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インテル(INTC)の株価・見通し・決算情報

インテル(Intel)とは

インテル 株価 見通し
インテル(Intel)
は、パソコンのCPUなどで圧倒的なシェアをもっている半導体メーカーです。
ロバート・ノイス氏や『ムーアの法則』で知られるゴードン・ムーア氏らで設立された企業です。
インテルは、設計から製造、販売まで一貫して自社でおこなっています。
水平分業する企業が多い中で、自社でまかなっているインテルは異色ですね。

マイクロソフトの“Windows”とインテル製のCPUが搭載されたパソコンは、『ウィンテル』として30年以上にわたって世界中のパソコン市場を席捲しました。
ただ、パソコンの次の主戦場となったスマホでは、クアルコム(米国)やアーム(英国)に敗れ、業績は頭打ち状態となっています。


これまでインテルの業績を引っ張ってきたのは、パソコン向け半導体です。
インテルは、今後の成長事業をIoTやデータセンター、フラッシュメモリーと定義しています。
今後は、PC以外の事業に注力していくようですね。
直近でも、大きなM&Aを積極的に展開しています。

・2015年6月
アルテラを167億ドルで買収
・2017年3月
…モービルアイを153億ドルで買収


インテルは、“脱”パソコン関連ビジネスを掲げています。
2017年3月、インテルはイスラエルのモービルアイを153億ドルで買収しました。
モービルアイは、「EyeQ」というADS(先進運転支援システム)用の車載画像認識チップが主力製品になります。
「EyeQ」は日産の“プロパイロット”にも採用されるなど、高い技術力が評価されています。

2018年4月、ブルームバーグは“アップルがMacに搭載する半導体について、自社製の半導体に切り替えることを計画している”と報じました。
アップルは、今まで製品の心臓部にあたるチップの設計や製造をインテルなどの企業に外注してきました。
しかし、今後は差別化するために、世界的なメーカーは半導体などの心臓部品の内製化をすすめていくようです。
インテルのような企業には、長期的に逆風にさらされていくかもしれませんね。
ブルームバーグによると、自社製への切り替えは早ければ2020年に開始するそうです。

直近の決算

2019年7月25日(木)の引け後、インテルが2019年第2四半期の決算を発表しました。

売上高
…165億5百万ドル(前年同期比2.7%減)
純利益
…41億79百万ドル(前年同期比16.5%減)
EPS
…1.06ドル

市場予想は、売上高157億ドル EPS 0.89ドルだったので、予想を上回る内容でした。
インテルがスマホ用モデム事業の大半をアップルに売却することで合意したと発表したことも好感されています。
決算を受けて、株価は時間外で+5.4%程度で推移しています。
インテル 米国株 決算

直近の株価

直近1年間の株価チャートをS&P500と比較しました(2019年7月26日終値)。
インテルの株価:+8.2%
S&P500指数:+7.2%
インテル 米国株 株価チャート
(青色:インテルの株価赤色:S&P500)

事業


事業別の売上高はこちらです(2018年通期)。

クライアントコンピューティング(Client Computing Group)
…370億4百万ドル
データセンター(Data Center Group)
…229億91百万ドル
IoT(Internet of Things)
…34億55百万ドル
不揮発性メモリソリューションズ(Non-Volative Memory Solutions Group)
…43億7百万ドル
プログラマブル・ソリューションズ(Programmable Solutions Group)
…21億23百万ドル
その他(All other)
…9億68百万ドル

 

インテル 米国株 決算

 

クライアントコンピュータ

クライアントコンピュータ(Client Computing Group)事業では、パソコンやさまざまな端末のマイクロプロセッサやあらゆる機器などを展開しています。
インテルのコア事業です。
パソコン向け半導体の売上などが計上されています。

データセンター

データセンター(Data Center)事業は、インテルが今後力を入れていくと発表している事業の1つです。
データセンターとは、企業やクラウドを提供している企業などが建設するサーバーを格納する建物のことです。
スマホやクラウドの普及に伴ってデータセンターの需要は拡大していますね。

IoT

いわゆる『Internet of Things』で、インテルが今後力を入れていくことを公言している事業です。
自動運転やスマートシティーの売上が計上されています。

不揮発性メモリソリューションズグループ

不揮発性メモリ(Non-Volatile Memory)とは、電機が流れていなくても記憶しておけるメモリの総称のことをいいます。
NANDフラッシュメモリの売上が計上されています。

