米国株

アマゾン(AMZN)の株価・見通し・決算情報

アマゾン(Amazon)とは

アマゾン
アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)は、世界最大のECサイトを運営している企業です。
上のアマゾンロゴは、Aからに向かって下向きの弧を描くオレンジ色の矢印が描かれています。
この矢印の意味は「From A to Z」となっています。
つまり”AからZまでアマゾンで何でもそろう“という意味と”顧客の満足を意味する笑顔“をあらわしているといわれています。

アマゾンは、さまざまな事業を展開しています。
下記は一例にすぎません。

Amazon(アマゾン)
…世界最大のECサイト
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)
…クラウドサービス
kindle(キンドル)
…電子書籍サービス
Amazon Go(アマゾンゴー)
…レジ無しコンビニサービス
ホールフーズ
…ヘルシー食品に強みをもつスーパー
アマゾンビジネス
…法人向けに特化したネット通販

アマゾンは、ジェフ・ベゾス氏が一代で築き上げた企業です。
フォーブスによると、ベゾス氏は世界有数の大富豪といわれています。
ベゾス氏個人で『ブルーオリジン』という航空宇宙企業をもっています。
ブルーオリジンは有人宇宙飛行を目的として設立された企業で、何度も試験飛行を成功させてきました。
将来的にアマゾンは、宇宙ビジネスに進出していく可能性がありますね。


アマゾンの最大の強みは、アマゾンプライムです。
アマゾンプライムとは、アマゾンが提供する有料会員制サービスです。
日本では年間3,900円払うと、配送料を無料にしたり、プライムビデオで映画やTV番組が見放題で楽しむことができます。

ちなみに、米国では年会費が119ドルもかかります。
米国ではアマゾンが浸透していくたびに、少しずつ値上げをしていきました。
おそらく、日本でも段々と年会費が値上げされていく可能性が高そうですね。


アマゾンの強みのひとつが、レコメンド機能です。
レコメンド機能とは”こういう本はいかがですか?”とか”こういう音楽はいかがですか?”と推薦する機能のことです。
アマゾンには、毎日膨大な量の顧客情報や検索履歴が集まってきます。
世界で1番情報が集まるアマゾンには、世界で1番正確なレコメンドができます。
これからの時代は自分で商品を選ぶよりも、アマゾンがすすめてくれた商品の方が良いかもしれませんね。


アマゾンは、スマートスピーカーに注力しています。
Amazon Echo(アマゾンエコー)は、世界で最も普及しているスマートスピーカーです。
エコーにはAIアシスタントのアレクサ(Alexa)が搭載されており、上の動画のように様々なことをしてくれます。
例えば、音楽やニュースを聞いたり、スケジュール管理や照明コントロールができます。


アマゾンの事業で、最も業績を伸ばしているのはクラウドサービスのAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)です。
AWSは190ヵ国の100万以上の顧客、日本国内では10万人以上の顧客に利用されているクラウドサービスです。
AWSは利益率が高いので、業績への貢献が大きいですね。
これからのクラウドサービスは、AWSとマイクロソフトのAzureの2強体制となっていくと思います。


アマゾンで注目されているサービスのひとつが、アマゾンゴー(Amazon Go)です。
アマゾンゴーは、アマゾンが提供しているレジ無しコンビニです。
まず入店したらAmazon Goアプリで表示されたQRコードを入り口のゲートにかざします。
そしたら店内に入り、好きな商品をもって帰ることができます。
どの商品をとって退店したかはAIとセンサーによってチェックされます。
そのため、店から出た後に自動決済されます。

アマゾンとしては多くのデータが欲しいので、アマゾンゴーのシステムを外販する可能性がありますね。
アマゾンゴーを導入する小売店としては人件費を大きく減らすことができます。
小売店とアマゾンの両方ともにWin-Winのサービスになりそうですね。


