ひふみプラスは大丈夫か?

ひふみプラスとは

私は、ひふみプラスの運用パフォーマンスは優秀だと考えています。
レオス・キャピタルの運用担当者が“足”を使って、情報を集めているという点にも好感がもてます。
ひふみプラスについて、良いと思うことは下の記事でまとめました。

002542
ひふみプラスって本当に良いの?

今回は、ひふみプラスに対して不安に感じていることをまとめました。
どんなものにも、ずっと良いものというのはないので注意してください。

ひふみプラスは大丈夫か?

ひふみプラスの1番のリスクは“お金が集まりすぎて、運用方法を変化させている”ことだと思います。
下の図が純資産総額の推移です。
特に2017年2月に社長の藤野氏が『カンブリア宮殿』に出演して以来、ひふみプラスにものすごく多くのお金が集まっています。
002762

「運用するお金が集まったのだから良いじゃないか」という言う人もいますが、私は違うと思います。
動かすお金が大きくなると、マーケットにあたえるインパクトがそれだけ大きくなります。
ひふみプラスだけで考えても、純資産総額は6,000億円以上あります(2018年5月末)。
たとえ1%の資金で中小型株を買おうとしても、60億円の資金で買い付けることになります

現実的には、ジャスダック銘柄は、ほとんどが購入できないと思います。
売買すると、株価が上下しすぎたりして影響が大きすぎます。
“お金を集めすぎたことで、中小型の日本株は投資しにくい”という状態ですね。

例えば、B-Rサーティワン アイスクリーム(2268)の時価総額は約399億円しかありません(6月26日)。
このような時価総額の小さい銘柄をファンドの1%の資金(60億円程度)を使って買い付けると、すごく株価が大きく動いてしまいます。
さらに売却するとしても企業にあたえる影響が大きすぎるので、なかなか難しいような気もします。

ひふみプラスの過去のレポートをみると、実際に中小株への投資比率は下がっています。
東証1部以外の銘柄の組み入れ比率をみると…
24.86%(2013年5月)→23.49%(2014年5月)→14.48%(2015年5月)→14.5%(2016年5月)→9.0%(2017年5月)→6.4%(2018年5月)
中小型株の組み入れ比率は、どんどん下がっていますね。

ひふみ側も、中小型株の動きが取りにくいことは重々承知していると思います。
そのため、海外の株を組み入れたりして、運用も変化させていますね。
過去の運用をみると、ひふみプラスは積極的に中小型銘柄をポートフォリオに組み入れていました
現在のひふみプラスのポートフォリオはだいぶ変わってしまっています。
純資産総額が増えてしまったので、仕方ないかもしれませんね。

今後は大型株中心の運用になっていかざるを得ないのかなぁと感じています
大型株中心の運用になると、とにかくTOPIXと同じような動きになってしまいます
そうすると、“ひふみプラス”に投資していく意味がどんどん薄れるような気がしています