プログラマブル・ソリューションズ

プログラマブル・ソリューションズ(Programmable Solutions Group)事業では、通信やデータセンター、軍事、自動車などの幅広い市場向けのプログラマブル半導体を提供しています。
プログラマブルとは、プログラムによって動作を制御できるハードウェアのことをいいます。

製品別の売上高

製品別の売上高はこちらです(2018年通期)。

デスクトップ(Desktop platform)
…122億20百万ドル
ノートブック(Notebook platform)
…209億30百万ドル
DCG(DCG platform)
…211億55百万ドル
その他(Other platform)
…31億49百万ドル
隣接収入(Adjacent revenue)
…133億94百万ドル

インテル 米国株 決算

地域別の売上高

地域別売上高はこちらです(2018年通期)。

中国:香港含む(China:including Hong Kong)
…188億24百万ドル
シンガポール(Singapore)
…154億9百万ドル
米国(United States)
…143億3百万ドル
台湾(Taiwan)
…106億46百万ドル
その他(Other countries)
…116億66百万ドル

インテル 米国株 決算

決算

インテル 米国株 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

・インテルは、PC向け半導体で圧倒的なシェアをもつ
・スマホ向けの半導体では、惨敗
・PC以外の事業に積極的に買収を仕掛けている
・アップルなどは、半導体を内製化しようとしている

インテル(Intel)は、パソコンのCPUなどで圧倒的なシェアをもっている半導体メーカーです。
マイクロソフトと組んだ”ウィンテル連合”で、世界中の半導体市場を席捲することに成功しました。
スマホ市場では上手く適応できませんでしたが、”スマホの次”の市場は取りに行きたいところですね。

関連資料

インテル:『公式HP』
インテル:『Annual Report』

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過去の決算

2018年第1四半期の決算

2019年1月24日(木)の引け後、インテルが2018年第4四半期の決算を発表しました。

売上高
…186億57百万ドル(前年同期比9.4%増)
純利益
…51億95百万ドル(前年同期は6億87百万ドルの赤字)
EPS
…1.28ドル

市場予想は 売上高190億10百万ドル EPS 1.22ドルだったので、まちまちの内容でした。
売上高が市場予想を下回ったことと、発表された業績見通しが予想を下回ったため、株価は時間外で-7.0%と大きく下落しています。
まだ新しいCEOが就任しておらず、空席の状態が約7ヶ月続いています。
インテル 決算

2018年の第3四半期の決算(2018/10/26更新)

インテルは引け後、第3四半期の決算を発表しました。
・売上高191億6,300万ドル(前年同期比18.7%増)
・純利益63億9,800万ドル(前年同期比41.7%増)
・EPS 1.40ドル

市場予想は、売上高 181億10百万ドル EPS 1.15ドルだったので、予想を上回る内容でした。
好調な決算を受けて、株価はアフターマーケットで+4.4%程度で推移しています。
インテル 決算
利益率の高いデーターセンターが好調だったのは、かなりの好材料です。
インテルは通期の業績予想も引き上げています。
売上高予想を695億ドル⇒712億ドル
EPS予想を4.10ドル⇒4.52ドル
インテル 決算

2018年第2四半期の決算(2018/07/27更新)

インテルが引け後、第2四半期の決算を発表しました。
・売上高169億62百万ドル(前年同期比14.9%増)
・純利益50億6百万ドル(前年同期比78.3%増)
・EPS 1.04ドル

市場予想は、売上高167億60百万ドル EPS 0.96ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
しかし、データセンター向け事業の売上高が市場予想を下回ったため、時間外で株価は-6%程度で推移しています。
インテルは、最も重要なデータセンター向け事業でつまづいたことになります。
インテル(Intel) 決算

2018年第1四半期の決算(2018/04/27 更新)

インテルが第1四半期の決算を発表しました。
・売上高160億6,600万ドル(前期比8.6%増)
・純利益44億5,400万ドル(前期比50.3%増)
・EPS 0.87ドル

市場予想では売上高150億5,000万ドル、EPS 0.72ドルとなっており、売上もEPSも市場予想を上回りました。
この決算を受けて、アフターマーケットで+4.6%程度で推移しています。
インテル(Intel) 決算

次回の第2四半期の決算と2018年通期の決算の予想を引き上げるなど、会社側は強気の数字を出しています。
インテル(Intel) 決算