目次
野村ACI先進医療インパクト投資とは
『野村ACI先進医療インパクト投資』は医療テクノロジーやバイオテクノロジー系の銘柄に投資するテーマ型の投資信託です。
手術ロボットや再生医療などの次世代医療関連の事業を展開している企業へ投資をしていく商品です。
医療関連の銘柄に投資するテーマ型の投資信託という認識で良いと思います。
申込期間はこちらです。
・当初申込期間
2018年10月9日~2018年10月22日
・継続申込期間
2018年10月23日~
商品の詳細はこちらです。
商品名 | 野村ACI先進医療インパクト投資 ※Aコース 為替Hあり 資産成長型 ※Bコース 為替Hなし 資産成長型 ※Cコース 為替Hあり 予想分配金提示型 ※Dコース 為替Hなし 予想分配金提示型 |
購入時手数料 | 3.24%(1億円未満) 1.62%(1億円以上5億円未満) 0.54%(5億円以上) |
信託報酬 | 年 1.782% |
信託財産留保額 | 基準価額に0.3%の率を乗じて得た額 |
スイッチング | 「Aコース」「Bコース」間および「Cコース」「Dコース」間で可能 |
スイッチング手数料 | 基準価額に0.3%の率を乗じて得た額 |
購入単位 | 1万口=1万円 |
換金代金 | 換金申込日から起算して5営業日目 |
設定日 | 2018年10月23日設定 |
信託期間 | 2028年12月19日まで |
決算日 | 「Aコース」「Bコース」 年2回の決算 「Cコース」「Dコース」 年12回の決算 |
ファンドは以下の4つのテーマを決定して投資をおこなっています。
今回の『野村ACI先進医療インパクト投資』は、A~Dコースが用意されています。
『Aコース』と『Bコース』は年2回分配をおこないます。
『Cコース』と『Dコース』は、原則毎月分配をおこないます。
CコースとDコースの場合、分配をおこなう際に下の図のように基準価額を目安にしています。
ポートフォリオ
ファンドは以下の通り構築していきます。
参考ポートフォリオはこちらです。
「国・地域別比率」をみると、米国が93%となっています。
ほとんど米国に投資をする投資信託というイメージでも良いと思います。
医療テクノロジーには、インテュイティブサージカルのような企業がピックアップされています。
インテュイティブサージカルは、世界最大手のロボット手術メーカーです。
イルミナは、DNAのすべての遺伝情報であるゲノムを解析する装置メーカーの最大手の会社です。
運用はACI(アメリカン・センチュリー・インベストメンツ)
運用はACI(アメリカン・センチュリー・インベストメンツ)がおこないます。
今回の最大のポイントは、ACIがどのような運用をおこなうかですね。
ACIは相場の見通しを発表しています。
気になる人はこちらで確認してください。
ACI:『インベストメント・アウトルック』
ACIの運用って上手いの?
今回の『野村ACI先進医療インパクト投資』は、ACIが運用をおこなっています。
そのため、ACIの運用力が1番重要ですね。
ACIが運用している投資信託から今回の商品のパフォーマンスを予想しましょう。
現在、ACIは以下の2種類の投資信託を運用しています。
・『米国バリュー・ストラテジー・ファンド』
・『野村米国ブランド株投資(通貨選択型)』
2種類とも米国株の投資信託ですね。
今回は『iシェアーズ米国株式インデックス』と比較しました。
『iシェアーズ米国株式インデックス』は、米S&P500のインデックスファンドです。
そのため、米国株全体の動きとほとんど同じ動きをしています。
さっそくパフォーマンスを比較してみます。
商品名 | 6カ月 | 1年 | 3年 |
iシェアーズ 米国株式 |
+10.0% | +19.9% | +11.4% |
米国バリュー・ストラテジーAコース | +3.2% | +7.2% | – |
米国バリュー・ストラテジーBコース | +7.7% | +9.7% | – |
野村米国ブランド株投資(円)毎月 | +11.6% | +25.8% | +11.8% |
野村米国ブランド株投資(米ドル)毎月 | +17.2% | +29.8% | +10.1% |
野村米国ブランド株投資(アジア)毎月 | +11.0% | +25.0% | +13.0% |
野村米国ブランド株投資(資源国)毎月 | +0.4% | +15.8% | +12.5% |
上の図の赤字が『iシェアーズ米国株式インデックス』のパフォーマンスです。
要は、米S&P500の動きとほぼ一緒です。
ACIが運用している投資信託と比較してもマチマチですね。
ただ『米国バリュー・ストラテジー』のパフォーマンスが悪いのはちょっと不安になりますね。
ヘルスケア系の投資信託って良いのか?
