米国株

イルミナ(Illumina)の株価・見通し・決算情報

イルミナ(Illumina)とは

イルミナ 株価 見通し
イルミナ(Illumina)は、DNAのすべての遺伝子情報になるゲノムを解析する装置メーカーを提供している企業です。
”ヒトゲノム計画”では1人のゲノムを解析するのに、30億ドルの資金と13年の年月がかかりました。
しかし、現在のイルミナの解析装置では、数日あれば1,000ドルでヒトゲノムを解析することができます。


イルミナは、ゲノム解析をおこなう際の装置(次世代シーケンサー)を開発している最大手の企業です。
ゲノム解析をおこなうためには、イルミナの装置が必須です。
ライバルの民間企業も特にいないので、ゲノム解析をおこなう機会が増えていけば、イルミナの業績も上がっていくことが期待されます。


イルミナの売上高は、消耗品(Consumables)と機器(Instruments)、その他製品(Other product)、サービスとその他売上(Service and other revenue)の4つで構成されています。
下記のように、イルミナはシーケンサー(機器)で使われる消耗品で稼ぐビジネスモデルです。

消耗品(Consumables)
…21億56百万ドル(64.7%)
機器(Instruments)
…5億69百万ドル(17.1%)
その他製品(Other product)
…24百万ドル(0.7%)
サービス・その他売上(Service and other revenue)
…5億84百万ドル(17.5%)

現在、投資家の間で最も注目されている新技術のひとつが『ゲノム編集』です。

今まで品種改良といえば“遺伝子組み換え技術”のことを指していました。
“遺伝子組み換え技術”は、もともと固体になかった遺伝子を外から組み入れ、目的の性質をもった個体を作り出す技術です。
ただ、遺伝子組み換え技術は、目的の性質をもった個体を作り出すまでに何度も実験をおこなう必要があり、時間やコストが必要でした。

ゲノム編集は、外から遺伝子を組み入れることなく、狙った遺伝子の特定部位を変化させることができます。
ピンポイントで特定の性質を操作することができます。
そのため、今までの遺伝子組み換え技術に比べて、明らかに優位です。
これから”ゲノム編集”の研究がすすむにつれ、イルミナの活躍する場も増えていきそうですね。


現時点でイルミナの脅威になるような企業は見当たりません。
2017年7月、中国のBGI社がシーケンサーの研究開発に取り組むことを発表しました。
BGI社はイルミナの顧客でしたが、これからはライバルになりそうです。
米国と中国は、政府がお金をだして色々なビッグプロジェクトをスタートしています。
イルミナは米国政府の後押しもあって、大きく成長していきそうですね。

日本で有名なのは、近畿大学水産研究所で家戸教授らが発表している「マッスルマダイ」ですね。
ゲノム編集で、筋肉の増えすぎる遺伝子を抑えて限界まで筋肉量を増やした真鯛です。
ちなみに近畿大学の水産研究所では、1965年にヒラメ、1967年にヘダイとイシダイ、1968年にブリ2002年にクロマグロ、世界初の人工ふ化による養殖を次々に成功させています。

直近の決算

2019年10月24日(金)の引け後、イルミナが2019年第3四半期の決算を発表しました。

売上高
…9億7百万ドル(前年同期比6.3%増)
純利益
…2億34百万ドル(前年同期比17.6%増)
EPS
…1.93ドル

市場予想では、売上高8億70百万ドル EPS 1.4ドルだったため、予想を上回る内容でした。
CEOが電話会議で、短期的な成長についてネガティブな発言をしたことが嫌気されています。
決算を受けて、株価は時間外で-5.3%程度で推移しています。
イルミナ 米国株 決算

直近の株価

直近1年間の株価をS&P500と比較しました(2019年10月25日終値)。
イルミナの株価:-1.5%
S&P500指数:+13.2%
イルミナ 米国株 株価チャート
(青色:イルミナの株価赤色:S&P500)

事業別の売上高

事業別の売上高はこちらです(2018年通期)。

製品売上(Product revenue)
…27億49百万ドル
サービス・その他売上(Service and other revenue)
…5億84百万ドル

イルミナ 米国株 決算

製品別の売上高

製品別の売上高はこちらです(2018年通期)。

消耗品(Consumables)
…21億56百万ドル
機器(Instruments)
…5億69百万ドル
その他製品(Other product)
…24百万ドル
サービス・その他売上(Service and other revenue)
…5億84百万ドル

