米国株

アルファベット(グーグル)の株価・見通し・決算情報

アルファベット(Alphabet)とは


アルファベット(Alphabet)は、グーグルの親会社です。
グーグル(Google)は、世界最大の検索エンジン”Google”を運営している企業です。
検索エンジンで有名な企業ですが、検索以外にも様々な事業を手がけています。

グーグルのビリオンサービス


グーグル(Google)の強みは、利用者が10億人を超えるサービスを7つも運営していることです。
ちなみに、サービスはすべて無料で利用することができます。
とにかく利用者を増やして、デジタル広告で稼いでいく戦略”のようです。

グーグルのもつビリオンサービス(利用者10億人超)はこちらです。

Google
Googleは、世界最大の検索エンジンサービスです。
検索エンジンの世界シェアは90%超えており、ダントツのシェアを誇ります。
※日本のYahoo!は、グーグルの検索エンジンを採用しています。

アンドロイド(android)
Androidは、世界最大のシェアをもつスマホ用OSです。
※スマートフォンを動かすための基本ソフト

YouTube
YouTubeは、世界最大の動画共有サービスです。
2006年、グーグルは16億5,000万ドルでYouTubeを買収しました。
買収金額が高すぎると言われましたが、結果的には大成功でした。

Gmail
Gmail(ジーメール)は、グーグルが提供する世界最大のメールサービスです。
無料で多くの機能があるので、ユーザーを一気に増やしました。

Google Play
グーグルが提供するコンテンツ配信サービスです。
Android端末向けに、動画や書籍、音楽などを配信しています。

Chrome(クローム)
Chromeは、グーグルが提供しているWebブラウザです。
現在ではInternet Explorer(IE)を抑えて、世界でトップとなっています。

Googleマップ
グーグルが提供している地図サービスです。

アルファベット(グーグル)の業績(決算)

アルファベット(グーグル)の業績はこちらです(2018年12月期)。
過去の業績をみると、順調に売上高は増加しています。
アルファベット 米国株 業績 決算

アルファベットの業績をみると、99.6%はグーグルが占めています。
グーグル以外の事業は、まだ業績に寄与するような感じではなさそうです。
アルファベット Google 事業
アルファベット Google 米国株 事業別売上高

アルファベットの売上高の85%を広告が占めています。
最近Google Home(スマートスピーカー)やPixel(ピクセル)などのハード製品の知名度が上がっていますが、依然として主力は広告ですね。
アルファベット グーグル 事業別売上高
グーグル アルファベット 広告

グーグルレンズ


グーグルは、“検索の次のサービス”にもキチンと布石を打っています。
2018年6月、グーグルは『グーグルレンズ(Google Lens)』というアプリをリリースしました。
グーグルレンズは、スマホのカメラで“ビジュアル検索”できるアプリです。
カンタンに説明すると、スマホのカメラを向けたモノをカンタンに調べることができます。

グーグルレンズは、犬にカメラを向けると“どういう犬種”なのか教えてくれます。
風景や建物もカメラを向けるだけで、詳細な情報が分かります。
上の動画のように、街で美味しそうな店を見つけたら、スマホのレンズを向けるだけで店の詳細を知ることができます。

グーグル包囲網


最近、ヨーロッパを中心に“グーグルなどの企業のせいで、健全な競争がおこなわれていない”という報道が増えてきました。
あまりにも長い1人勝ち状態に、様々なところから反感を買っているようです。
2018年7月、欧州委員会は“グーグルがEU競争法に違反した”として、43億40百万ユーロの支払いを命じました。
EU競争法は、日本の独占禁止法のようなイメージです。
グーグルVS欧州委員会の戦いは、これからも色々な場で見ると思います。

グーグル以外の事業


アルファベットの事業は、グーグル以外はすべて赤字です。
検索エンジン”Google”で稼いだお金をもとに、下記のような将来性のある事業に投資をしています。

ウェイモ(Waymo)
…自動運転を開発している企業
カリコ(Calico)
…長寿関連の遺伝子研究をおこなっており、老化と病気の解決に取り組んでいる企業
ベリリー(Verily)
…スマートコンタクトレンズの開発をすすめている企業。ジョンソン・エンド・ジョンソンと手術支援ロボット企業を設立したことで有名。
ファイバー(Fiber)
…高速インターネットの接続事業を展開している企業
ネスト(Nest)
…スマートホーム事業を展開している企業

