米国株

レイセオン(RTN)の株価・見通し・決算情報

レイセオン(Raytheon)とは

レイセオン
レイセオン(Raytheon)は、米国を代表する軍事企業です。
米軍や米国の同盟国向けにミサイルの防衛システムや航空システム、戦闘機向けレーダー、監視システム、偵察システムなどを提供しています。

レイセオンは、特にミサイル技術に強みをもっています。
シリアに打ち込んだ『トマホークミサイル』や迎撃用の『パトリオットミサイル』は、レイセオンの看板商品です。

日本のミサイル防衛システムにもレイセオン製のミサイルが活用されています。
下の図のように、日本のミサイル防衛システムは2段構えとなっています。
実は日本に向けてミサイルが発射された場合、イージス艦から放つミサイルもPAC-3から放つミサイルもレイセオン製です。
日本はレイセオンの事業にかなり貢献している国のひとつです。
日本のミサイル防衛


スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によると、2017年の世界の軍事費は前年比1.1%増の1兆7,390億ドルとなっています。
中国が5.6%増と増えてきており、日本も過去最大の防衛費を計上しています。
米国もオバマ前政権で軍事費を削減していましたが、トランプ大統領になり軍事費が大きく増加しています。
米中の対立が激しくなっているため、世界的に軍事費の増加傾向は続くと思います。
トランプ大統領は『宇宙軍』も創設する意向なので、レイセオンには追い風が吹いていますね。

レイセオンのライバルになりそうな企業は数が限られています。
ライバルになりそうなのは『ロッキード・マーチン』や『ボーイング』、『ノースロップ・グラマン』くらいですね。

直近の決算(2018/10/26 更新)

昨晩の寄付き前、レイセオンは第3四半期の決算を発表しました。
・売上高68億600万ドル(前年同期比8.3%増)
・純利益6億4,400万ドル(前年同期比12.6%増)
・EPS 2.25ドル
…でした。
市場予想は 売上高67億ドル EPS 1.98ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は-3.07%と大きく下落しています。
レイセオン 決算
イスタンブールのサウジアラビア領事館で起きたカショギ記者が殺害された事件が、レイセオンの業績に悪影響をあたえる可能性が取りざたされています。
レイセオンは、サウジアラビアとの取引は収益の5%程度とコメントしています。

直近の株価(2018/10/07 更新)

直近6カ月間のレイセオン株の推移です。
レイセオン 株価チャート
(直近6カ月間のレイセオンの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをS&P500と比較しました。
レイセオン株価:-4.82%、S&P500:+11.04%
株価の比較チャート
(直近6カ月間の株価チャート)
青色:レイセオン株価、赤色:S&P500

事業


事業別の売上高をみると…
・統合防衛システム部門(Integrated Defense Systems) 58億04百万ドル
・諜報・情報・サービス部門(Intelligence, Information and Services) 61億77百万ドル
・ミサイル部門(Missile Systems) 77億87百万ドル
・航空・宇宙部門(Space and Airborne Systems) 64億30百万ドル
・フォースポイント部門(Forcepoint) 6億8百万ドル
となっています(2017年通期)。

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統合防衛システム部門(Integrated Defense Systems)


統合防衛システム部門は、レーダー・センサー・ミサイルなどを組み合わせた迎撃システム等を展開しています。
日本だけでなく、サウジアラビアなどの国にも迎撃システムを売り込んでいますね。

諜報・情報・サービス部門(Intelligence, Information and Services)

諜報・情報・サービス部門は、偵察・監視システム等を展開しています。
主要顧客には米軍・国土安全保障局・NASAなどになるので、ほぼ米国政府ですね。

ミサイル部門(Missile Systems)


ミサイル部門は航空機や戦艦や地上軍に対して、様々な種類のミサイルを納入しています。
主な顧客には、アメリカ海軍・陸軍・空軍・海兵隊、40を超えるアメリカの友好国に納入実績があります。

航空・宇宙部門(Space and Airborne Systems)


航空・宇宙部門は、航空機などに搭載される高度なセンサーや通信システムを製造しています。
主な顧客はアメリカ海軍・空軍・陸軍なので、要は米軍ですね。

地域別売上高

地域別売上高をみると…
・米国(United States) 172億63百万ドル
・アジア太平洋(Asia/Pacific) 27億21百万ドル
・中東・北アフリカ(Middle East and North Africa) 40億63百万ドル
・その他(All other) 13億1百万ドル
となっています(2017年通期)。

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米国と日本の防衛戦略

日本もアメリカも防衛費を増額する方針は決まっています。

まず日本ですが、2018年度の防衛予算の要求額は5兆1911億円(+1.3%)と発表しています。
北朝鮮が核実験やミサイル発射をおこなったため、その対策として「イージス・アショア」などの費用が増えたとしています。
さらに2017年12月、小野寺防衛大臣は北朝鮮の弾道ミサイル発射基地を攻撃できる巡航ミサイルを購入すると表明しています。
おそらく今後も日本の防衛予算で増えるのは、北朝鮮に備えるミサイル関係になるため、レイセオンにとっては追い風です。

次に米国ですが、トランプ政権になり国防費は5740億ドル(+10%)と増額しています。
2017年12月に安全保障政策の指針となる「国家安全保障戦略」を発表しています。
その内容は米国への脅威に対抗するため、国防予算を拡大して「米軍の力を再建する」と明記しているものです。
まだまだ国防費の増加が予想されます。
レイセオンにとっては追い風ですね。

過去の決算

2018年第2四半期の決算(2018/07/27 更新)

昨晩の寄り前、レイセオンは第2四半期の決算を発表しました。
売上高66億25百万ドル(前年同期比5.5%増)、純利益8億ドル(前年同期比44.7%増)、EPS2.45ドルでした。
市場予想は、売上高65億20百万ドル EPS 2.35ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
しかし、第3四半期のキャッシュフローの見通しを引き下げたため、株価は2.60%下落しました。
レイセオン(Raytheon) 決算

2018年第1四半期の決算(2018/04/26 更新)

レイセオンは2018年第1四半期の決算を発表しました。
売上高62億6,700万ドル(前年同期比4.5%増)、純利益6億3,300万ドル(前期比25.1%増)、EPS 2.20ドルでした。
売上高の市場予想は約62億ドル、EPSの市場予想は2.11ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
会社側の発表(下の図)をみると、2018年の見通しを引き上げているので、決算内容は良いですね。
レイセオン(Raytheon) 決算

決算

レイセオンの業績は順調に推移していますね。
アメリカの軍事企業なので、アメリカ政府の考え方も重要になります。
トランプ大統領は、軍事予算を増額させているので、レイセオンにとっては追い風です。

レイセオン(Raytheon) 決算

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