米国株

ゼネラルモーターズ(GM)の株価・見通し・決算情報

ゼネラルモーターズ(GM)とは


ゼネラルモーターズ(GM)は、アメリカ自動車メーカー「ビッグ3」のうちの1社です。
フォードや他の自動車会社の創業者は、優秀な技術者というキャリアが多いです。
しかし、GMの創業者のウィリアム・デュラント氏はビジネスマンで、販売や経営の方に能力がありました。
第二次大戦後は、自動車会社の世界最大手として君臨しましたが、1970年に入ると日本車の台頭で業績が落ちてきました。
そして金融危機の影響による大きな赤字で、2009年6月に連邦破産法11条を申請して法的整理をすることになります。
現在では、業績も回復し株式市場にも再上場しています。

直近の決算(2018/11/01 更新)

昨晩の寄付き前、GMが第3四半期の決算を発表しました。
・売上高 357億9,100万ドル(前年同期比6.4%増)
・純利益 25億3,400万ドル(前年同期は29億8,100万ドルの赤字)
・EPS 1.87ドル
市場予想は 売上高348億50百万ドル EPS 1.25ドルだったので、予想を上回る内容でした。
好調な決算を受けて、株価は+9.09%で引けました。
GM 2018年第3四半期の決算
ピックアップトラックなどの利益率の高い自動車の販売が伸びたので、利益が予想よりも大きく伸びています。
鉄鋼とアルミニウムの追加関税によってコストが上昇していますが、販売が伸びているので上手く相殺できているようですね。
会社側は利益予想を据え置きましたが、上振れする可能性もあるそうです。
一方で、1万8,000人の早期退職を募っており、コスト削減も並行しておこなっています。

直近の株価(2018/10/07 更新)

直近6カ月間のGM株の推移です。
GMにとって中国は大事な市場なので、米中貿易問題の行方には要注目です。
テンセント 株価チャート
(直近6カ月間のGMの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをダウ平均とS&P500を比較しました。
GM株:-9.81%、S&P500:+11.04%となっています。
株価の比較チャート
(直近6カ月間の株価チャート)
※青色:GM株、赤色:S&P500

事業

事業は「自動車事業(Auto motive)」と「GMファイナンス(GM Financial)」で構成されています。
ほとんどが自動車事業での売上になります。

GM(ゼネラル・モーターズ) 決算

事業別売上高をみると、「GM北アメリカ(GMNA)」、「GMインターナショナル(GMI)」、「GMファイナンス(GM Financial)」、「本社(Corporate)」で構成されています。
GMは米国内での売上がほとんどで、海外展開はすすんでいませんね。

GM(ゼネラル・モーターズ) 決算

地域別売上高

地域別の売上高をみると、7割近くを米国内で稼いでいます。
GMは中国戦略に力を入れていますが、依然として米国中心の事業展開をしていますね。

GM(ゼネラル・モーターズ) 決算

ブランド

GMは、経営破綻した際に廃止したり、売却したブランドがいくつもあります。
「サターン」や「ハマー」、「ポンティアック」等のブランドは廃止され、「オペル」や「サーブ」ブランドは他社に売却されました。
現在の主力ブランドはこちらです。

ジーエムシー(GMC)


GMCは、SUVやピックアップトラックやバンに特化しており、中型・大型車がメインになります。
GMCとシボレーは、フロントグリル以外がすごく似ていますが、実際大部分の部品がほとんど一緒らしいです。
1980年代までは、大型トラックやバスを主流としていましたが、今はほとんど大型の乗用車です。

ビュイック(Buick)


ビュイックは、GM傘下のブランドの中でも高級車に分けられます。
大衆ブランドのシボレーより上で高級車キャデラックより下に位置付けられています。
デザインの評価が高く、最近では中国での人気が高まっています。

キャデラック(Cadillac)


キャデラックは、アメリカ車を代表する高級車ブランドです。
英国のロールス・ロイスやドイツのメルセデス・ベンツ、トヨタのレクサス、リンカーンなどと並んで世界的に知られる高級車です。
ちなみに、社名のキャデラックは創業者の名前ではなく、デトロイトを開拓したフランス人貴族アントワーヌ・ロメ・ドゥ・ラ・モト・スィゥール・ドゥ・カディヤックにちなんで名づけられました。
アメリカ大統領の専用車としても知られています。

シボレー(Chevrolet)


シボレーという名前はフランス語で、スイス人のレーサー「ルイ・シボレー」にちなんでいます。
アメリカ人にはフランス語発音が難しいので、「シェビー(Chevy)」とよばれたりします。
GMCとは、外装が少し違うだけで作りがほぼ一緒らしいです。