世界の小売企業をみると、現在はアマゾンの一強状態です。
米国には、小売企業で構成されている『デス・バイ・アマゾン(アマゾン恐怖指数)』があります。
デス・バイ・アマゾンは、アマゾンの影響を受けて業績の悪化が見込まれている小売関連企業で構成されています。

アマゾンには圧倒的なコスト競争力と物流網があります。
今後も独り勝ち状態は続いていきそうですね。

現在のアマゾンには、ライバルらしいライバルはいません。
アマゾンの最大の敵は、ウォルマートでもクローガーでもなく、政治かもしれませんね。

アマゾンの最大の敵は、上院議員のバーニー・サンダース氏かもしれません。
サンダース議員は、2016年の大統領選挙で民主党の指名をヒラリー・クリントンと争ったことで有名です。

サンダース議員は、アマゾンに対して辛辣な議員として知られています。
上のツイートでは「ベゾス氏は、自分の従業員を公的住宅やフードスタンプに頼らざる得ない状況に追い込んでいる」とツイートしています。
サンダース議員は、民主党の有力議員の1人なので要注意ですね。

トランプ大統領も、アマゾンに対して厳しい態度をとっています。
上のツイートでは「アマゾンは交通システムを利用しているのに、税金を払っていない。そして多くの小売企業を廃業させている」とツイートしています。
現在、アマゾンにはネット通販でライバルはいないかもしれません。
これから、アマゾンのライバルは”政治家”や”制度そのもの”になるかもしれませんね。

アマゾンは、事業内容によって大きく利益率が異なります。
下の表の通り北米事業とAWS事業で稼いで、国際事業の赤字を埋めているような状態ですね。

北米事業(North America)
…72億67百万ドルの黒字
国際事業(International)
…21億42百万ドルの赤字
AWS
…72億96百万ドルの黒字

アマゾン 米国株 決算

直近の決算

2019年7月25日(木)の引け後、アマゾン・ドットコムが2019年第2四半期の決算を発表しました。

売上高
…634億4百万ドル(前年同期比19.9%増)
純利益
…26億25百万ドル(前年同期比3.6%増)
EPS
…5.22ドル

市場予想は、売上高624億80百万ドル EPS 5.57ドルだったので、まちまちの内容でした。
EPSが予想を下回ったことが嫌気されています。
クラウド”AWS”の売上高は83億81百万ドル(前年同期比37%増)でした。
決算を受けて、株価は時間外で-1.6%程度で推移しています。
アマゾン 米国株 決算

直近の株価

直近1年間の株価チャートをS&P500と比較しました(2019年7月26日終値)。
アマゾン株価:+9.2%
S&P500指数:+7.2%
アマゾン 米国株 決算
(青色:アマゾンの株価赤色:S&P500)

事業

事業別の売上高はこちらです(2018年通期)。

オンラインストア事業(Online stores)
…1,229億87百万ドル(前年同期比13.5%増)
実店舗事業(Physical stores)
…172億24百万ドル(前年同期比197.1%増)
サードパーティ(外部業者)販売事業(Third-party seller services)
…427億45百万ドル(前年同期比34.1%増)
サブスクリプションサービス(Subscription services)
…141億68百万ドル(前年同期比45.7%増)
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)
…256億55百万ドル(前年同期比46.9%増)
その他(Other)
…101億8百万ドル(前年同期比117.2%増)

アマゾン 米国株 決算

地域別の売上高

地域別の売上高はこちらです(2018年通期)。

米国(United States)
…1,601億46百万ドル(前年同期比32.9%増)
ドイツ(Germany)
…198億81百万ドル(前年同期比17.3%増)
英国(United Kingdom)
…145億24百万ドル(前年同期比27.7%増)
日本(Japan)
…138億29百万ドル(前年同期比16.1%増)
その他・世界(Rest of world)
…245億7百万ドル(前年同期比42.9%増)