今回の『野村ACI先進医療インパクト投資』は、ヘルスケア系の投資信託になります。
ヘルスケア系の投資信託のパフォーマンスを『日経平均225連動型上場投資信託』と比較してみました。
『日経平均225連動型上場投資信託』は日経平均とほぼ同じ動きをします。
純資産総額の比較的大きいヘルスケア系の投資信託を5つピックアップしました。
・健次(グローバル・ヘルスケア&バイオファンド)
・JPMグローバル医療関連株式ファンド
・メディカル・サイエンスF(医療の未来)
・世界メディカル関連株式OP(医療革新)
・ニッセイ次世代医療ファンド
パフォーマンスを比較すると、以下の通りです。
商品名 | 6カ月 | 1年 | 3年 |
日経平均225投資信託 | +4.5% | +18.4% | +8.4% |
健次 | +13.6% | +12.6% | +1.8% |
JPMグローバル医療関連 | +17.1% | +19.1% | +1.0% |
医療の未来 | +15.0% | +18.0% | +0.9% |
医療革新 | +14.1% | +13.3% | +2.1% |
ニッセイ次世代医療 | +8.4% | +15.0% | +0.8% |
上の赤字が日経平均のインデックスファンドのパフォーマンスです。
ヘルスケア系の投信はいわゆるテーマ型投信となります。
直近6カ月間はヘルスケア系の株が上昇していたので、パフォーマンスが良いですね。
テーマ型の投資信託は”上昇するときは良いが、下落するときのダメージも大きい”という特徴があります。
どうしても組み入れる銘柄が偏るので、投資の際は注意してください。
今回のまとめ
『野村ACI先進医療インパクト投資』は医療テクノロジーやバイオテクノロジー系の銘柄に投資するテーマ型の投資信託です。
テーマ型の投資信託は“いい時は基準価額が大きく上がるけど、悪くなると基準価額が大きく下がる”可能性があるので、注意してください。
次世代医療技術は、今後の大きな相場のテーマになると思います。
コストが高いのが気になりますが、インテュイティブサージカルのような有望な企業も組み入れられるので期待しています。
直近募集になった新投資信託
『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10』
ゴールドマンサックスの社債に投資しつつ、国際分散投資戦略で収益をあげて運用する投資信託です。
当初申込期間は、2018年10月1日~10月30日。
『NWQグローバル厳選証券ファンド(Hあり/Hなし)(選択の達人)』
NWQグローバル厳選証券ファンドは「債券並みのリスクで株式並みのリターンを実現したい」という思いでつくられた投資信託です。
『アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド(限定追加型・繰上償還条項付)』
アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド(限定追加型・繰上償還条項付)は、次世代医療の銘柄に投資するテーマ型の投資信託です。
当初申込期間は、2018年9月12日~10月4日。
『ブラックロック・ガバナンス・フォーカス・ファンド』
ブラックロックは、コーポレートガバナンス(企業統治)の優れた日本企業の株式に投資する投資信託を設定しました。
当初申込期間は、2018年9月3日~9月14日。
『フィッシャー・グローバル・スモールキャップ・エクイティ・ファンド』
フィッシャー・グローバル・スモールキャップ・エクイティ・ファンドは、世界の小型株式を投資対象としている投資信託です。
当初申込期間は、2018年9月10日~9月28日。
『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09』
『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07』は、ゴールドマン・サックス社債に投資して、元本確保を目指す投資信託です。
当初申込期間は、2018年9月3日~9月27日。
『NW世界投資適格社債ファンド1809』
NW世界投資適格社債ファンド1809は、世界の投資適格債を投資対象としている投資信託です。
当初申込期間は、2018年9月3日~9月21日。
注意事項
・当サイトに掲載されている事項は、投資に関する情報の提供を目的に作成したものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません
・当サイトは特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません
・最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします
・当サイトでは、米国株についての情報を提供しています。