アマゾン(AMZN)の銘柄紹介

アマゾンってどんな会社?

アマゾンは、世界最大のECサイトを運営している会社です。
ECサイト「アマゾン」、クラウド「アマゾンウェブサービス」、電子書籍「キンドル」、レジなしコンビニ「AmazonGo」などのサービスを展開しています。
Amazonのロゴは a から z に向かって下向きの弧を描くオレンジ色の矢印が描かれています。
この矢印は「from A to Z」、つまりAからZまでAmazonで何でもそろうという意味と、顧客の満足を意味する笑顔を同時に表しています。

アマゾンは、カリスマ経営者のジェフ・ベゾス氏が一代で築き上げた企業としても有名ですね。

直近の決算(2018/04/27 更新)

アマゾンが第1四半期の決算を発表しました。
売上高510億4,200万ドル(前期比42.9%増)、純利益16億2,900万ドル(前期比2.3倍)、EPS3.27ドルでした。
市場予想では、売上高498億7,000万ドル、EPS 1.27ドルだったので、売上もEPSも市場予想を上回りました。
この決算を受けて、アフターマーケットで+5.8%程度で推移しています。
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)が収益面で全体の業績を支えています。
amazon 01

こちらは、事業全体の収益です。
amazon 02

こちらは、北アメリカセグメントの売上と営業利益です。
amazon 03

こちらは、海外セグメントの売上と営業損益です。
海外事業は赤字状態ですね。
amazon 04

こちらは、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の売上と営業利益です。
高い成長を維持しながら、しっかりと利益をだしています。
現在のアマゾンを支えているのは、AWSですね。
amazon 05

事業

事業をみると、オンラインストア事業(Online Stores)1,083億54百万ドル、実店舗事業(Physical stores)57億98百万ドル、サードパーティ(外部業者)販売事業(Third-party seller services)318億81百万ドル、定額課金事業(Subscription services)97億21百万ドル、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)174億59百万ドル、その他(Other)46億53百万ドルとなっています。

2

地域別売上高

地域別の売上高をみると、米国(United States)1,204億86百万ドル、ドイツ(Germany)169億51百万ドル、英国(United Kingdom)113億72百万ドル、日本(Japan)119億7百万ドル、他・地域(Rest of world)171億50百万ドルとなっています。

3

アマゾンの凄いところ

アマゾンの凄いところはたくさんありますが、1番の武器は「レコメンド機能」だと思います。

アマゾンには、膨大な量の顧客情報や顧客の検索履歴が集まってくるので、そのデータを解析しています。
例えば、商品Aを買った人は商品Bも買う傾向にあるなどの大量のデータをAIで解析するのです。

最も多くの顧客データを集めているアマゾンは、「こういう本はいかがですか?」や「こういう音楽に興味があるんでしょ?」という提案(レコメンド)の質が高く、それぞれの顧客に最適な可能性が高いです。

これからの買い物は、価格サイトや口コミサイトで比較することなく、
最適なものをアマゾンが提案(レコメンド)してくれるようになりますね。
自分で選ぶよりも、アマゾンがすすめてくれたものの方が自分に合う可能性も高いですね。

「アマゾンゴー」についても一緒だと思います。
アマゾンゴーが開始されたときに、絶賛された記事が多いですが、正直レジに並ばなくても良いとか、店員がいらないとかは、そんなに大事なことではないと思います。
「アマゾンゴー」の実店舗では、買う前に消費者がどう行動して、どう判断しているかなどのデータを取得できることが最大のメリットです。
そのためにアマゾンは、「アマゾンゴー」をスタートさせたといっても言い過ぎではないと思います。

アマゾンとしては、より多くのデータが欲しいので、このアマゾンゴーのシステムを外販する可能性が高いと思います。
そうすると、アマゾンとしてはより効率的に多くのデータを収集できますね。
導入する側の小売店としては人件費を減らしたりコストカットすることができるので、ウィンウィンの関係です。
そして、アマゾンのレコメンド機能がより正確なものになり、他のECサイトが追いつけるレベルではなくなってきますね。

アマゾンの死角!

現在のアマゾンにライバルらしいライバルはいません。
事業も絶好調で、アマゾンを阻むのはトランプ大統領くらいでした。
しかし、今後は規制当局がアマゾンの事業拡大を阻むかもしれません。
ヨーロッパを中心に、米5大テック企業に「何らかの規制をかけるべき」という論調が強くなってきました。
議論の先行きに要注目です。

アマゾンの1人勝ち!

