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ゼネラルエレクトリック(GE)の株価・見通し・決算情報

GE(GE)とは


ゼネラルエレクトリック(GE)は、航空機のエンジンや発電機、医療機器、水処理設備、輸送業務など、幅広い製品とサービスを提供しているコングロマリット企業です。
発明王のトーマス・エジソンが創業した会社としても有名ですね(後に追い出される)。
直近では、会社として大きな問題も抱えていますが、ブランド力は健在です。

直近の決算(2018/10/31 更新)

昨晩の寄付き前、GEは第3四半期の決算を発表しました。

・売上高 295億7,300万ドル(前年同期比3.6%減)
・純利益 227億6,900万ドルの赤字(前年同期は13億6,000万ドルの黒字)
・EPS 0.14ドル

…でした。
市場予想は、売上高 299億20百万ドル EPS 0.2ドルだったので、予想を下回る内容でした。
決算を受けて、GEの株価は-8.78%と急落しています。
GE 決算

今回の決算が悪い理由は、電力事業の赤字です。
2015年に買収した仏アルストムのエネルギー事業の減損処理が打撃となりました。
7~9月期の最終赤字は228億ドルにも達しています。
巨額の赤字決算を受けて、四半期の配当は0.12ドル⇒0.01ドルにすると発表しています。

GEの最大のリスクは、SECと司法省が過去の損失処理をめぐって調査をしていることです。
決算発表では、会計処理をめぐって調査が拡大していると明らかにされました。
まだ発表がありませんが、どのような進展があるのか気になります。
GE 決算
GE 決算

直近の株価(2018/10/07 更新)

直近6カ月間のGE株の推移です。
株価チャート
(直近6カ月間のGEの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをS&P500と比較しました。
GE株価:+2.73%、S&P500:+11.04%
株価の比較チャート
(直近6カ月間の株価チャート)
青色:GE株、赤色:S&P500

事業


事業別の売上高をみると…
・発電パワー事業(Power) 359億90百万ドル
・再生可能エネルギー事業(Renewable Energy) 102億80百万ドル
・オイル&ガス事業(Oil & Gas) 172億31百万ドル
・航空事業(Aviation) 273億75百万ドル
・ヘルスケア事業(Healthcare) 191億16百万ドル
・輸送事業(Transportation) 41億78百万ドル
・エネルギー&照明(Energy Connections & Lighting) 19億87百万ドル
・金融事業(Capital)

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発電パワー事業(Power)


発電パワー事業は、長年GEを引っ張ってきた主力事業です。
再生可能エネルギーへのシフトで、火力発電所などの設備投資の需要が減少しているため、2017年12月に1万2000人をリストラすると発表しました。
今後も発電パワー事業は、主力事業に位置付けています。
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再生可能エネルギー事業(Renewable Energy)


風力発電機や水力発電機などの再生可能エネルギー関係の製品になります。
全世界で設置されている水力発電設備の総発電能力のうち4分の1以上がGEの発電機器といわれています。
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オイル&ガス事業(Oil & Gas)


エネルギー企業向けにガスタービンやバルブ等を開発・製造をおこなっています。
資源価格が下がってくる局面では、エネルギー企業もなかなか設備投資に踏み切れないので資源価格に左右される事業です。
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航空事業(Aviation)


民間航空会社・軍・政府向けに航空機エンジン等を製造しており、GEの主力事業です。
利益率が高く、GEの発表する業績が何とかなっているのも航空事業があるためです。
今後もGEの主力事業に位置付けられています。
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ヘルスケア事業(Healthcare)


MRI・CTスキャナー・医用画像診断装置等の医療機器を開発・製造しています。
業績をみると、派手さはありませんが堅調に稼いでくれている事業です。
スピンオフを決定しているので、来年からは計上されません。
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輸送事業(Transportation)


ディーゼルエンジン・モーター等を取り扱っています。
業績がパッとしないため、何度か事業売却の噂がでている事業になります。
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照明(Lighting)

GEの照明事業は”エジソンの電球”で有名な祖業になります。
現在ではスマートグリッド技術による電力管理等をおこなっています。
利益率も低く業績も良くないため、売却の噂が絶えない事業です。
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金融事業(Capital)


金融事業は、かつての主力事業でしたがGEキャピタルを売却して以来、製造業に注力していますね。
2017年にCEOが代わっても方針はかわらず、金融事業に力を入れることはないと思います。
10

地域別売上高

地域別にみても、米国以外で稼ぐ体制がしっかりとれていますね。
これから数年で、事業の選別がおこなわれるので大きく変わる可能性があります。
地域別の売上高をみると…
・米国(U.S.) 463億ドル
・欧州(Europe) 226億ドル
・アジア(Asia) 223億ドル
・アメリカ地域(米国除く)(Americas) 118億ドル
・中東、アフリカ(Middle East and Africa) 191億ドル

