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レイセオン(RTN)の株価・見通し・決算情報

レイセオン(Raytheon)とは

レイセオン 株価 見通し
レイセオン(Raytheon)は、米国を代表する軍事企業です。
米軍や米国の同盟国向けにミサイルの防衛システムや航空システム、戦闘機向けレーダー、監視システム、偵察システムなどを提供しています。


レイセオンは、ミサイル技術に強みをもっています。
ロッキード・マーチンのように有名な戦闘機をつくる技術はありません。
しかし、ミサイルやレーダーなどはレイセオンの右に出る企業はいません。
トランプ政権がシリアに打ち込んだ『トマホークミサイル』や迎撃用の『パトリオットミサイル』は、レイセオン製です。

日本のミサイル防衛システムにもレイセオン製のミサイルが活用されています。
下の図のように、日本のミサイル防衛システムは2段構えとなっています。
実は日本に向けてミサイルが発射された場合、イージス艦から放つミサイルもPAC-3から放つミサイルもレイセオン製です。
日本はレイセオンの事業にかなり貢献している国のひとつです。
日本のミサイル防衛
スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、2017年の世界の軍事費は前年比1.1%増の1兆7,390億ドルとなっています。
米中の対立が激しくなっているので、世界的に軍事費は増加の一途をたどると思います。
レイセオンの事業には、追い風が吹いています。


レイセオンは軍事企業なので、売上のほとんどが米国政府向けです。
国から予算が減らされたときに、他の事業で稼ぐという選択肢が実質的にありません。
そのため、米国政府の方針や政策が非常に重要になります。
トランプ大統領は、米国の同盟国にレイセオンの迎撃システムを積極的に売り込んでいます。
レイセオンは、トランプ政権が続く限り安定して事業展開していきそうですね。

レイセオンのライバルになりそうな企業は、数少ないです。
例えば、ロッキード・マーチンやボーイング、ノースロップ・グラマンくらいですね。

直近の決算(2019/02/01 更新)

2019年1月31日(木)の寄付き前、レイセオンは2018年第4四半期の決算を発表しました。

・売上高
…73億60百万ドル(前年同期比8.5%増)
・純利益
…8億32百万ドル(前年同期比2.1倍)
・EPS
…2.93ドル

市場予想は、売上高74億60百万ドル EPS 2.89ドルだったので、まちまちの内容でした。
受注残は84億ドルでした。
決算を受けて、株価は-3.9%下落しました。
レイセオン 決算

直近の株価(2018/12/14 更新)

直近6カ月間のレイセオンの株価チャートです。
レイセオン 株価チャート
(直近6カ月間のレイセオンの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをS&P500と比較しました。
レイセオンの株価:-16.17%
S&P500指数:-6.27%
レイセオン 株価比較チャート
(青色:レイセオンの株価赤色:S&P500)

事業別の売上高

事業別の売上高はこちらです(2017年通期)。

統合防衛システム部門 58億04百万ドル
諜報・情報・サービス部門 61億77百万ドル
ミサイル部門 77億87百万ドル
航空・宇宙部門 64億30百万ドル
フォースポイント部門 6億8百万ドル

1

統合防衛システム部門


統合防衛システム部門(Integrated Defense Systems)では、レーダーやセンサー、ミサイルなどを組み合わせた迎撃システムを提供しています。
日本やサウジアラビアなどの米国同盟国に積極的にシステムを売り込んでいます。

諜報・情報・サービス部門

諜報・情報・サービス部門(Intelligence, Information and Services)では、偵察や監視システムなどを提供しています。
主要顧客は米軍や安全保障局、NASAなどになるので、ほぼ米国政府ですね。

ミサイル部門

ミサイル部門(Missile Systems)では、米軍の航空機や戦艦、地上軍に対して、様々なミサイルを納入しています。
主な顧客には、米国陸軍・海軍・空軍・海兵隊、40を超える米国の友好国になります。

航空・宇宙部門

航空・宇宙部門(Space and Airborne Systems)では、航空機などに搭載される高度なセンサーや通信システムを提供しています。
主な顧客はアメリカ海軍・空軍・陸軍なので、要は米軍ですね。

地域別の売上高

地域別の売上高はこちらです(2017年通期)。

米国 172億63百万ドル
アジア太平洋 27億21百万ドル
中東・北アフリカ 40億63百万ドル
その他 13億1百万ドル

2

決算

レイセオン(Raytheon) 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

レイセオンは、米国を代表する軍事企業
ミサイルや迎撃システムに強みをもっており、日本政府もお得意様
シリアに打ち込んだトマホークミサイルもレイセオン製
トランプ政権では、安定した経営ができそう

レイセオンは、ミサイルや迎撃システムに強みをもつ軍事企業です。
”トマホークミサイル”や”パトリオットミサイル”などのニュースでよく聞くミサイル関係は、大体レイセオン製です。
これからの軍事行動や戦争には、高いミサイル技術が欠かせないためレイセオンの活躍の場は増えていきそうですね。

関連資料

レイセオン:『公式HP』
レイセオン:『Annual Report』

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過去の決算

2018年第3四半期の決算(2018/10/26 更新)

昨晩の寄付き前、レイセオンは第3四半期の決算を発表しました。
・売上高68億600万ドル(前年同期比8.3%増)
・純利益6億4,400万ドル(前年同期比12.6%増)
・EPS 2.25ドル
…でした。
市場予想は 売上高67億ドル EPS 1.98ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は-3.07%と大きく下落しています。
レイセオン 決算
イスタンブールのサウジアラビア領事館で起きたカショギ記者が殺害された事件が、レイセオンの業績に悪影響をあたえる可能性が取りざたされています。
レイセオンは、サウジアラビアとの取引は収益の5%程度とコメントしています。

2018年第2四半期の決算(2018/07/27 更新)

昨晩の寄り前、レイセオンは第2四半期の決算を発表しました。

売上高 66億25百万ドル(前年同期比5.5%増)
純利益 8億ドル(前年同期比44.7%増)
EPS 2.45ドル

市場予想は、売上高65億20百万ドル EPS 2.35ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
しかし、第3四半期のキャッシュフローの見通しを引き下げたため、株価は2.60%下落しました。
レイセオン(Raytheon) 決算

2018年第1四半期の決算(2018/04/26 更新)

レイセオンは2018年第1四半期の決算を発表しました。

売上高 62億6,700万ドル(前年同期比4.5%増)
純利益 6億3,300万ドル(前期比25.1%増)
EPS 2.20ドル

売上高の市場予想は約62億ドル、EPSの市場予想は2.11ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
会社側の発表(下の図)をみると、2018年の見通しを引き上げているので、決算内容は良いですね。
レイセオン(Raytheon) 決算