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ツイッター(Twitter)
ツイッター(Twitter)は、140文字のコミュニケーションSNSを提供している企業です。
大手SNSの中でも拡散力が強いため、有名人や政治家がこぞって利用しているサービスです。
ツイッターは、もともと”Obvious”という企業で始まった新規事業です。
創業者は、現CEOのジャック・ドーシー氏やノア・グラス氏、エヴァン・ウィリアムズ氏、ビズ・ストーン氏です。
ツイッターは創業直後から結構ゴタゴタしていました。
それぞれが権力争いや追放などをしてきて、昼ドラ並みの争いをしてきました。
もともとツイッターは、フェイスブックよりも創業が半年も前でした。
現在、ツイッターがフェイスブックに圧倒的な差をつけられてしまった原因は、そのへんのゴタゴタが影響していると思います。
ツイッターの最大の魅力は、誰かが発信した情報を気軽にチェックできることです。
最近、ツイッターは”動画コンテンツ”に力を入れています。
多くの人の興味を引く動画を流すことができれば、ツイッターの拡散力で広告効果が高まりますね。
今後も動画広告は、増加していくと予想しています。
⚡️【週間 いいね 8/31- 9/6】
ライフハック、著名人によるアカウント開設、涙ぐましい努力が見える、美しい写真の裏側、コンビニに来るお客様をガチャに例えたものなど、先週は心に響く内容のツイートものがたくさんありました。https://t.co/b2TftbwZBF— Twitter Japan (@TwitterJP) September 7, 2020
ツイッターは、日本で大人気です。
売上高をみると、日本は米国に次ぐ第2位です。
140文字でたくさんの情報を伝えることができる日本語は、ツイッターとの相性が良いようですね。
ユーザー数
ツイッターは、月間アクティブユーザー数を公表していません。
かわりに公表しているのが、収益化できる1日あたりのユーザー数(mDAU:Monetizable Daily Active Usage)です。
四半期ごとのmDAUはこちらです(2020年6月期まで)。
ちなみにフェイスブックの月間アクティブユーザー数(Monthly Active Users)は27億01百万人です(2019年6月期)。
ツイッターは日本で人気ですが、世界全体でみると圧倒的にフェイスブックが人気ですね。
収益はほぼ広告
ツイッターの最大の弱点は、”広告収入“に依存していることです。
下の図の通り、売上高のほとんどは広告による売上高となっています。
広告1本だけでなく、データライセンス事業(企業にデータをライセンス供与して収益をあげる)の成長が必要ですね。
直近の決算
2021年10月26日(火)の引け後、ツイッターが2021年第3四半期の決算を発表しました。
売上高
…12億8,381万ドル(前年同期比37.1%増)
純損失
…5億3,675万ドルの赤字(前年同期は2,865万ドルの黒字)
EPS
…▲0.54ドル
市場予想では、売上高12億80百万ドル EPS 0.15ドルだったので、まちまちでした。
決算を受けて、株価は時間外で+2.8%程度で推移しています。
直近の株価
直近1年間の株価チャートはこちらです(2021年10月28日終値)。
ツイッター株価:+11.9%
S&P500指数:+40.5%
直近5年間の株価チャートはこちらです(2021年10月28日終値)。
ツイッター株価:+207.4%
S&P500指数:+114.1%
事業別売上高
ツイッター(Twitter)の事業別売上高はこちらです(2019年12月期)。
広告サービス
(Advertising services)
…29億9,339万2千ドル(前年同期比14.4%増)
データライセンスなど
(Data licensing and other)
…4億6,593万7千ドル(前年同期比9.6%増)
地域別売上高
ツイッター(Twitter)の地域別売上高はこちらです(2019年12月期)。
米国
(United States)
…19億4,402万2千ドル(前年同期比18.4%増)
日本
(Japan)
…5億3,702万1千ドル(前年同期比5.7%増)
その他
(Rest of World)
…9億7,828万6千ドル(前年同期比9.7%増)
決算
直近のツイッター(Twitter)の決算はこちらです(2019年12月期)。
売上高
…34億59百万ドル(前年同期比13.7%増)
純利益
…14億66百万ドル(前年同期比21.6%増)
営業利益率
…10.6%
EPS
…1.87ドル
BPS
…10.79ドル
営業キャッシュフロー
…13億03百万ドル
フリーキャッシュフロー
…7億63百万ドル
売上高・純利益
ツイッター(Twitter)の売上高・純利益はこちらです。
(青色:売上高/赤色:純利益)
営業利益率
ツイッター(Twitter)の営業利益率は、10.6%です(2019年12月期)。
EPS(1株あたりの利益)
ツイッター(Twitter)のEPS(1株あたりの利益)はこちらです。
BPS(1株あたりの純資産)
ツイッター(Twitter)のBPS(1株あたりの純資産)はこちらです。
