今回の記事では、”優れたビジネスモデルを構築している米国の外食企業”を3銘柄ピックアップしました。
下の3銘柄は、いずれも独自のビジネスモデルを構築しています。
今回の記事では、米国を代表する外食銘柄を解説しています。
「米国の外食銘柄に投資したい!」という方は、ぜひチェックしてください。
目次
米国最強の外食銘柄とは
米国と日本を代表する外食企業の時価総額を比較しました。
マクドナルドとスターバックスの時価総額は、圧倒的ですね。
日本の外食企業と比較すると、比べものにならないことが分かります。
~米国を代表する外食企業の時価総額~
・マクドナルド
…1,357億26百万ドル(2019/01/02 終値)
⇒14兆7,941億円(109円換算)
・スターバックス
…797億95百万ドル(2019/01/02 終値)
⇒8兆6,976億円(109円換算)
・シェイクシャック
…13億8百万ドル(2019/01/02 終値)
⇒1,425億72百万円(109円換算)
~日本を代表する外食企業の時価総額~
・日本マクドナルド
⇒6195億94百万円(2018/12/28 終値)
・ゼンショー
⇒3980億44百万円(2018/12/28 終値)
・すかいらーく
⇒3419億40百万円(2018/12/28 終値)
米国の外食企業の株価チャートを一覧にしました。
※シェイクシャックは2015年の上場なので、省略しました。
(直近5年間の株価チャート)
株価をみると、相場全体を上回るパフォーマンスとなっています。
・Mcdonald’s…+83.8%(青色)
・Starbucks…+65.6%(赤色)
・S&P500…+36.2%(黒)
・日経平均…+25.8%(紫色)
マクドナルド
マクドナルド(McDonald’s)は、世界最大のハンバーガー・チェーンを展開している企業です。
今回取り上げているのは、米国のマクドナルドです。
日本マクドナルドは米国のマクドナルドにお金を支払うことで、”マクドナルド”ブランドのハンバーガーを提供することができています。
投資するなら、米国のマクドナルドの方がおすすめですね。
映画「ファウンダー」をチェック!
マクドナルドの経営は非常に安定しています。
実は、マクドナルドの収益の大部分は”フランチャイズ収入”です。
マクドナルドの経営について細かく知りたい人は、上の動画の『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』を観てください。
映画の中でも、”マクドナルドはハンバーガーチェーンではなく、不動産オーナー”という言葉がでてきます。
マクドナルドはフランチャイズを上手に活用することで、安定した経営を実現しています。
自動化に注力
マクドナルドは、自動注文端末機をそなえた新型店舗へ改装をすすめています。
自動注文端末機では、大型のタッチパネルで簡単に注文することができます。
今後、マクドナルドは自動注文端末機を活用することで、従業員を減らしていく方針です。
そのため、将来的にマクドナルドの利益率は大きく改善していくと思います。
スターバックス
スターバックス(Starbucks)は、世界60ヵ国以上の国と地域でコーヒー店を展開している企業です。
”ただコーヒーを提供するのではなく、自宅でも職場でもない第3の場所(サードプレイス)を提供する”というビジネスモデルは、世界中で真似されています。
ちなみに、かつて日本でも”スターバックス・ジャパン”として上場していましたが、現在では上場廃止となっています。
サード・プレイスで世界一に
スターバックスは、自宅でも職場でもない『第3の場所(サード・プレイス)』を提供するというビジネスモデルで世界一のコーヒー・チェーンに成長しました。
ただコーヒーを売るのではなく、”店の雰囲気”や”場所”を提供することに注力したビジネスモデルです。
そのため、スターバックスの店内は無料WiFiを提供するなど、非常に居心地が良い空間になっています。
モバイルオーダーが普及するか
2017年11月、スターバックスは”モバイルオーダー&ペイ”経由の注文が1割に達したと発表しました。
上の動画の通り、家を出る際にアプリでコーヒーを注文しておけば、店舗で待つことなくコーヒーを受け取ることができます。
今後、モバイル経由の注文方式が普及していくかに注目ですね。
シェイクシャック
シェイク・シャック(Shake Shack)は、グルメバーガーで有名なハンバーガー・チェーンです。
アンガスビーフ100%のグルメバーガーは、日本でも大人気ですね。
シェイク・シャックは、マクドナルドやロッテリアなどのファーストフードとはまったく違う戦略をとっています。
出店ペースも緩やかで、質の落として”ただのファーストフードチェーンにはしたくない”という創業者の想いを感じます。
質の高いグルメバーガー
シェイクシャックの創業者は、高級レストランの経営者です。
そのため、ひとつひとつのメニューに強いこだわりがあります。
ハンバーガーはホルモン剤を使わないアンガスビーフ、フレッシュアイスは砂糖のみを使用するなど、食材を厳しく選定しています。
今回のまとめ
今回の記事のポイントはこちらです。
・マクドナルドとスターバックスの規模は圧倒的
・映画「ファウンダー」を観ると、マクドナルド株がよく分かる
・マクドナルドは店舗の”自動化”をすすめ、利益率が高くなりそう
・スターバックスは”サード・プレイス”戦略で大きく成長
・シェイクシャックは、NY発”グルメバーガー”を提供
今回は”優れたビジネスモデルをもつ”外食銘柄を3社ピックアップしました。
マクドナルドとスターバックス、シェイクシャックは、いずれも今後の成長が期待できます。
映画「ファウンダー」を観ると、マクドナルドがどうして”外食世界一”になったのか分かります。
関連資料
マクドナルド:『公式HP』
マクドナルド:『Annual Report』
スターバックス:『公式HP』
スターバックス:『Annual Report』
シェイクシャック:『公式HP』
シェイクシャック:『Annual Report』
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