米国株

スターバックス(Starbucks)の株価・見通し・決算情報

スターバックス(Starbucks)とは

スターバックス 株価 見通し
スターバックス(Starbucks)は、世界60ヶ国以上でコーヒー店を展開している企業です。
日本にも1996年に進出しており、現在では1,000を超える店舗を運営しています。
スターバックスは、かつて日本でも“スターバックス・ジャパン”として上場していました。
しかし、2015年に米国のスターバックスがTOB(株式公開買付)をして買収したため、上場廃止となっています。
そのため、スターバックスの株を購入しようと思ったら、米国のスターバックス社の株を買うしかありません。


スターバックスは、飲食ビジネスのお手本のような企業です。
看板商品の“スターバックス・ラテ”は、410円(Grande)もします。
こんなに価格の高いコーヒーを販売して稼ぐことができている理由は、“店の雰囲気”を売っているからです。

スターバックスは“快適に店内で過ごせるかどうか”に非常に力を注いでいます。
店内を過ごしやすい空間にするために、無料WiFiを提供したり、従業員への教育を徹底しています。
スターバックスの『ただコーヒーを売るのではなく、自宅でも職場でもない第3の場所(サードプレイス)を提供する』というビジネスモデルは、世界中のフードビジネスの企業に真似をされています。

スターバックスのロゴは、ギリシア神話に登場するセイレーンが由来になっています。
セイレーンは美しい声で船を招き寄せて難破させて、船員を食い殺す怪物です。
ただの美しい人魚かと思ったら、まったく違いますね。


2017年11月、スターバックスは「モバイルオーダー&ペイ」の注文が10%に達したことを発表しました。
このアプリを使えば、家を出る際にアプリでコーヒーをオーダーし、5分後、スターバックスでコーヒーを受け取るような使い方ができます。
今後は、店舗経由ではなくアプリ経由での注文が増えていくと思います。


スターバックスで提供されているコーヒーの単価は、正確には分かりません。
おそらく原価は非常に安いと思います。
コーヒービジネスの裏側が知りたい人は、上の動画の「おいしいコーヒーの真実」を観てください。

一般的なコーヒー1杯の売上の内訳は下の図の通りです。
とにかくコーヒー豆の単価は、とても低いですね。
コーヒーは、利益率の高い飲み物だということが分かります。
ちなみに、スターバックスは「コーヒー豆を栽培する生産者に利益が還元されるように、キチンとした価格でコーヒー豆を購入している」とコメントしています。
ただ、いくらで購入しているのかは、資料をみてもよく分かりませんでした。
スターバックス(Starbucks)

2018年6月、スターバックスは、長年会社を率いてきたハワード・シュルツ会長が退任すると発表しました。
シュルツ氏は「お店でコーヒーを売る」という喫茶店スタイルから「時間と空間を売る」という新しいビジネスモデルを構築した経営者です。
シュルツ氏がスターバックスを買収した際は11店舗しかありませんでしたが、現在では2万店舗以上あります。

2018年5月29日スターバックスは、米国の直営店舗をすべて一時閉鎖しました。閉鎖した店舗では、差別や偏見についての研修がおこなわれました。
研修がおこなわれた理由は、4月にフィラデルフィアの店舗で黒人男性が逮捕された事件があったからです。

スターバックスの店舗に、2人の黒人男性が来店しました。
2人の男性は友達を待っていたため、何も注文せずに店内で待っていました。
店の従業員がオーダーするように言いましたが、2人の男性は応じませんでした。
「オーダーしないなら警察を呼ぶ」と従業員が告げましたが、それでも応じなかったので警察を呼んで逮捕しました。

スターバックスは、2日後に「逮捕したのは間違いだった」と公式に声明を発表しました(上のツイート)。
しかし、声明を発表したのは2日後と遅かったので、スターバックスはかなり批判されました。

ちなみに、私は警察を呼んだスタバの従業員の気持ちが分かります。
実は、日本と米国のスタバは全然雰囲気がちがいます。
米国のスタバでは、ホームレスが1日中座っていることもあります(オシャレな店内ではない)。
NYは公共トイレが少ないため、スタバのトイレを使うホームレスは多いです。
米国のスタバの現状をみると、「注文しないで店内にいられても困る」と判断した店員の気持ちも少し分かります。

飲食チェーンの従業員を全員キチンと教育するのは実質的に無理なので、こういったトラブルが起きるケースは、今後もあると思います。


私は、これからスターバックスの成長スピードは鈍化していくと予想しています。
6月19日、スターバックスは”2019年度に直営店を150店舗閉鎖する”と発表しました。
米国では賃金が上昇しており、採算が取れなくなった店舗が多くなっています。
150店舗の閉鎖は数自体は大したことないですが、店舗拡大にブレーキをかけていく方針の意味合いは大きいです。
これからのスターバックスの業績は鈍化して、安定的な成長をしていく可能性が高そうですね。

