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アルファベット(GOOGL)の株価・見通し・決算情報

アルファベット(GOOGL)とは


アルファベット(Alphabet)は、傘下にグーグルを持ち、世界最大の検索エンジンをもつ会社です。
検索エンジンで有名なグーグルですが、グーグルマップやGmail、YouTube、自動運転、クラウドなども展開しています。
グーグル(Google) Alphabet
子会社には、検索エンジンやAndroidの「Google」、長寿関連遺伝子などを研究しているといわれている生命科学の「カリコ(Calico)」、手術支援ロボットの開発をしている「ベリリー(Verily)」、自動運転を開発している「ウェイモ(Waymo)」、高速インターネット接続を展開している「グーグルファイバー(Google Fiber)」があります。

グーグルはARやVRにも積極的に投資しており、『検索』以外の事業展開に期待がもてます。

2018年第2四半期の決算(2018/07/24 更新)

グーグル(Google) Alphabet 株価
(直近3カ月間のアルファベット株価チャート)
※引け後の決算なので、決算内容はチャートに織り込まれていません。

アルファベットは、引け後に第2四半期の決算を発表しました。
売上高326億57百万ドル(前年同期比25.6%増)、純利益31億95百万ドル(前年同期比9.3%減)、EPS 11.75ドルでした。
市場予想は、売上高321億70百万ドル EPS 9.59ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
グーグル(Google) Alphabet 決算

減益決算だったのは、欧州委員会に科された50億70百万ドルの制裁金を計上したからです。
この制裁金がなければ、3割近く増益だったことになります。

グーグル部門がほとんど稼ぎ出している現状は変わりないですね。
グーグル(Google) Alphabet 決算

ペイドクリック(Paid clicks)は、前年比58%増、前期比15%増です。
広告単価(Cost-per-click)は、前年比22%減、前期比10%減です。
広告単価が下がってますね。
グーグル(Google) Alphabet 決算

今回の決算を受けて、アルファベットの株価は時間外で+3.6%程度で推移しています。

直近の株価(2018/10/07 更新)

直近6カ月間のアルファベット株の推移です。
アルファベット 株価チャート
(直近6カ月間のアルファベットの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをS&P500と比較しました。
アルファベット株価:+14.48%、S&P500:+11.04%となっています。
株価の比較チャート
(直近6カ月間の株価チャート)
※青色:アルファベット株価、赤色:S&P500

事業

事業は、決算書を確認すると「Google」、「Other Bets」で構成されています。
円グラフにする必要なかったですね。基本にグーグルの広告収入で稼いでいるので、グーグル事業以外は全然売上がない状況です。
2018年には自動運転の商用化がすすむ予定なので、グーグル以外の売上もでてくるかもしれません。

グーグル(Google) Alphabet 決算

圧倒的なグーグルの強さ


グーグルの業績は毎年順調に伸びていますし、正直グーグルの独壇場は続くと思います。
下の図は検索エンジンのシェア(直近12ヶ月)です。
『Google』91.24%、『bing』3.07%、『Yahoo!』2.13%、『Baidu』1.5%となっています。
グーグルが圧倒的ですね。
グーグル(Google) Alphabet 
「statcounter」より引用

スマホ決済はグーグル・ペイの天下か

グーグル(アルファベット)は、世界中で『グーグルペイ』というモバイル決済サービスを展開しています。
今後のモバイル決済は「グーグルペイ」と「アップルペイ」の2強体制になると考えています。
あと5年くらいすれば、クレジットカードを利用する人はいなくなる可能性もありそうです。

グーグル(Google) Alphabet
グーグルペイの何がすごいのか?グーグル(アルファベット)は、世界中で『グーグルペイ』というモバイル決済サービスを展開しています。あと5年くらいすれば、クレジットカードを利用する人は全然いなくなる可能性もありそうです。...