GE(General Electric) 決算

GEの今後


2017年8月に就任したジョン・フラナリーCEOは、経営のシンプル化を掲げています。
利益率の低い事業の売却を明言しており、今後2年で200億ドルの事業売却をめざすとしています。
電力・航空エンジン・医療機器の3事業以外は、利益率が低いため売却対象にあがっているはずです。

これから力を入れていくテーマは「IOT」です。
GEは早くからIOTに取り組んでおり、「ハードウェア(機械)」と「ソフトウェア(情報)」を融合する産業を作り出すことを会社のテーマに掲げています
具体的に説明すると、機械にセンサーなどを組み込み、ネットワーク化してデータを解析することで、コスト削減や効率をよくしたりすることができます。
GEの提供するIOTは、産業用機器に特化しているPredixというサービスです。
Predixに社運を賭けているといっても言い過ぎではないと思いますね。
上の動画にもPredixの説明がありますが、Predix中心に事業展開していく価値は十分あると思います。

カリスマ経営者

創業者 トーマス・エジソン

GE 01
ゼネラル・エレクトリックの創業者はトーマス・エジソンです。
電話・蓄音機・映写機・白熱電球などを発明・改良したことで有名ですね。
JPモルガンで知られるジョン・モルガンからの巨額の支援金をもらい、「エジソン・ゼネラル・エレクトリック会社」を設立しました。
現在のGEのロゴの原型は、エジソンが針金を曲げて作ったといわれています。

エジソンといえば、歴史上最も偉大な発明家として有名です。
しかし、日本ではエジソンの“裏の顔”はあまり知られていません。
エジソンは、自分の発明(直流電流)を守るために二コラ・テスラの発明(交流電流)を邪魔したことでも有名です。
いわゆる『電流戦争』です。

そのエジソンも、最後はジョン・モルガンと対立したため、会社を追放されてしまいました。
その際に「エジソン・ゼネラル・エレクトリック」だった会社名も「ゼネラル・エレクトリック」になり、エジソンの名前は消されてしまいました。

8代目CEO ジャック・ウェルチ

ジャック・ウェルチは、1981年から2001年までCEOをつとめました。
1999年のフォーチェン誌の「20世紀最も偉大な経営者」に選ばれています。
ウェルチ氏は「市場で3位以下の事業は撤退する」と宣言しており、多角化していたGEの事業を減らし製造業中心だったGEを改革しました。
収益性を徹底的に高める会社にするために、容赦なくリストラを断行しました。
そのため「建物を壊さずに人間のみを殺す中性子爆弾」の意味になぞらえて「ニュートロンジャック」というあだ名をメディアからつけられました。
ちなみに最高時の年収は9400万ドルともいわれています。
手法に賛否両論ありますが、ジャック・ウェルチ氏の在任中にGEの時価総額は約30倍になっており、優れた経営者だったことは間違いないですね。

9代目CEO ジェフ・イメルト

GE02
2001年から2017年7月までCEOをつとめました
就任してからわずか4日後に同時多発テロが起きたが、きちんと対応して危機を乗り切っています。
父親もGE航空機の技術者だったため、2代続けてGEに入社していることになります。
前任のジャック・ウェルチ時代の主力事業だったメディアや金融部門を売却するなど、GEをふたたび製造業中心の会社にかえるなど、変革をおこないました。

過去の決算

2018年第2四半期の決算(2018/07/21 更新)

昨晩の寄り前、ゼネラル・エレクトリックが第2四半期の決算を発表しました。
売上高301億4百万ドル(前期比3.5%増)、純利益8億ドル(前期比24.3%減)、EPS 0.19ドルでした。
市場予想は、売上高293億10百万ドル EPS 0.18ドルだったので、市場予想を上回る決算内容でした。
通年のキャッシュフローを下方修正したことが嫌気され、株価は−4.44%下落して引けました。
GE(General Electric) 決算

今回の決算は、発電パワー事業(Power)の業績が悪かったです。
GE(General Electric) 決算

再生可能エネルギー事業(Renewable Energy)も弱い数字でした。
GEは次世代の重点分野に再生可能エネルギーをあげています。
GE(General Electric) 決算

オイル&ガス事業(Oil & Gas)です。
GE(General Electric) 決算

航空事業(Aviation)です。
この事業がGEを支える中核ですね。
相変わらず堅調な数字を計上しています。
GE(General Electric) 決算

ヘルスケア事業(Healthcare)です。
GEは、ヘルスケア事業のスピンオフを発表しています。
安定した利益を稼いでくれています。
GEも手放したくなかったと思いますが、もったいないですね。
GE(General Electric) 決算

輸送事業(Transportation)です。
GE(General Electric) 決算

照明(Lighting)です。
GE(General Electric) 決算

GEキャピタル(GE Capital)です。
GE(General Electric) 決算

今回の決算は、発電パワー事業(Power)の業績の弱さが目立ちました。
GEは『米中貿易問題』が大きくなると、ダメージを受ける企業のひとつです。
色々な懸念材料がありますね。

2018年第1四半期の決算(4月21日 更新)

GE(General Electric)
(直近5日間の株価チャート)

