米国株

マクドナルドの株価・見通し・決算情報

マクドナルド(McDonald’s)とは

マクドナルド
マクドナルド(McDonald’s)は、世界最大のハンバーガー・チェーンを展開している企業です。
今回取り上げているのは日本”マクドナルド”ではなく、米国本社の”マクドナルド”です。

マクドナルドは、世界中で直営店(3,133店)とフランチャイズ店舗(34,108店)を展開しています(2017年12月末)。
最近は直営店を減らして、フランチャイズ店舗を増やしています
※フランチャイズは加盟店と本部で契約を結ぶことで、経営ノウハウや商品を得ることができるビジネスです。
マクドナルド 店舗
マクドナルドはフランチャイズ加盟店に商品や経営ノウハウを販売することで、数%のロイヤリティ収入を得ています。
マクドナルド側にとっては、店舗経営のリスクをフランチャイズ加盟者に負わせた上で、安定した利益をあげることができます。


実は、マクドナルドの収益の大部分は”フランチャイズ収入”です。
マクドナルドのビジネスのことを詳しく知りたい人は、2017年7月に公開された『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を観てください。
映画「ファウンダー」の中でも、”マクドナルドはハンバーガーチェーンではなく、不動産オーナー”という言葉が出てきます。
マクドナルドはフランチャイズを上手く活用しながら、世界各国に進出してきました。


マクドナルドの材料・調味料・調理方法を細かく決められたマニュアルに沿えば、効率的に素早くハンバーガーをつくることができます。
メニュー数をしぼり、すべての行動をマニュアル化しているので、大幅なコストカットを実現しています。

マクドナルドの最大の特徴は、来店した顧客を動かしていることです。
顧客は列を作って注文して、トレイを受け取って食事をして、自分でゴミを捨てます。
マクドナルド以前にあったレストランとは、顧客の動線がまったく違います。
現在では色々なチェーン店が真似をしていますが、1番最初に始めたマクドナルドは偉大ですね。


マクドナルドは「エクスペリエンス・オブ・ザ・フューチャー」とよばれる自動注文端末機をそなえた新型店舗への改装をすすめています。
大型のタッチパネルで、画面をみながら商品を選択して注文することができます。
デジタル端末を活用することで、マクドナルドは従業員数を減らすことができますね。
今後、店舗のデジタル化は急速にすすんでいくと思います。

マクドナルドの株価は、下落局面に強いイメージがあります。
下の図の通り、リーマンショックの際にもそんなに株価が下がっていない印象ですね。
マクドナルドは低価格な製品を提供しているので、景気が悪くなっても悪影響が少ないのかもしれませんね。
マクドナルドとS&Pの比較チャート 2007~2009
(2007年~2009年の株価チャート)
青色:マクドナルド株赤色:S&P500


マクドナルドは、中信股份グループと米国のカーライル・グループに中国大陸と香港のフランチャイズ権を売却しました。
そのため中国事業は、中信股份と中信資本が新会社の52%の株を所有し、カーライルとマクドナルド(中国)がそれぞれ28%、20%の株を所有する形になります。
中国事業は地元企業に任せて、ロイヤリティ収入で稼ぐ方向に舵をきったようですね。

マクドナルドが力を入れているのは、デリバリー事業です。
現在、『ウーバーイーツ』を通じて、『マックデリバリー』サービスを展開しています。
マクドナルドは、デリバリー事業に積極的に投資をすすめています。
マックデリバリーは、日本でも利用することができます。


マクドナルドを世界的なファーストフード企業に育て上げたのは、レイ・クロック氏です。
『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』は、レイ・クロック氏の自伝的映画になります。
レイ・クロック氏は、日本人好の経営者ではないと思います。
しかし、マクドナルドが世界最大のハンバーガー・チェーンになるには、必要な経営者だったと考えています。

レイ・ロック氏のことが知りたい人は、『成功はゴミ箱の中に レイ・クロック』や『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』をチェックしてください。


私は日本のマクドナルド株よりも米国のマクドナルド株の方をおススメしたいと思います。
日本マクドナルドは、米国のマクドナルドにロイヤリティを支払っています。
実は、米国マクドナルドは日本マクドナルドの株式を大量に保有しています。
そのため、米国マクドナルドの動向次第では日本マクドナルドの株を売却される可能性もあります。
個人的に長期投資であれば、米国マクドナルド株をおススメします。

直近の決算(2019/01/31 更新)

昨晩の寄付き前、マクドナルドは2018年度第4四半期の決算を発表しました。

・売上高
…51億6,300万ドル(前年同期比3.3%減)
・純利益
…14億1,530万ドル(前年同期は2.0倍)
・EPS
…1.97ドル

市場予想は、売上高51億70百万ドル EPS 1.89ドルだったので、まちまちの内容でした。
米国の既存店売上高は2.3%増で予想を下回りましたが、世界既存店売上高4.4%増で予想を上回りました。
良いとも悪いともいえない中途半端な決算内容でした。
決算を受けて、株価は-0.22%で引けています。
マクドナルド 決算