グーグル包囲網

現在、検索市場でグーグルのライバルは存在しません。
あまりにも長い一人勝ち状態に、様々なところから反感を買っていますね。

2018年6月、英フィナンシャル・タイムズは、EUがグーグル(親会社:アルファベット)に対して最大110億ドル(1兆2,000億円)の制裁金を科す準備をしていると報じました。
報道によると、制裁金の内容は、グーグルのOS「アンドロイド」を自社のアプリを抱き合わせて販売して公正な競争を妨げたことです。
世界中からグーグル包囲網は、せまってきています。

最近、グーグルやアップル、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフトの力が強すぎるので、健全な競争がおこなわれていないという報道が増えてきました。
ヨーロッパでは規制をかける動きも出てきているので、要注意です。

Yahoo!はなぜ負けたのか

2017年6月、米ヤフーはベライゾンに買収され、創業から23年で、表舞台から姿を消すことになりました。
今後、米ヤフーは社名を「アルタバ」にかえて、投資会社として存続することになります。
1995年に発足したヤフーは、様々な情報を並べたポータルサイトとして大人気でしたね。

検索エンジンは、今はグーグルの独壇場で、日本ヤフーもグーグルの検索エンジンを使っているくらいです。
ただグーグル登場前の検索エンジンといえばヤフーがダントツでした。
ヤフーがグーグルに負けたのは、キチンとした理由があります。

当時は、ネット検索には「ディレクトリ検索」と「ロボット型検索」がありました。
「ディレクトリ検索」は、1つ1つカテゴリを探して、ほしい情報までたどり着くという方法でした。
ある程度正確に情報にたどり着きますが、とにかく時間のかかる方法でした。
「ロボット型検索」は、現在と同じで文字を入力して検索するのですが、検索結果がまったく使い物にならない代物でした。

当時のヤフーの検索エンジンはディレクトリ検索エンジンでした。
ほしい情報はカテゴリを掘り下げて探していくという方法でした。
例えば出張で広島に来たので、お好み焼きを食べようと思い、ディレクトリ検索をする場合、地域情報>広島>グルメ>お好み焼きという風にカテゴリを掘り下げて常にリストの中から情報を探さなければなりませんでした。
時間はかかりましたが、ほしい情報にたどり着いたので、ヤフーは利用者が数億人になるなど、ポータルサイトとして絶対的な地位にいました。
その当時のヤフーのポータル画面はこんな感じでした。
グーグル(Google) Alphabet yahoo

しかし、グーグルの登場で事態は一変します。
グーグルの新しい「ロボット型検索エンジン」は、かなり高い確率で探している情報を上位表示してくれました。
「広島 お好み焼き」で文字検索すると、きちんと探している情報が表示されるというものでした。
要は、今の検索の形です。
使い物にならないとあきらめられていた「ロボット型検索」で、高い精度をもつ新しい検索エンジンを提供したことで、グーグルは現在の地位を築きました。

ウェイモ


ウェイモは、アルファベット傘下の自動運転車開発企業です。
アルファベットは2009年から自動運転の開発を行っていますが、分社化してウェイモに自動運転開発をさせています。
今まで秘密裏に開発されていたので、ほとんど情報がオープンになることがなかったです。
しかし、アリゾナ州で「ロボットタクシー」を走らせる可能性があるので、ここにきて色々な情報が公開されています。

2017年10月、ウェイモは「On the Road To Fully Self-Driving」というレポートを公開しました。
その中でウェイモの開発しているシステムで、すでに完全なロボット走行が可能になっていることを明かしています。
実際、2017年11月からドライバーのいない無人の自動運転車両を公道で走らせるテストをすでに開始しています。


ウェイモが独自開発した「LiDARセンサー」は、一日中周囲のデータを最大300メートルの範囲まで取得することができます。
トヨタやGM、VWが自動運転の開発をしていますが、ウェイモがかなり先を行っている感じですね。
ちなみにクライスラーとホンダは共同研究という形でウェイモと提携しています。
2017年11月、ウェイモは2018年前半に「ロボットタクシー」サービスをアリゾナ州で始めると発表しました。
利用者はスマホのアプリで配車サービスを受けることができるそうです。
サービス開始当初はウェイモの社員が同乗していますが、いずれは利用者だけが乗車する形にするそうです。