ウェイモ(Waymo)


アルファベット傘下の企業で、最も注目されているのが自動運転企業の“ウェイモ”です。
グーグルは2009年から自動運転の開発をしており、現在では分社化してウェイモが開発をすすめています。
ウェイモは自動運転と配車サービスを組み合わせる事業を考えているようです。
上の動画をみても、実際に乗車している人はかなり戸惑っている感じですね。

グーグルA株・B株・C株


アルファベットは、A株とB株、C株の3種類があります。
それぞれの株は、下記のように議決権のルールがちがいます。

アルファベットA株(GOOGL)
…アルファベットA株は、議決権のある通常の株式。
アルファベットB株(上場していない)
…アルファベットB株は、議決権が通常の10倍ある株式。主に創業者が保有している。
アルファベットC株
…アルファベットC株は、議決権のない株式

アルファベットが様々な種類の株を発行している理由は、“創業者がいつまでも会社を支配することができるようにするため”です。
グーグルの創業者(ラリー・ペイジセルゲイ・ブリン)は、B株を保有することでアルファベットの7割近くの議決権を保有しているといわれています。
アルファベットはM&Aする際、C株を使えば議決権を渡さずに会社を買収できます。
A株・B株・C株を駆使することで、創業者の2人は絶大な権力を保ち続けています。

Yahoo!はなぜ負けたのか


2017年6月、米Yahoo!はベライゾンに買収されました。
ネットのフロントランナーだったYahoo!が、創業から23年で表舞台から消えたことになります。

グーグル(Google)の登場前、検索エンジンといえばYahoo!でした。
1995年に創業されたYahoo!は、様々な情報を並べたポータルサイトとして大人気でした。
そのYahoo!がグーグルに負けたのは、キチンとした理由があります。

1990年代、ネット検索には”ディレクトリ検索”と”ロボット型検索”の2種類がありました。

ディレクトリ検索とは、1つ1つカテゴリを探して、ほしい情報までたどり着くという方法です。
いちいちカテゴリを指定しなければならないので、非常に面倒です。

例えば、広島でお好み焼きを食べようと思い、ディレクトリ検索をする場合を考えましょう。
まずは”地域情報”というカテゴリを押します。
次に”広島”というカテゴリを押して、”グルメ”、”お好み焼き”という風に情報を深堀りしていきます。
そのため、”地域情報”⇒”広島”⇒”グルメ”⇒”お好み焼き”の順番でクリックしていく必要があります。
時間はかかりますが、ほしい情報にたどり着いたので、Yahoo!は利用者が数億人になるなど、ポータルサイトとして絶対的な地位にいました。
その当時のYahoo!のポータル画面はこんな感じです(懐かしい…)。
Yahoo! 過去のポータル画面

しかし、グーグルの登場で事態は一変します。
グーグルの新しい”ロボット型検索エンジン”は、かなり高い確率で探している情報を上位表示してくれました。
「広島 お好み焼き」で文字検索すると、キチンと探している情報が上位表示されました。
使い物にならないとあきらめていたロボット型検索で、高い精度をもつ検索エンジンを提供したことで、グーグルは現在の地位を築きました。

直近の決算

2019年10月28日(月)の引け後、アルファベットが2019年第3四半期の決算を発表しました。

売上高
…404億99百万ドル(前年同期比20.0%増)
純利益
…70億68百万ドル(前年同期比23.1%減)
EPS
…10.12ドル

市場予想では、売上高403億ドル EPS 12.46ドルだったので、まちまちでした。
クラウド事業への大型投資のため、減益決算となりました。
決算を受けて、株価は時間外で-1.4%程度で推移しています。
アルファベット 米国株 決算

