米国株

イルミナ(Illumina)の株価・見通し・決算情報

イルミナ(Illumina)とは

イルミナ 株価 見通し
イルミナ(Illumina)は、DNAのすべての遺伝子情報になるゲノムを解析する装置メーカーを提供している企業です。
”ヒトゲノム計画”では1人のゲノムを解析するのに、30億ドルの資金と13年の年月がかかりました。
しかし、現在のイルミナの解析装置では、数日あれば1,000ドルでヒトゲノムを解析することができます。


イルミナは、ゲノム解析をおこなう際の装置(次世代シーケンサー)を開発している最大手の企業です。
ゲノム解析をおこなうためには、イルミナの装置が必須です。
ライバルの民間企業も特にいないので、ゲノム解析をおこなう機会が増えていけば、イルミナの業績も上がっていくことが期待されます。

現在、投資家の間で最も注目されている新技術のひとつが『ゲノム編集』です。

今まで品種改良といえば“遺伝子組み換え技術”のことを指していました。
“遺伝子組み換え技術”は、もともと固体になかった遺伝子を外から組み入れ、目的の性質をもった個体を作り出す技術です。
ただ、遺伝子組み換え技術は、目的の性質をもった個体を作り出すまでに何度も実験をおこなう必要があり、時間やコストが必要でした。

ゲノム編集は、外から遺伝子を組み入れることなく、狙った遺伝子の特定部位を変化させることができます。
ピンポイントで特定の性質を操作することができます。
そのため、今までの遺伝子組み換え技術に比べて、明らかに優位です。
これから”ゲノム編集”の研究がすすむにつれ、イルミナの活躍する場も増えていきそうですね。


現時点でイルミナの脅威になるような企業は見当たりません。
2017年7月、中国のBGI社がシーケンサーの研究開発に取り組むことを発表しました。
BGI社はイルミナの顧客でしたが、これからはライバルになりそうです。
米国と中国は、政府がお金をだして色々なビッグプロジェクトをスタートしています。
イルミナは米国政府の後押しもあって、大きく成長していきそうですね。

日本で有名なのは、近畿大学水産研究所で家戸教授らが発表している「マッスルマダイ」ですね。
ゲノム編集で、筋肉の増えすぎる遺伝子を抑えて限界まで筋肉量を増やした真鯛です。
ちなみに近畿大学の水産研究所では、1965年にヒラメ、1967年にヘダイとイシダイ、1968年にブリ2002年にクロマグロ、世界初の人工ふ化による養殖を次々に成功させています。

直近の決算(2018/10/24 更新)

イルミナは引け後、第3四半期の決算を発表しました。
・売上高 8億5,300万ドル(前年同期比19.5%増)
・純利益 1億9,900万ドル(前年同期比22.1%増)
・EPS 1.52ドル

市場予想は 売上高8億28百万ドル EPS 1.26ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて株価は一時上昇しましたが、時間外は-1.1%程度で推移しています。
イルミナ 決算

直近の株価(2018/12/07 更新)

直近6カ月間のイルミナの株価チャートです。
イルミナ 株価チャート
(直近6カ月間のイルミナの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをS&P500と比較しました。
イルミナの株価:+19.10%
S&P500指数:-2.69%
イルミナ 株価チャート
(青色:イルミナの株価赤色:S&P500)

事業別売上高

事業別の売上高はこちらです(2017年通期)。

・製品事業(Product revenue) 22億89百万ドル
・サービス・その他事業(Service and other revenue) 4億63百万ドル

34
製品事業(Product revenue)は、消耗品(Consumables)と機器(Instrument)に分かれています。
シーケンサー(機器)を販売するというよりもシーケンサー(機器)に使われる消耗品で稼ぐビジネスモデルです。
売上高の構成比はこちらになります。
・消耗品(Consumables) 64%
・機器(Instrument) 19%
・サービス・その他 17%です。
イルミナ(Illumina)

地域別売上高

地域別の売上高はこちらです(2017年通期)。

米国(United States) 15億11百万ドル
欧州(Europe) 6億32百万ドル
中国(Greater China) 2億92百万ドル
アジア・太平洋(Asia-Pacific) 2億22百万ドル
その他(Other markets) 95百万ドル

35

決算

イルミナ 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

・ゲノムの解析をおこなうには、イルミナの解析装置が必要
・ゲノム編集は、これから伸びていく新技術のひとつ
・人間のゲノムは、数日あれば1,000ドルで解析可能

イルミナは、ゲノム解析をおこなう際の装置(次世代シーケンサー)を開発している最大手の企業です。
ライバルの民間企業も特にいないので、ゲノム解析をおこなう機会が増えていけば、イルミナの業績も上がっていくことが期待されます。
ゲノム編集は、遺伝子組み換えと比較すると、はるかに効率が良いです。
これからの時代には、イルミナの次世代シーケンサーの活躍の場が広がっていくと思います。

関連資料

イルミナ:『公式HP』
イルミナ:『Annual Report』

注意事項

・当サイトに掲載されている事項は、投資に関する情報の提供を目的に作成したものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません
・当サイトは特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません
・最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします
・当サイトでは、債券についての情報を提供しています。


ブログランキングに参加しています。
他の米国株ブログが気になる人はこちらもチェックしてください。

過去の決算

2018年第2四半期の決算(2018/07/31 更新)

イルミナは、引け後に第2四半期の決算を発表しました。

売上高 8億3,000万ドル(前年同期比25.4%増)
純利益 2億900万ドル(前年同期比63.3%増)
EPS 1.43ドル

市場予想は、売上高7億87百万ドル EPS 1.11ドルだったので、市場予想を大きく上回る内容でした。
この決算を受けて、株価は時間外で+6.92%で推移しています。
イルミナ 決算

2018年第1四半期の決算(2018/04/25 更新)

イルミナは、引け後に第1四半期の決算を発表しました。

売上高 7億8,200万ドル(前期比30.8%増)
純利益 2億800万ドル(前期比43.2%減)
EPS 1.45ドル(予想1.03ドル)

決算を受けて、アフターマーケットは+0.6%程度で推移しています。
イルミナ 決算