セールスフォース(CRM)の銘柄紹介

セールス・フォース(CRM)ってどんな会社?

セールスフォース(CRM)は、クラウド型の営業支援や顧客管理ツールサービスを提供している会社です。
高額なシステムを導入しなくても最新サービスが利用でき、使った分だけ課金するというビジネスモデルが顧客から支持され、急成長しました。
全世界で15万社以上に導入実績があり、日本郵政やトヨタやソニーなども利用しています。

直近の決算(2018/05/30 更新予定)

セールスフォース(CRM)が第1四半期の決算を発表しました。
決算内容をみると、売上高30億600万ドル(前期比25.4%増)、純利益3億4,400万ドル(前期比344倍)、EPS 0.74ドルでした。
市場予想は、売上高29億40百万ドル EPS 0.46ドルだったので、予想を上回る好調な決算でした。
好調な決算を受けて、アフターマーケットでは+4.4%程度で推移しています。
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事業

事業別売上高をみると、セールスクラウド(Sales Cloud)35億54.3百万ドル、サービスクラウド(Service Cloud)28億77.1百万ドル、セールス・プラットフォーム等(Salesforce Platform and Other)19億29.2百万ドル、マーケティング・クラウド(Marketing Cloud)13億49.9百万ドルとなっています。

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セールスクラウド(Sales Cloud)

セールスフォースの中核事業である営業支援サービスです。
「Sales Cloud」は、営業活動を効率化してくれるツールです。
このサービスを利用すれば、顧客の経営状況が一目でわかり、売上の予測や競合他社の動向などの顧客情報を瞬時に確認することができます。

上の動画はアメリカン・エキスプレスの導入例になります。
米コカ・コーラ、アディダス、トヨタなど様々な企業で普及がすすんでおり、全世界で15万社以上に導入されています。

サービスクラウド(Service Cloud)

サービスクラウド事業は、顧客支援プラットフォームを基盤とする製品です。
顧客ひとりひとりに合わせたサービスを提供することができるツールです。
「Service Cloud」は、カスタマーサービス支援をしてくれるプラットフォームです。

セールスフォース・プラットフォーム(Salesforce Platform and Other)

セールスフォース・プラットフォーム事業は、顧客のニーズに合わせて作ることのできるプラットフォームサービスです。
顧客の必要な様々なアプリやサービスを作ることができます。
プログラマーのように詳しい人でなくても、サポートを受けながら作ることができます。

マーケティング・クラウド(Marketing Cloud)

マーケティング・クラウド事業は、デジタル・マーケティング・プラットフォームです。
例えば旅行やホテルの予約履歴からおすすめ情報を紹介したり、店舗の近くにいる顧客には割引クーポンを贈ったりすることができます。
マーケティング活動を自動化してくれるツールです。

上の動画はサンリオの導入例になります。

地域別の売上高

地域別の売上高をみると、アメリカ地域75億79百万ドル、ヨーロッパ地域19億3百万ドル、アジア太平洋地域9億97百万ドルとなっています。
どの地域も順調に売上高は伸びています。

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セールスフォースのこれから

セールスフォースは、2017年11月に「DREAMFORCE 2017」を開催しました。
創業者のマーク・ベニオフCEOは、基調講演の中で、これからのセールスフォースの方向性について言及がありました。

「次世代のテクノロジーを活用して、顧客と新しい形でつながることが第4次産業革命で。そこでセールスフォースがプラットフォーマーになりたい」とコメントしました。
ベニオフ氏いわく、第1次産業革命が1784年の蒸気機関の誕生、第2次産業革命が1840年の電気の誕生、第3次産業革命が1969年のコンピューターの誕生だとして、現在がインテリジェンスによる第4次産業革命が起きているそうです。
おそらく言いたいことは、IoTや人工知能などのテクノロジーは、大量のデータやインテリジェンス(知識)をうまく活用できる企業が成長することができるということですね。
そして、セールスフォースがそうなりたいという話だと思います。

Sales Force 08
(セールスフォース 公式サイト)

セールスフォースは、CRM(顧客管理システム)のシェアは世界で1番なので、引き続きシェアを拡大していくことが大切だと思います。
アマゾンと同じように、シェアを取った後利益率を上げていく方向でも良いですね。

Sales Force 07
(セールスフォース 公式サイト)

セールスフォースの良いところ・悪いところ

セールスフォースには、マイクロソフトオラクルなどの強力なライバルがいます。
それでもシェアを拡大できている理由は、セールスフォースがCRM(顧客管理システム)の市場を開拓してきたということが大きいですね。
それに年に数回無料でバージョンアップをするなどの強い顧客志向が、ユーザーから支持されているからだと思います。

ただ、セールスフォースには最大の弱点があります。
それは、利益率の低さです。
セールスフォースの営業利益率は、ネット企業の中でも圧倒的に低いです。
シェア拡大のために利益を犠牲にしているということはもちろんあります。
しかし、顧客サポートにも力を入れているビジネスモデルが邪魔してなかなか人件費が下がらないということはありますね。
現在はシェアの拡大に注力しても良いと思いますが、なかなか利益率を上げていくのは難しいかもしれませんね。

セールスフォースの導入事例

セールスフォースを導入している企業は、全世界で15万社あります。
日本企業でも、ソニー・日本郵政・日立・ダイハツ・トヨタ・ミズノ・三菱東京UFJ銀行・資生堂・朝日生命・パソナ・JALなどの様々な企業の導入実績があります。
行政サービスでも導入実績があります。内閣府が提供するマイナンバー制度に基づいて構築された「マイポータル」の電子申請機能はセールスフォースが構築したものです。
アディダスは、実店舗よりもデジタルの方に力を入れています。

シティバンクのような金融サービスにも導入実績があります。

ソニーのような製造業にも導入実績は多いです。

決算

売上高は、かなりきれいな右肩上がりのグラフです。
利益をみてもわかりますが、課題は利益率の低さです。
数年前まで赤字だったことを考えると、良くなってきているとは思いますが、かなり物足りない数字です。
顧客を開拓して、アフターケアをし続けるというビジネスモデルが、どうしても人件費を高止まりさせてしまっていますね。
市場が伸びている中でシェアを拡大させ、利益率を上げていくしかないですね。

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