アマゾン 米国株 決算

製品・サービス別の売上高

製品・サービス別の売上高はこちらです(2018年通期)。

製品の売上高(Net product sales)
…1,419億15百万ドル
サービスの売上高(Net service sales)
…909億72百万ドル

アマゾン 米国株 決算

決算

直近のアマゾンの決算はこちらです(2018年通期)。

売上高
…2,328億87百万ドル(前年同期比30.9%増)
営業利益
…124億21百万ドル(前年同期比202.5%増)
純利益
…100億73百万ドル(前年同期比232.1%増)

アマゾン 米国株 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

・ネット通販の業界で、アマゾンのライバルはいない
・AWSの利益率は高い
・プライム会員は、1億人を突破している
・アマゾンの最大の障壁は、政治家

アマゾンドットコムは、世界最大のECサイトを運営している企業です。
ネット通販を事業の中核に置きながら、スマートスピーカーやクラウドなどの事業も展開しています。
アマゾンゴーは、コンビニやスーパーのあり方も変えていきそうですね。

関連資料

アマゾン:『公式HP』
アマゾン:『Annual Report』

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過去の決算

2019年第1四半期の決算

2019年4月25日(木)の引け後、アマゾン・ドットコムが2019年第1四半期の決算を発表しました。

売上高
…597億ドル(前年同期比17.0%増)
純利益
…35億61百万ドル(前年同期比2.2倍)
EPS
…7.09ドル

市場予想は、売上高596億50百万ドル EPS 4.72ドルだったので、予想を上回る内容でした。
クラウドサービス”AWS”は前年同期比42%増と好調です。
ただし次回の決算の営業利益が予想を下回ったため、まちまちの内容となりました。
決算を受けて、株価は時間外で+0.5%程度で推移しています。
アマゾン 米国株 決算

2018年第4四半期の決算

2019年1月31日(金)の引け後、アマゾンが2018年第4四半期の決算を発表しました。

・売上高
…723億83百万ドル(前年同期比20%増)
・純利益
…30億27百万ドル(前年同期比63%増)
・EPS
…6.04ドル

市場予想は、売上高718億70百万ドル EPS 5.67ドルだったので、予想を上回る内容でした。
クラウドサービス“AWS”の売上高が前年同期比45%増と大きく伸びました。
ただし、次回の決算(2019年第1四半期)の売上高見通しが市場予想に届きませんでした。
決算を受けて、株価は時間外で-0.2%程度で推移しています。
アマゾン 決算

2018年第3四半期の決算(2018/10/26 更新)

アマゾンが、引け後に第3四半期の決算を発表しました。
・売上高 565億7,600万ドル(前年同期比29.3%増)
・純利益 28億8,300万ドル(前年同期は11.3倍)
・EPS 5.75ドル

市場予想は、売上高571億ドル EPS 3.14ドルだったので、まちまちでした。
売上高が市場予想に届かなかったことが嫌気され、アマゾン株は時間外で-7.42%と大きく下落しています。
AWSが絶好調で、収益の柱に成長しています。

2018年第2四半期の決算(2018/07/27 更新)

アマゾンが、引け後に第2四半期の決算を発表しました。
・売上高528億86百万ドル(前年同期比39.3%増)
・純利益25億34百万ドル(前年同期比12.9倍)
・EPS5.07ドル

市場予想は、売上高532億70百万ドル EPS 2.5ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
発表された数字は絶好調でしたが、2018年7~9月期の売上高と利益の見通しは市場予想を下回りました。
そのため、時間外(アフターマーケット)で一時株価は伸び悩みました。
現在では、アマゾン株は時間外で+3%程度で推移しています。

2018年第1四半期の決算(2018/04/27 更新)

アマゾンが第1四半期の決算を発表しました。
・売上高510億4,200万ドル(前期比42.9%増)
・純利益16億2,900万ドル(前期比2.3倍)
・EPS3.27ドル

市場予想では、売上高498億7,000万ドル、EPS 1.27ドルだったので、売上もEPSも市場予想を上回りました。
この決算を受けて、アフターマーケットで+5.8%程度で推移しています。
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)が収益面で全体の業績を支えています。