラが「日本限定で缶チューハイを販売する」と聞いたとき、てっきりコークハイだと勘違いしていました。
ちょっと拍子抜けしましたが、全国展開したら『檸檬堂』をぜひ飲んでみたいです。
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コカ・コーラは、米国では”ローシュガー(低糖質)”や”ノーシュガー(糖質ゼロ)”商品に力を入れています。
2018年1月、コカ・コーラは『ダイエット・コーク』のブランドを刷新しました。
もともとのダイエット・コークに新しいフレーバーを追加して、缶もスリムなデザインに変更しています。
明らかにインスタ映えを狙ったデザインですね。
ちなみに、トランプ大統領は「ダイエット・コーク」を1日に12本飲んでいるそうです。
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コカ・コーラの最大のライバルは、ペプシ・コーラです。
長年にわたって、『コーラ戦争』とよばれる激しい販売競争を繰り広げたことは有名ですね。

1975年にペプシコーラは、コカ・コーラとペプシ・コーラの名前を伏せて、一般人に“どっちがおいしいか”答えてもらうという『ペプシチャレンジ』というキャンペーンをおこないました。
この実験では、参加者の多くがペプシコーラを選びました。
ペプシコーラの方が甘いため、ひと口だけ飲んだときは“ペプシの方が美味しい”と感じる人が多かったようですね。
このペプシチャレンジのおかげで、ペプシは販売を大きく伸ばしました。

コカコーラ(Coca Cola) 
実は長いコカ・コーラの歴史で、「コーラ」の味が大きく変わったことがあります。
1985年、コカ・コーラ社は「コーラ」に代えて「ニュー・コーク」という新しい製品を投入しました。
この「ニュー・コーク」は今までのコーラよりも甘い味で、ペプシ寄りでした。

コカ・コーラは、新旧を併売せずに全部新しい味に一気に入れ替えました。
そのため、消費者から「昔の味に戻せ」という苦情の電話や抗議活動がコカ・コーラ社に対して殺到しました。
その結果、コカ・コーラはわずか3カ月で元のコーラの味に戻しました。
大学でマーケティングの講義をとると、まず「20世紀最大のマーケティング戦略の失敗」として教えられる題材です。

私は、『ニュー・コーク』が失敗だとは思っていません。
むしろこの騒動のおかげで、コカ・コーラと消費者の結びつきの強さが注目されることになりました。
この騒動後、コカ・コーラ社のコーラを飲む人も順調に増え、ペプシがコカ・コーラのシェアを上回ったことはありません。


コカ・コーラの歴史はかなり古く、19世紀末までさかのぼります。
ジョン・ペンバートン氏は、南北戦争で負傷した後モルヒネ中毒にかかりました。
そのため、治療にコカインを使った薬用酒の開発を思いつきます。

ペンバートン氏は、ワインにコカインとコラの原料を調合して頭痛や精力増強に効く薬用酒を販売します。
そのワインの代わりに炭酸水を入れて、「コカ・コーラ」と名付けて販売しました。

その後、様々な人の手に会社がわたりますが、アーネスト・ウッドラフ氏が会社を買収し、設立された会社が現在のコカ・コーラ社です。
アーネスト氏の息子のロバート・ウッドラフ氏のもとで、現在のコカ・コーラ社に続く成長ストーリーが始まります。


コカ・コーラは、事業の大幅な合理化をすすめています。
事業は、新商品の企画や原液の供給をおこなっている本社業務と、製品の製造を行うボトラー業務があります。
儲かるのは企画や原液の供給をおこなっている本社業務の方です。
コカ・コーラはボトラー業務をスピンオフさせています。
そして、本社業務に経営資源を集中させています。
これからのコカ・コーラは企画と原料販売に事業を集中させ、収益性を高めていくようです。


コカ・コーラは、ボトリング業務をスピンオフさせて、企画や商品開発に力を入れています。
※ボトリング業務とは、原液を容器に入れ製品にする業務のことです。
上の動画は、「アークティック・コーク(Arctic Coke)」と名付けられた自販機です。
ドリンクをわずか数秒(2~3秒)で半分凍った状態にすることができます。
普通に飲むだけでなく、半分凍った食感を楽しみながらドリンクを飲むこともできますね。

直近の決算(2018/10/31 更新)

昨晩の寄付き前、コカコーラは第3四半期の決算を発表しました。
・売上高 82億4,500万ドル(前年同期比9.2%減)
・純利益 18億8,000万ドル(前年同期比29.9%増)
・EPS 0.58ドル