イルミナ 米国株 決算

地域別売上高

地域別の売上高はこちらです(2018年通期)。

米国地域(Americas)
…18億64百万ドル
欧州・中東・アフリカ(Europe, Middle East, and Africa)
…8億51百万ドル
中華圏(Greater China)
…3億65百万ドル
アジア太平洋(Asia-Pacific)
…2億53百万ドル

イルミナ 米国株 決算

決算

イルミナ 米国株 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

・ゲノムの解析をおこなうには、イルミナの解析装置が必要
・ゲノム編集は、これから伸びていく新技術のひとつ
・人間のゲノムは、数日あれば1,000ドルで解析可能

イルミナは、ゲノム解析をおこなう際の装置(次世代シーケンサー)を開発している最大手の企業です。
ライバルの民間企業も特にいないので、ゲノム解析をおこなう機会が増えていけば、イルミナの業績も上がっていくことが期待されます。
ゲノム編集は、遺伝子組み換えと比較すると、はるかに効率が良いです。
これからの時代には、イルミナの次世代シーケンサーの活躍の場が広がっていくと思います。

関連資料

イルミナ:『公式HP』
イルミナ:『Annual Report』

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過去の決算

2019年第2四半期の決算

2019年7月29日(月)の引け後、イルミナが2019年第2四半期の決算を発表しました。

売上高
…8億38百万ドル(前年同期比1.0%増)
純利益
…2億96百万ドル(前年同期比41.6%増)
EPS
…1.35ドル

市場予想は、売上高8億66百万ドル EPS 1.34ドルだったので、まちまちの内容でした。
通期の利益予想を引き下げたことが嫌気されています。
決算を受けて、株価は時間外で-2.7%程度で推移しています。
イルミナ 米国株 決算

2019年第1四半期の決算

2019年4月25日(木)の引け後、イルミナが2019年第1四半期の決算を発表しました。

売上高
…8億46百万ドル(前年同期比8.2%増)
純利益
…2億33百万ドル(前年同期比12.0%増)
EPS
…1.60ドル

市場予想は、売上高8億34百万ドル EPS 1.34ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は時間外で-3.5%程度で推移しています。
イルミナ 米国株 決算

2018年第4四半期の決算

2019年1月29日(火)の引け後、イルミナは2018年第4四半期の決算を発表しました。

・売上高
…8億67百万ドル(前年同期比11.4%増)
・純利益
…2億10百万ドル(前年同期比3.1倍)
・EPS
…1.32ドル

市場予想は、売上高8億64百万ドル EPS 1.36ドルなので、まちまちの内容でした。
決算を受けて、株価は時間外で-2.6%程度で推移しています。
イルミナ 決算

2018年第3四半期の決算(2018/10/24 更新)

イルミナは引け後、第3四半期の決算を発表しました。
・売上高 8億5,300万ドル(前年同期比19.5%増)
・純利益 1億9,900万ドル(前年同期比22.1%増)
・EPS 1.52ドル

市場予想は 売上高8億28百万ドル EPS 1.26ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて株価は一時上昇しましたが、時間外は-1.1%程度で推移しています。
イルミナ 決算

2018年第2四半期の決算(2018/07/31 更新)

イルミナは、引け後に第2四半期の決算を発表しました。

売上高 8億3,000万ドル(前年同期比25.4%増)
純利益 2億900万ドル(前年同期比63.3%増)
EPS 1.43ドル

市場予想は、売上高7億87百万ドル EPS 1.11ドルだったので、市場予想を大きく上回る内容でした。
この決算を受けて、株価は時間外で+6.92%で推移しています。
イルミナ 決算

2018年第1四半期の決算(2018/04/25 更新)

イルミナは、引け後に第1四半期の決算を発表しました。

売上高 7億8,200万ドル(前期比30.8%増)
純利益 2億800万ドル(前期比43.2%減)
EPS 1.45ドル(予想1.03ドル)

決算を受けて、アフターマーケットは+0.6%程度で推移しています。
イルミナ 決算