グーグルレンズ

グーグルレンズは、スマホのカメラでビジュアル検索をすることのできるアプリです。
新しい検索の形をグーグルは模索していますね。

グーグル(Google) Alphabet
グーグル レンズは検索の未来!グーグルレンズは、スマホのカメラによるビジュアル検索をすることのできるアプリです。簡単に言うと、スマホのカメラを向けたモノを簡単に調べることができるようになります。グーグルには悪い材料もありますが、まだまだ成長性はありますね。...

グーグルグラス


グーグルグラスは、メガネ型のウエアラブル端末です。
2013年に発売になりましたが、2015年1月に販売中止に追い込まれました。

グーグル・グラスが失敗した理由は2つあります。
1つ目は、価格が1500ドルと高価な割に、機能が限られていてすぐにバッテリーが切れてしまうことでした。
2つ目は、プライバシーの問題です。
実は「プライバシー問題」が販売中止になった大きな原因です。
グーグルグラスは全面にカメラが内蔵されているので、グラスに触ることなく写真や動画を撮影することができました。
周りからは撮影しているかどうかわかりにくいため、プライバシー侵害につながる可能性があります。
そのため一部のレストランやバーではグーグルグラスの利用が禁止になりました。
以上2つの理由から全然販売が伸びずに、販売は停止しました。


しかし2017年7月、アルファベットは法人市場に特化したグーグル・グラスを発表しました。
新グーグルグラスは、作業員にマニュアルを憑依させながら作業させたりする使い方を想定しています。
今後は、法人をターゲットにした製品開発をすすめていきそうですね。

過去の出来事

グーグルに巨額の制裁金!(2018/07/19 更新)


EUの欧州委員会は、グーグルがEU競争法に違反したとして43億40百万ユーロ(約5,700億円)の支払いを命じました。
EU競争法は、日本の独占禁止法です。
EUは、グーグルが『アンドロイド』を搭載するスマホメーカーに対して、自社OS『Chrome』の搭載を要求するなどの自社のアプリを使うように強制した疑いがかけられています。

今回の巨額制裁金を命じたニュースを受けても、アルファベットの株価は-0.01%の小幅で動いています。
もともと報じられていたこともあり、ダメージが少ないですね。

今回の制裁金を発表したのは、上の動画のベステアー委員です。
グーグルのピチャイCEOは、欧州司法裁判所に異議を申し立てる考えを明らかにしています。

グーグルペイの何がすごいのか?(2018/06/17 更新)


『グーグルペイ』は、グーグルが提供しているモバイル決済サービスです。
『アンドロイドペイ』や『グーグルウォレット』などの決済サービスを提供していましたが、『グーグルペイ』に一本化されています。

今後、世界の決済は『グーグルペイ』と『アップルペイ』の2強体制になっていくと思います。
日本でも様々な会社が決済サービスを提供していますが、グーグルペイが伸びていく可能性がありますね。

グーグル(Google) Alphabet
グーグルペイの何がすごいのか?グーグル(アルファベット)は、世界中で『グーグルペイ』というモバイル決済サービスを展開しています。あと5年くらいすれば、クレジットカードを利用する人は全然いなくなる可能性もありそうです。...

グーグルレンズは検索の未来(2018/06/12 更新)


グーグルレンズは、スマホのカメラによるビジュアル検索ができるアプリです。
スマホのカメラを向けると簡単に調べることができます。
例えば、旅行先で知りたい建物があればスマホのレンズを向けるだけで、細かい情報が分かります。
グーグルレンズは、未来の検索の形かもしれません。

グーグル(Google) Alphabet
グーグル レンズは検索の未来!グーグルレンズは、スマホのカメラによるビジュアル検索をすることのできるアプリです。簡単に言うと、スマホのカメラを向けたモノを簡単に調べることができるようになります。グーグルには悪い材料もありますが、まだまだ成長性はありますね。...