直近の株価(2019/01/31 更新)

直近1年間の株価チャートはこちらです。
マクドナルド 株価チャート
(青色:マクドナルドの株価赤色:S&P500)

事業別の売上高

事業別の売上高はこちらです(2017年通期)。

・直営店
…127億19百万ドル
・フランチャイズ
…101億1百万ドル

マクドナルド(McDonald's) 決算

地域別の売上高

地域別の売上高はこちらです(2017年通期)。

・米国(U.S.) 80億6百万ドル
・国際リード市場(International Lead Markets) 73億40百万ドル
・高成長市場(High Growth Markets) 55億33百万ドル
・Foundational Markets & Corporate 19億41百万ドル

マクドナルド(McDonald's) 決算

「国際リード市場(International Lead Markets)」は、マクドナルドが定めるオーストラリアやカナダ、フランス、ドイツ、英国などの既成の市場です。
「高成長市場(High Growth Markets)」は、マクドナルドが定める中国やイタリア、韓国、オランダ、ポーランド、ロシア、スペイン、スイスなどのこれから市場が成長すると期待している市場です。
Foundational Markets & Corporateは、上記以外の市場ということで「その他」のような扱いでい良いと思います。

決算

マクドナルド(McDonald's) 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

マクドナルドは、世界最大のハンバーガー・チェーン
最近は直営店を減らして、フランチャイズ店舗を増やしています
収益の大部分は、フランチャイズ収入
自動注文端末機をそなえた店舗への改装をすすめている

マクドナルド(McDonald’s)は、世界最大のハンバーガー・チェーンを展開している企業です。
ビジネスモデルをみると、店舗経営のリスクをフランチャイズ企業に負わせた上で、安定した利益をあげています。
マクドナルドを成長させたレイ・ロック氏の自伝的映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」は映画としても面白いので、ぜひチェックしてください。

関連資料

マクドナルド:『公式HP』
マクドナルド:『Annual Report』

注意事項

・当サイトに掲載されている事項は、投資に関する情報の提供を目的に作成したものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません
・当サイトは特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません
・最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします
・当サイトでは、債券についての情報を提供しています。


ブログランキングに参加しています。
他の米国株ブログが気になる人はこちらもチェックしてください。

過去の決算

2018年第3四半期の決算(2018/10/24 更新)

昨晩の寄付き前、マクドナルドは第3四半期の決算を発表しました。

売上高 53億6,940万ドル(前年同期比6.7%減)
純利益 16億3,730万ドル(前年同期比13.1%減)
EPS 2.10ドル

市場予想は 売上高53億20百万ドル EPS 1.99ドルだったので、予想を上回る内容でした。
世界の既存店売上高が4.2%増(市場予想3.7%程度)だったことが、好感されています。
今回の決算を受けて、株価は+6.31%で引けています。
マクドナルド 決算
米国の店舗は自動化をすすめるため、大型投資をすすめています。
投資が一巡すれば、業績が大きく上昇していく可能性がありますね。

2018年第2四半期の決算(2018/07/27 更新)

昨晩の寄り前、マクドナルドは第2四半期の決算を発表しました。

売上高 53億5,390万ドル(前年同期比11.5%減)
純利益 14億9,630万ドル(前年同期比7.3%増)
EPS 1.99ドル

市場予想は、売上高53億20百万ドル EPS 1.92ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
米国外が好調だったため決算内容は良かったですが、米国内の既存店売上高が市場予想を下回りました。
米国の既存店売上高が市場予想に届かなかったことが嫌気され、株価は−1.73%で引けています。
マクドナルド(McDonald's) 決算

2018年第1四半期の決算(2018/04/30 更新)

マクドナルドは第1四半期の決算を発表しました。

売上高 51億3,890万ドル(前期比9.5%減)
純利益 13億7,540万ドル(前期比13.2%増)
EPS 1.79ドル(予想1.67ドル)

市場予想は売上高49億70百万ドル EPS1.67ドルなので、売上高もEPSも市場予想を上回りました。
国別にみると、英国とドイツ、中国、イタリアが好調ですね。
既存店売上は+5.5%、来客数が+0.8%なので、マクドナルドは絶好調ですね。
売上高が減っているのは直営店をフランチャイズに譲渡したためなので、問題はないと思います。
マクドナルド(McDonald's) 決算

2017年第4四半期の決算(2018/01/31 更新)

マクドナルドは第4四半期の決算を発表しました。

売上高 53億4020万ドル
純利益 6億9870万ドル
EPS 1.71ドル

米国の既存店売上は、前年同期比+4.5%と好調でした。
既存店売上高はすべての地域で増加するなど、悪い内容ではなかったですが、利益確定の売りに押され株価は下がりました。
米国の店舗投資に改装やテクノロジーに24億ドルの投資をおこなうと発表しています。