直近の決算

2019年10月30日(水)の引け後、スターバックスが2019年第4四半期の決算を発表しました。

売上高
…67億47百万ドル(前年同期比7.0%増)
純利益
…8億290万ドル(前年同期比6.2%増)
EPS
…0.70ドル

市場予想では、売上高66億80百万ドル EPS 0.7ドルだったので、まちまちでした。
地域別にみると、米国と中国が好調ですね。
決算を受けて、株価は+2.8%程度で推移しています。
スターバックス 米国株 決算

直近の株価

直近1年間の株価をS&P500と比較しました(2019年11月4日終値)。
スターバックス:+27.8%
S&P500指数:+12.4%
スターバックス 米国株 株価チャート
(青色:スターバックスの株価赤色:S&P500)

事業別の売上高

事業別の売上高はこちらです(2017年通期)。

直営店舗事業
…176億50百万ドル
ライセンスストア事業
…23億55百万ドル
消費者製品事業
…23億81百万ドル

スターバックス(Starbucks) 決算

地域別の売上高

地域別の売上高はこちらです(2017年通期)。

米国内
…165億27百万ドル
その他
…58億59百万ドル

スターバックス(Starbucks) 決算

決算

スターバックス(Starbucks) 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

・スターバックスは、世界最大のコーヒーチェーン
・コーヒーを売るのではなく、時間と場所を売って成功した
・”モバイルオーダー&ペイ”を使った注文が増えている
・従業員の接客でスキャンダルになる可能性がある

スターバックス(Starbucks)は、世界60カ国以上でコーヒー店を展開している企業です。
日本のスターバックス株はTOBしているので、スターバックス株を購入しようと思ったら米国のスターバックス株を購入する必要があります。
スターバックスは「お店でコーヒーを売る」という喫茶店スタイルから、「時間と空間を売る」という新しいビジネスモデルを構築した企業です。

関連資料

スターバックス:『公式HP』
スターバックス:『Annual Report』

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過去の決算

2019年第3四半期の決算

2019年7月25日(木)の引け後、スターバックスが2019年第3四半期の決算を発表しました。

売上高
…68億23百万ドル(前年同期比8.1%増)
純利益
…13億7,280万ドル(前年同期比61.0%増)
EPS
…0.78ドル

市場予想は、売上高66億70百万ドル EPS 0.72ドルだったので、予想を上回る内容でした。
通期EPSの見通しを引き上げたことが好感されていますね。
決算を受けて、株価は時間外で+6.5%程度で推移しています。
スターバックス 米国株 決算

2019年第2四半期の決算

2019年4月25日(木)の引け後、スターバックスが2019年第2四半期の決算を発表しました。

売上高
…63億590万ドル(前年同期比4.5%増)
純利益
…6億6,320万ドル(前年同期比0.5%増)
EPS
…0.60ドル

市場予想は、売上高63億20百万ドル EPS 0.56ドルだったので、まちまちでした。
決算を受けて、株価は時間外で+0.8%程度で推移しています。
スターバックス 米国株 決算

2019年第1四半期の決算

2019年1月24日(木)の引け後、スターバックスが2019年第1四半期の決算を発表しました。

売上高
…66億3,270万ドル(前年同期比9.2%増)
純利益
…7億6,060万ドル(前年同期比66.2%減)
EPS
…0.75ドル

市場予想は 売上高64億90百万ドル EPS 0.65ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は時間外で+2.1%程度で推移しています。
スターバックス 決算
減益になっているのは、撤退などの再編費用が増加したことが原因です。
中国の既存店売上高が1%増にとどまっていることが、気になります。

2018年第4四半期の決算(2018/11/02 更新)

スターバックスは引け後、第4四半期の決算を発表しました。

売上高
…63億360万ドル(前年同期比10.6%増)
純利益
…7億5,580万ドル(前年同期比 4.1%減)
EPS
…0.62ドル

市場予想は、売上高 62億70百万ドル EPS 0.6ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は時間外で+8.6%程度上昇しています。
スターバックス 第4四半期の決算
既存店売上高が3%増(市場予想2%増)と伸びたため、好感されたようです。
純利益が減少しているのは、リストラ費用のためです。

2018年第3四半期の決算(2018/07/27 更新)

スターバックスが、引け後に第3四半期の決算を発表しました。
・売上高63億1,030万ドル(前年同期比11.5%増)
・純利益8億5,250万ドル(前年同期比23.3%増)
・EPS 0.62ドル

市場予想は、売上高62億50百万ドル EPS 0.61ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
この決算を受けて、株価は時間外で+0.4%程度で推移しています。
スターバックス(Starbucks) 決算

2018年第2四半期の決算(2018/04/27 更新)

スターバックスが第2四半期の決算を発表しました。
・売上高60億3,180万ドル(前期比13.9%増)
・純利益6億6,010万ドル(前期比1.1%増)
・EPS 0.53ドル

市場予想では売上高59億3,000万ドル、EPS 0.53ドルとなっています。
売上高は市場予想を上回りましたがEPSは一致しています。
スターバックス(Starbucks) 決算