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アドビ(Adobe)の株価・見通し・決算情報

アドビ(Adobe)とは

アドビシステムズ 株価 見通し
アドビ
(Adobe)は、1982年創業の老舗ソフトウェア企業です。
Webサービスを扱ったことのある人なら1度は利用したことのある以下のサービスを提供しています。

PDF(国際標準文書フォーマット)
Photoshop(画像編集・デザイン)
Illustrator(イラスト・グラフィック)
Adobe Stock(ストック素材)
アドビシステムズ 製品一覧

アドビは、「Photoshop」や「Illustrator」などのソフトウェアをただ単に販売する企業ではありません。
実は、アドビは、ほとんどのソフトウェアをサブスクリプション(定額課金)で提供しています。
ソフトウェアを定額課金モデルで販売することで”1度販売したら終わり”ではなく、”継続的に顧客から収益を稼ぐ”体制となっています。

従来の”1度販売したら終わり”のビジネスモデルだと、顧客が新商品を購入する際の価格が高くなります。
定額課金モデルにすることで、顧客が負担するコストが下がります。
顧客にとっては、サービスを導入するハードルが下がるメリットがあります。
アドビにとっては、新規顧客を獲得しやすくなり、業績が安定するというメリットがあります。
双方にとって、Win-Winのビジネスモデルとなっています。


アドビの良いトコロは、とにかく利益率が高いことです。
事業別の売上高と利益は下の表の通りです。
特に、デジタルメディア事業の売上総利益率は95%となっています。
驚異的な利益率を計上していますね。
アドビシステムズ 事業別売上高と利益

私が、アドビを好きな理由は“強力なライバルが見当たらない”ことです。
アドビが提供するソフトウェアは、初心者からデザイナーやフォトグラファーなどのプロまで幅広く利用されています。
業界で圧倒的なポジションを築いている』ことは、アドビの最大の武器になりますね。


アドビで将来性を感じるのは、『Adobe Sensei(アドビ・センセイ)』です。
「Adobe Sensei」は、アドビがすすめている人工知能(AI)のソフトです。
ネーミングはともかく、性能はすごいです。

「Adobe Sensei」は、画像やイラスト、アニメーションを理解する能力をもっているため、手間のかかる反復作業を任せることができます。
もし導入すれば、単純作業に人を割く必要がなくなりますね。
さらにコストも下げることができ、顧客との話し合いのような仕事により注力できるようになります。

直近の決算(2018/12/14 更新)

アドビは引け後、第4四半期の決算を発表しました。

売上高 24億6,462万ドル(前年同期比22.8%増)
純利益 6億7,824万ドル(前年同期比35.2%増)
EPS 1.83ドル

市場予想は 売上高24億30百万ドル、EPS 1.88ドルだったので、まちまちでした。
過去最高を売上高でしたが、EPSが予想を下回ったため、好材料視されませんでした。
決算を受けて、株価は時間外で-0.8%程度で推移しています。
アドビシステムズ 第4四半期決算

直近の株価(2018/12/07 更新)

直近6カ月間のアドビの株価チャート
アドビシステムズ 株価
(直近6カ月間のアドビの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをS&P500と比較しました。
アドビの株価:+1.26%
S&P500指数:-2.69%
アドビシステムズ 株価
(青色:アドビ赤色:S&P500)

事業


事業別の売上高はこちらです(2017年通期)。
アドビは定額課金でお金を稼ぐビジネスモデルをしっかりと確立していますね。

定額課金(Subscription) 61億33.9百万ドル
製品(Product)7億6.7百万ドル
サービス・サポート(Services and support)4億60.9百万ドル

アドビ 決算

製品別の売上高

アドビシステムズ 株価 見通し
製品別の売上高はこちらです(2017年通期)。
アドビにはマーケティングのイメージが薄いですが、売上高は全体の3割近く占めています。

デジタル・メディア系 50億10.6百万ドル
デジタル・マーケティング系 21億20百万ドル
プリント・出版系 1億70.9百万ドル

アドビ 決算

地域別の売上高

地域別の売上高はこちらです(2017年通期)。

米国 38億3,084万5千ドル
米州地域(米国除く) 3億8,568万6千ドル
EMEA(ヨーロッパ、中東およびアフリカ) 19億8,510万5千ドル
日本 5億2,425万4千ドル
アジア太平洋地域(日本を除く) 5億7,561万5千ドル

アドビ 決算

決算(通期)

直近の決算は好調で、株価も大きく上昇しています。
実質的なライバルが不在の状況なので、高い利益率を計上しています。

アドビ 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

・アドビは、定額課金モデルで安定した収益を稼いでいる
・現時点では、特に協力なライバルは見当たらない
・製品の利益率が非常に高く、デジタルメディア事業の売上総利益率は95%
・Adobe Sensei(アドビ・センセイ)は、次世代AIとして有望

アドビ(Adobe)は、Webサービスを扱ったことのある人なら1度は利用したことのある定番製品を提供しています。
現時点では、ライバルらしいライバルもいないため、安定した収益を稼いでいます。
「Adobe Sensei(アドビ・センセイ)」はAIサービスとして注目されていく可能性もあるので、期待しています。

関連資料

アドビ:『公式HP』
アドビ:『Annual Report』

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過去の決算

2018年第3四半期の決算(2018/09/14 更新)

アドビは、引け後に第3四半期の決算を発表しました。

売上高 22億9,107万ドル(前年同期比24.4%増)
純利益 6億6,629万ドル(前年同期比58.8%増)
EPS 1.73ドル

市場予想が売上高22億50百万ドル EPS 1.69ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
売上高は四半期として過去最高を記録しています。
アドビ 第3四半期の決算

2018年第2四半期の決算(2018/06/15 更新)

アドビ(Adobe)が第2四半期の決算を発表しました。

売上高 21億9,536万ドル(前期比23.9%増)
純利益 6億6,316万ドル(前期比77.1%増)
EPS 1.66ドル

市場予想は、売上高21億60百万ドル、EPS1.54ドルとなっており、市場予想を上回る好決算でした。
決算で新しい内容もでなかったことから、材料出尽くしで時間外で株価は下落しています。
アドビ 決算アドビ 決算