市場予想は、売上高 81億70百万ドル EPS 0.55ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は+2.52%で引けています。
コカ・コーラ 決算
コカコーラは、ボトリング業務をスピンオフしています。
儲からない事業を切り離しつつ、値上げもおこない、利益に寄与しています。
アルミの関税でコストが上昇しましたが、うまく吸収しました。
コカコーラ 決算

直近の株価(2018/10/07 更新)

直近6カ月間のコカ・コーラの株価チャートです。
コカ・コーラ 株価チャート
(直近6カ月間のコカコーラの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをS&P500と比較しました。
コカコーラ株価:+11.7%
S&P500:-3.0%
コカ・コーラ 株価 比較チャート
(直近6カ月間の株価チャート)
青色:コカコーラ株価赤色:S&P500

事業別の売上高


事業別売上高をみると、地域ベースと事業ベースで6つに分けられています。
事業別の売上高はこちらです(2017年通期)。

欧州・中東・アフリカ 73億32百万ドル
ラテンアメリカ 39億56百万ドル
北アメリカ 86億51百万ドル
アジア・太平洋 47億67百万ドル
ボトリング・インベストメンツ 105億24百万ドル
コーポレート 1億38百万ドル

コカコーラ(Coca Cola) 決算

地域別の売上高

地域別の売上高はこちらです(2017年通期)。

米国 147億27百万ドル
米国以外 206億83百万ドル

他の先進国から新興国にもブランドが浸透していることが、コカ・コーラの最大の強みですね。

コカコーラ(Coca Cola) 決算

決算

決算をみると、右肩下がりであまり良くないように思えます。
しかし、コカ・コーラ社はボトラー業務(製品の製造を行う業務)を本体から切り離す手続きをしています。
そのため、売上高が大きく落ち込んでいます。
業績が悪いわけではないので、気にする必要はないと思います。
むしろ利益率の低いボトラー業務をしないで、製品企画や原液の供給のみに経営資源を集中させることができるなら、高い収益の企業に生まれ変わると思います。

コカコーラ(Coca Cola) 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

・コカコーラは、ノンアルコール飲料を提供する世界最大の飲料メーカー
・売上10億ドル以上の飲料ブランドを”21”も運営している
・単に商品を販売するだけでなく、地域によって戦略を大きく変えています

コカ・コーラ(Coca Cola)は、ノンアルコール飲料を提供している世界最大の飲料メーカーです。
世界中で事業を展開していますが、地域や国によって細やかに販売戦略を変えています。
コカ・コーラは利益率の低いボトリング業務を止めて、利益率の高い原液の供給や企画などに事業を集中させています。
グループの再編がすすめば、利益率の高い企業に生まれ変わるかもしれませんね。

関連資料

コカ・コーラ:『公式HP』
コカ・コーラ:『Annual Report』

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過去の決算

2018年第2四半期の決算(2018/07/26 更新)

昨晩の寄り前、コカコーラが第2四半期の決算を発表しました。

・売上高89億27百万ドル(前年同期比8.0%減)
・純利益23億16百万ドル(前年同期比68.9%増)
・EPS 0.61ドル
市場予想は、売上高85億40百万ドル EPS 0.6ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。

売上高が減少しているのは、ボトリング事業のスピンオフをすすめた影響です。
主力の炭酸飲料は伸びているので、問題ないです。
決算説明時、ジェームズCEOは炭酸飲料の卸売価格を引き上げたことを発表しました。
値上げ幅については説明がありませんでしたが、缶に使うアルミの価格が上昇したことに対応したそうです。
第2四半期の決算を受けて、株価は+1.83%で引けています。
コカコーラ(Coca Cola) 決算

2018年第1四半期の決算(2018/04/25 更新)

昨晩の寄り付き前、コカ・コーラは第1四半期の決算を発表しました。

・売上高76億2,600万ドル(前期比16.4%減)
・純利益13億6,800万ドル(前期比15.7%増)
・EPS 0.47ドル(予想0.46ドル)
コカコーラ(Coca Cola) 決算

ボトリング業務をスピンオフしているので、売上高が-16.4%減となっています。
既存事業の売上高は+5%なので、問題ないですね。
コカ・コーラは『ダイエット・コーク』を刷新しています。
新ダイエット・コークの販売は順調に伸びています。