日本だけでなく世界の小売業界をみても、アマゾン一強状態です。
小売り関連60社で構成されている『アマゾン恐怖指数(デス・バイ・アマゾン)』という言葉も新しく生まれています。
アマゾンが唯一出遅れていたのが衣料品ですが、現在では衣料品にも注力して巻き返しを図っています。
圧倒的なコスト競争力で今後もアマゾンは業績を拡大していくと思います。
しかし、いつまでも独り勝ちの状態だと“何らかの規制”がかけられてしまうかもしれませんね。

アマゾンの主要事業

アマゾンは、新しいことにどんどんチャレンジしている会社なので、書ききれないですね。
ただ、特徴としては「長期的視野」を持って、「顧客中心」の事業展開をしていることですね。

「Amazon・プライム」

Amazonはプライム会員数を公表していませんが、米市場調査会社CIRPは約8500万人いると独自の調査結果を発表しています。
正確に人数はわかりませんが、プライム会員からの会費がAmazonの収益を下支えしていますね。
「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」だけでなく、プライム・ビデオや Prime Music などの特典内容もどんどん充実してきています。
順調に顧客の囲い込みに成功していますね。
ちなみに、日本だと年間プランの場合、3900円です。

「Amazon・エコー」

『アマゾンエコー』はAmazon.comが開発したスマートスピーカーです。
エコーはAIアシスタントのAlexa(アレクサ)を搭載しており、米国でシェアが70%占めるなど現在最も人気のあるデバイスです。
Alexaに話しかけるだけで、音楽・ニュース・スケジュール管理・照明のコントロールなど様々なことをしてくれます。
LINEの「Clova Wave」やGoogleの「Google Home」がライバルになります。

米国では、Amazon Echoを使って、ピザを注文したり、タクシー等を呼ぶこともできるそうです。
これから日本でも「Echo Show」や「Echo Look」等の商品を順次投入すると期待していですね。
日本語に対応するために、1年以上も準備したそうです。

「Amazon・ビジネス」

アマゾンは9月20日、法人向けサービス「Amazon Business」をスタートしました。
「Amazon Business」は2015年3月に始まったばかりですが、米国(2015年3月)・ドイツ(2016年12月)・イギリス(2017年4月)でも展開しており、順調に業績も伸ばしています。
2016年の国内EC市場規模は、個人向けが約15兆円だったのに対し、法人向けは約291兆円(経済産業省)と、実は法人向けの方が市場が大きいので、今後の成長が期待できます。

①豊富な品揃え

何といっても「Amazon Business」で取り扱っている商品数は約2億点です。
オフィス向け法人ECサイト「アスクル」の商品数が約380万点、建築系ECサイト「MonotaRO」の商品数が約1000万点なので、アマゾンの品ぞろえは突出しています。

②法人向けに特化

例えば社内の事前承認に活用できる見積書の作成や、月末締めの一括請求書払いにも対応することができます。
購入日時や品目などのデータが分析できるレポート機能もあるため、誰がいくら購入しているかという情報が一元管理することができるので、データ分析も無料ですることができます。

「AWS(Amazon・ウェブ・サービス)」

Amazonにより提供されているクラウドサービスで、アマゾンの提供しているサービスの中でも利益率が良く、成長率が高いです。

世界中の企業に採用されており、NTT東日本にも導入されていますね。

「Amazon Go」

Amazon Goについては、上の動画を見て頂ければ今までの体験とはまったく違うことがわかると思います。
入店したらAmazon Goアプリで表示されたQRコードを入り口のゲートにかざして店内に入り、好きな商品を持ってそのまま帰ることができます。
どの商品をとって退店したかはAIとセンサーによってチェックされているので、店から出た後に自動決済されます。
一度手に取っても、棚に戻せば、キャンセル扱いになります。コンビニエンスストアやスーパーのあり方もかわってきそうですね。

「Amazon・ブックス」

amazon 09

Amazonが所有する書店チェーンです。
店舗にはAmazon.comで星4以上の評価のついた本だけが並べられているコーナーがあるなど、ネットの評価を生かして本を配置しています。店の中でアレクサやキンドルを体験することもできます。
Amazonブックスの目的は、オフラインでの売上も確保することですね。

アマゾン・エコーが夫婦の会話を知人に送る出来事発生!

アマゾンのスマートスピーカー「エコー」は、販売が好調です。
しかし、今までスマートスピーカーは一般的ではなかったので、様々な事故も起きています。
経営のリスクにもなるので、注意は必要です。

amazon 08
アマゾン・エコーが夫婦の会話を知人に送る出来事発生!

決算

毎年売上は大きく伸びていますが、利益は設備投資にほとんど回しているため、全然上がっていません。
そのため、税金を支払っている額が少ないとの批判は昔からあります。
直近でも設備投資にお金は回してますが、利益を計上してしまうくらい業績が好調です。
通販事業だけでなく、アマゾン・ウェブ・サービスなどのクラウドが伸びているのは、かなりプラス材料ですね。

4

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です