Crise AV


2018年1月、GMはハンドルもアクセルもブレーキも搭載しない完全自動運転車「Cruise AV」を早ければ2019に販売を始める計画を発表しました。
このCruise AVには、21のレーダーや16台のカメラが搭載されており、ドライバーをまったく必要としない完全自動運転技術のもつ電気自動車です。
今まで、グーグルのウェイモ社のように試作車を発表する会社はありましたが、量産可能な車両を発表した会社は初めてですね。
このCruise AVは、GMが2016年に買収したCruise Automation社の技術をベースに開発されたものです。
Cruise Automation社の公式HPはこちらです。
自動運転の開発で、GMが世界に一歩リードしたことは間違いないですね。

このGMの自動運転事業(GMクルーズHD)は、2018年5月にソフトバンク・ビジョン・ファンドが22億5,000万ドルを出資しています。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドは、GMの自動運転事業(GMクルーズHD)を約2割の株式をもっています。

電気自動車の戦略


GMは2023年までに20車種以上の電気自動車と燃料電池車を発売すると発表しています。
電気自動車だけでなく、水素と化学反応させて発電する燃料電池車の開発も並行させるのはトヨタと同じですね。
燃料電池車はトラックや配達車などの業務用に考えているそうです。
GMには、韓国のLGと共同開発をした「シボレー・ボルト」があります。
シボレー・ボルトEVは、238マイル(約383km)の航続距離があり、2017年の北米国際自動車ショーで「2017年北米カー・オブ・ザ・イヤー」の乗用車部門を受賞するなど、国際的にも評価が高いです。
ちなみに日本では発売されていません。

過去の決算

2018年第2四半期の決算(2018/07/26 更新)

昨晩の寄り前、ゼネラルモーターズが第2四半期の決算を発表しました。
売上高367億60百万ドル(前年同期比0.6%減)、純利益23億90百万ドル、EPS1.81ドルでした。
市場予想は、売上高367億30百万ドル EPS 1.78ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
しかし、通期の利益見通しを引き下げました。
GMは、関税措置のために鉄鋼・アルミ価格が上昇したためと説明しています。
この決算を受けて、株価は−4.64%で引けています。
GM(ゼネラル・モーターズ) 決算
GM(ゼネラル・モーターズ) 決算

2018年第1四半期の決算(2018/04/26 更新)

ゼネラル・モーターズは2018年第1四半期の決算を発表しました。
売上高360億9,900万ドル(前期比3.1%減)、純利益10億4,600万ドル(前期比59.9%減)、EPS 1.43ドルでした。
売上高の市場予想は約346億ドル、EPSの市場予想は1.28ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。

GM(ゼネラル・モーターズ) 決算GM(ゼネラル・モーターズ) 決算

過去の出来事

韓国GMは潰れるのか!(2018/04/17 更新)


4月6日、韓国のGMの労働組合が社長室を無断で占拠しました。
上の動画を見ると、かなり激しいですね。

韓国GMは資金繰りに不安があるため、4月6日に予定していた成果給の支払いを見送ると発表しました。
そのため、怒った組合員が社長室を無断で占拠しました。
韓国の労働組合は、相当強硬なようですね。

GMは、赤字で苦しんでいる韓国GMの支援をするように金融機関と交渉しています。
2017年のGMの決算は赤字なので、韓国GMを助ける余裕はないようですね。
GMの北米と中国事業は好調なので、韓国からは撤退しても良い気がします。

GM急騰、何があったの?(2018/04/04 更新)

GM(ゼネラル・モーターズ) 株価
(直近5日間の株価チャート)
GMの株価:赤S&P500:青

昨晩、GMの株価が+3.30%となり、大幅上昇しました。
GMの株価が急騰した理由は、3月の自動車販売台数が前年比で+16%と急増したからです。
市場予想は+5.1%だったので、市場予想を大きく上回る内容でした。
他社の販売動向をみると、GM+16%(予想+5.1%)、フォード+3.5%(予想+0.8%)、フィアット・クライスラー+14%(予想+1.9%)、トヨタが3.5%(予想+3.9%)、ホンダ3.8%(予想+2.1%)でした。
大型車に強い自動車会社が販売を伸ばしているようですね。

決算(2017年通期)

業績をみると、2017年に赤字に転落するなど調子がよくありません。
赤字が膨らんだのは、傘下のオペルの売却費用がかさんだためです。
直近、アメリカ市場で大型車の販売が伸びているため、2018年の決算は期待しても良いのではないかと考えています。

GM(ゼネラル・モーターズ) 決算 GM(ゼネラル・モーターズ) 決算

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