直近の株価

直近1年間の株価チャートをS&P500と比較しました(2020年1月20日終値)。
アルファベット株価:+38.3%
S&P500指数:+26.5%
●10590
(アルファベット株価:青色S&P500指数:赤色)

事業別の売上高①

事業別の売上高はこちらです(2018年12月期)。

グーグル(Google)
…1,362億24百万ドル
その他事業(Other Bets)
…5億95百万ドル

事業別の売上高②

事業別の売上高はこちらです(2018年12月期)。

Google properties revenues
…963億36百万ドル
Google Network Members’ properties revenues
…199億82百万ドル
Google other revenues
…199億6百万ドル
Other Bets revenues
…5億95百万ドル

地域別の売上高

地域別の売上高はこちらです(2018年12月期)。

米国(United States)
…632億69百万ドル
ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)
…445億67百万ドル
アジア太平洋(APAC)
…213億74百万ドル
その他アメリカ地域(Other Americas)
…76億9百万ドル

決算(業績)

直近のアルファベット(グーグル)の決算はこちらです(2018年12月期)。

売上高
…1368億19百万ドル
営業利益
…263億21百万ドル
税引前利益
…349億13百万ドル
当期利益
…307億36百万ドル

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

アルファベットは、利用者10億人以上のサービスを7つもっている
グーグル以外の事業は、全然稼げていない
グーグルレンズは、検索の未来の形か
傘下のウェイモは、自動運転を代表する企業に成長

アルファベットは、グーグルの親会社です。
グーグルの強みは、利用者が10億人を超えるビリオンサービスを7つも提供していることです。
傘下のウェイモが、自動運転業界でトップに立つ可能性のある企業なので要チェックですね。

過去の決算

2019年第2四半期の決算

2019年7月25日(木)の引け後、アルファベットが2019年第2四半期の決算を発表しました。

売上高
…389億44百万ドル(前年同期比19.3%増)
純利益
…99億47百万ドル(前年同期比3.1倍)
EPS
…14.21ドル

市場予想は、売上高381億50百万ドル EPS 11.3ドルだったので、予想を上回る内容でした。
YouTubeやクラウド事業が好調でした。
決算を受けて、株価は時間外で+8.5%程度で推移しています。
アルファベット 米国株 決算

2019年第1四半期の決算

2019年4月29日(月)の引け後、アルファベットが2019年第1四半期の決算を発表しました。

売上高
…363億39百万ドル(前年同期比16.7%増)
純利益
…66億57百万ドル(前年同期比29.2%減)
EPS
…11.9ドル

減益決算となったのは、欧州委員会が競争違反法で17億ドルの制裁金を科されたことが重荷となったせいです。
クリック数は39%増ですが、1クリック単価は19%減となっています。
決算を受けて、翌日の株価は-7.5%と大きく下落しました。
アルファベット 米国株 決算

2018年第4四半期の決算

2019年2月4日(火)の引け後、アルファベットは2018年第4四半期の決算を発表しました。

売上高
…392億76百万ドル(前年同期比21.5%増)
純利益
…89億48百万ドル(前年同期は30億20百万ドルの赤字)
EPS
…12.77ドル

市場予想は、売上高389億80百万ドル EPS 10.86ドルだったので、予想を上回る内容でした。
広告事業が伸びたので、好決算となりました。
グーグルが広告の提携先に支払うトラフィック獲得コスト(TAC)は23%増でした。
EPSは市場予想を上回ったものの、営業利益が市場予想を下回ったことが嫌気され、株価は時間外で-3.3%程度で推移しています。
アルファベット 決算

2018年第3四半期の決算

アルファベットは引け後、第3四半期の決算を発表しました。

売上高
…337億4,000万ドル(前年同期比21.5%増)
純利益
…91億9,200万ドル(前年同期比36.5%増)
EPS
…13.06ドル

市場予想は、売上高 340億40百万ドル EPS 10.42ドルだったので、まちまちでした。
決算を受けて、株価はアフターマーケットは-3.9%程度で推移しています。
アルファベット 決算

備考

関連資料

アルファベット:『公式HP』
アルファベット:『Annual Report』

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