グーグルには地獄のはじまりか(2018/06/08 更新)


英フィナンシャル・タイムズは、EUがグーグル(親会社:アルファベット)に対して最大110億ドル(1兆2,000億円)の制裁金を科す準備をしていると報じました。

グーグルにとってつらいのは、おそらく今回の制裁金だけでは終わらないことですね。
昨年、EUはグーグルに対して24億ユーロの制裁金を科すと発表しました。
今後、グーグル VS EUの戦いが激しくなるかもしれません。

グーグル(Google) Alphabet
グーグルには地獄のはじまり英フィナンシャル・タイムズは、EUがグーグル(親会社:アルファベット)に対して最大110億ドル(1兆2,000億円)の制裁金を科す準備をしていると報じました。...

グーグル社内は大混乱!(2018/06/04 更新)


グーグルは、国防総省の『メイブン計画(Project Maven)』から降りると発表しました。
『メイブン計画』は、無人機が集めた大量の映像を解析するプロジェクトです。
グーグルのAIを利用できれば、テロリストを効率的に探し出すことができるようになります。

この『メイブン計画』が発覚して以来、グーグルの社内は大混乱でした。
国防総省との提携解消を求める請願に4,000名が署名しました。

結局、グーグルは国防総省との契約を更新することをやめました。
『メイブン計画』はたった900万ドルでしたが、将来的には大きな契約になっていた可能性があります。
今後、グーグルは軍事以外のAI事業で稼いでいく必要がありますね。
軍事+AIの組み合わせは、『ターミネーター』を思い出してしまいます。

Google包囲網に注意!(2018/05/21 更新)

『60ミニッツ』が20日の放送で、グーグルを批判的に取り上げました。
「Googleが独占状態を利用して、不当に利益をあげている」と批判する内容でした。
「60ミニッツ」は、米国人なら誰しも知っている国民的ニュース番組です。
最近では、トランプ大統領と関係をもったポルノ女優が出演して話題になりました。

番組には、1990年代にマイクロソフトを批判したことで知られているGary Reback氏が出演していました。
Gary Reback氏は「ロックフェラーが石油を独占していたことと、同じことをグーグルがおこなっている」とコメントしていました。

欧州の競争政策を担当しているマーガス・ベステアー氏も出演していました。
ベステアー氏は「Googleの独占行為をやめさせたい」とコメントしました。
欧州委員会は去年、グーグルに3,000億円規模の制裁金の支払いを命じました。
このインタビューを聞く限り、まだまだグーグルには制裁金を支払わせるようです。

今後、Googleに制裁金or罰金を支払わせる流れはヨーロッパで続くと思います。
今回の『HOW DID GOOGLE GET SO BIG?』は、60ミニッツの公式HPでも視聴できます(英語です)。
気になる人はコチラです。

過去の決算

第1四半期の決算(2018/04/24 更新)

グーグル(Google) Alphabet 株価
(直近3ヶ月間の株価チャート)
※引け後の決算なので、決算は株価に加味されていません。

アルファベットは、引け後に第1四半期の決算を発表しました。
売上高311億46百万ドル(前年同期比25.8%増)、純利益94億1百万ドル(前年同期比73.3%増)、EPS 9.93ドルでした。
グーグル(Google) Alphabet 決算

注目のクリック状況はこちらです。
クリック数 +59%増、クリック単価 -19%減でした。
スマホユーザーが増えているため、クリック単価が下がっていますね。
グーグル(Google) Alphabet

アルファベットはグーグル1本足打法です。
グーグルの売上高が309億96百万ドルに対して、その他事業(Other Bets)は1億50百万ドルでした。
グーグル(Google) Alphabet

決算(通期)

この業績の規模で、高い成長率を維持していることが1番すごいですね。
ヤフーも広告から撤退したので、検索エンジンに関しては敵なしの状況です。
検索広告以外の事業がどれだけ伸びてくるかで、これからのグーグルの成長が決まってきます。

グーグル(Google) Alphabet 決算

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