昨晩の寄り付き前、GEが第1四半期の決算を発表しました。
売上高286億60百万ドル(前年同期比6.6%増)、純損益11億47百万ドルの赤字(前年同期は83百万ドルの赤字)、EPS0.16ドルでした。

今回の決算は、もともとの市場予想を上回る内容でした。
さらにゴールドマンサックスが「下方修正の可能性がある」とレポートを発表していたので、ハードルも下がっていましたね。

相変わらず発電パワー事業は悪い内容でした。
売上高が9%減、セグメント利益が38%減でした。
しかし、航空事業とヘルスケア事業は好調でした。
GE(General Electric)

第1四半期の決算が赤字になったのは、15億ドルの引当金を計上したからです。
引当金の計上さえなければ黒字なので、内容は悪くなかったですね。

ゴールドマンサックスのレポートを読んで下方修正を予想している人が多かったので、通期の利益予想を据え置いたことはプラス材料でした。
今回の第1四半期の決算を受けて、株価は+3.93%で引けています。

過去の出来事

GEがヘルスケア事業をスピンオフ!(2018/06/27 更新)

GE(General Electric) 株価
(直近5日間の株価チャート)

昨晩、GEの株価が+7.76%となり、急騰しました。
ダウ平均が-0.12%、S&P500が+0.22%だったので、大きなプラスパフォーマンスでした。

昨晩、GEの株価が急騰したのは『GEがヘルスケア事業のスピンオフを発表した』からです。
GEにとって、ヘルスケア事業は主力事業のひとつです。
ヘルスケア事業はGEの中の優良事業でした。
フラナリーCEOは、航空エンジン事業や再生可能エネルギー事業を中核にすえる予定です。

GE(General Electric)
GEの株価が急騰!復活するのか?昨晩、GEの株価が+7.76%上昇しました。GEの株価が急騰したのは、『ヘルスケア事業の分離・独立』と『ベーカー・ヒューズの株を売却』することを発表したためです。 ...

フラナリーCEOのコメントで株価急落!(2018/05/24 更新)

昨晩、GEの株価が-7.26%となり、急落しました。
ダウ平均が+0.21%、S&P500が+0.32%だったので、大きなマイナスパフォーマンスでした。

昨晩、GEの株価が急落した理由は、フラナリーCEOが「主力製品のガスタービンはしばらく苦戦が続く」とコメントしたからです。
会社側の発表では、2020年まで苦戦が続きエネルギー関連事業の利益が横ばいで推移する見通しです。

GE、復活ののろしか?大幅上昇!(2018/03/28 更新)

昨晩、GEの株価が+4.27%となり、急上昇しました。
ダウ平均が-1.43%、S&P500が-1.73%だったので、大きなアウトパフォーマンスでした。

昨晩、GEの株価が急上昇した理由は、ウォーレン・バフェット氏がGEの株式を購入するのではないかと米複数メディアが報じたからです。
実際に、バフェット氏がGEの株を購入したという事実はありません。

バフェット氏は過去にGEを保有していたことがあるので、大きく下落しているGE株を購入してもおかしくはないですね。
GE株には依然として悪材料があるので、冷静に判断したいです。

決算

業績をみると、かなり悪いです。
フラナリーCEOは、事業の選別をすすめていくことを発表しているので、いくつかの事業は売却すると思います。
恐らく「発電事業」と「航空エンジン事業」と「ヘルスケア事業」以外は売却の対象になっているでしょうね。

GE(General Electric) 決算

過去の出来事

なぜGEはこんなにダメなのか?(2018/03/14 更新)

GE(General Electric) 株価
(直近1年間のGE株価チャート)

GEの株価が上がっていかない1番大きな理由は、保険の引当金の計上が必要になってくるからです。
今年の1月GEは第4四半期の決算を発表しましたが、98億2,600万ドルの最終赤字でした。
赤字のうちの62億ドルは、保険支払金として計上した費用になります。

GEは、過去にGEキャピタルという子会社で保険事業を展開していました。
現在は保険契約の引き受けを行っていませんが、過去に引き受けた契約が残っています。
前回の決算時にその保険契約を評価したところ、62億ドルの費用を計上しなくてはいけなくなりました。

1番の問題は、62億ドルの費用計上だけではまだ足りないことです。
GEでは、今後7年間で150億ドルの引当金が必要になると予想しています。
そのため、今後業績が回復してもその保険の引当金と相殺されることになります。
そのため、今後もなかなか株価は上昇していかないと思いますね。

速報!GE、急落何があった?(2018/03/14 更新)

昨晩、GEの株価が急落しました。
ダウ平均が-0.68%、S&P500が-0.64%の下落だったのに対して、GEは-4.44%と下落しています。

昨晩の株価下落の理由は、JPモルガンが提出したレポートでGEの目標株価を引き下げたためです。
JPモルガンのアナリストが「既に下方修正されているGEの業績がその予想にも届かない恐れがある」と指摘しました。
目標株価も14ドルから11ドルに引き下げました。
その11ドルも下回る可能性があるとており、かなり弱気な見通しです。

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