営業キャッシュフロー・フリーキャッシュフロー
ツイッター(Twitter)のキャッシュフローはこちらです。
(青色:営業CF/赤色:フリーCF)
今回のまとめ
今回の記事のポイントは、こちらです。
・ツイッターはSNSの中で最も拡散力が強い
・創業当初はゴタゴタしていたが、ここ数年はおさまった
・広告収入に依存している
・データライセンス事業は、新しい事業の柱
ツイッター(Twitter)は、140文字のコミュニケーションSNSを提供している企業です。
SNSの中で、最も拡散力の強いツールとして知られています。
CEOのジャック・ドーシー氏は、スクエアのCEOもつとめている連続起業家です。
過去の決算
2021年第2四半期の決算
2021年07月22日(木)の引け後、ツイッターが2021年第2四半期の決算を発表しました。
売上高
…11億9,042万ドル(前年同期比74.2%増)
純利益
…6,564万ドル(前年同期は13億78百万ドルの赤字)
EPS
…0.2ドル
2021年第1四半期の決算
2021年04月29日(木)の引け後、ツイッターが2021年第1四半期の決算を発表しました。
売上高
…10億3,601万ドル(前年同期比28.3%増)
純利益
…68百万ドル(前年同期は839万ドルの赤字)
EPS
…0.16ドル
市場予想では、売上高10億30百万ドル EPS 0.14ドルだったので、ほぼトントンという感じですね。
アクティブユーザー数(mDAU)が予想に届きませんでした。
決算を受けて、株価は時間外で-11.5%程度で推移しています。
2020年第4四半期の決算
2021年02月09日(火)の引け後、ツイッターが2020年第4四半期の決算を発表しました。
売上高
…12億8,904万ドル(前年同期比28.0%増)
純利益
…2億2,211万ドル(前年同期比87.0%増)
EPS
…0.38ドル
市場予想では、売上高11億90百万ドル EPS 0.31ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は時間外で+3.4%程度で推移しています。
2020年第3四半期の決算
2020年10月29日(木)の引け後、ツイッターが2020年第3四半期の決算を発表しました。
売上高
…9億3,623万ドル(前年同期比13.7%増)
純利益
…2,865万ドル(前年同期比21.5%減)
EPS
…0.19ドル
市場予想では、売上高7億77百万ドル EPS 0.06ドルだったので、予想を上回る内容でした。
ユーザー数が予想に届かなかったことが嫌気されています。
決算を受けて、株価は時間外でマイナス16.6%程度で推移しています。
2020年第2四半期の決算
2020年7月23日(木)の寄付き前、ツイッターが2020年第2四半期の決算を発表しました。
売上高
…6億8,343万ドル(前年同期比18.8%減)
純損失
…12億28百万ドルの赤字(前年同期は11億1,956万ドルの黒字)
EPS
…△1.39ドル
2020年第1四半期の決算
2020年4月30日(火)の寄付き前、ツイッターが2020年第1四半期の決算を発表しました。
売上高
…8億763万ドル(前年同期比2.6%増)
純損失
…839万ドルの赤字(前年同期は1億9,080万ドルの黒字)
EPS
…0.11ドル
市場予想では、売上高7億76百万ドル EPS 0.1ドルだったので、まちまちの内容でした。
売上高は市場予想を上回る内容でしたが、コロナウイルスの影響で広告収入が減り、赤字に転落しました。
決算を受けて、株価は -7.75%で引けました。
2019年第4四半期の決算
2020年2月6日(木)の寄付き前、ツイッターが2019年第4四半期の決算を発表しました。
売上高
…10億734万ドル(前年同期比10.8%増)
純利益
…1億1,877万ドル(前年同期比53.5%減)
EPS
…0.25ドル
市場予想では、売上高9億9,674万ドル EPS 0.29ドルだったので、まちまちでした。
ツイッター上で広告を見た利用者の1日あたりの人数は、1億5,200万人(前年同期比21%増)となり、予想を上回りました。
決算を受けて、株価は+15.03%で引けました。
2019年第3四半期の決算
2019年10月24日(木)の寄付き前、ツイッターが2019年第3四半期の決算を発表しました。
売上高
…8億2,371万ドル(前年同期比8.7%増)
純利益
…3,652万ドル(前年同期比95.4%減)
EPS
…0.17ドル
市場予想では、売上高8億74百万ドル EPS 0.2ドルだったので、予想を下回る内容でした。
広告を閲覧した1日利用者数は1億45百万人(前年同期比17%増)となりました。
決算を受けて、株価は-20.81%で引けました。
2019年第1四半期の決算
2019年4月23日(火)の寄付き前、ツイッターは2019年第1四半期の決算を発表しました。
売上高
…7億8,689万ドル(前年同期比18.4%増)
純利益
…1億9,080万ドル(前年同期比3.1倍)
EPS
…0.21ドル
市場予想は、売上高7億75百万ドル EPS 0.15ドルだったので、予想を上回る内容でした。
売上高とユーザー数が予想を上回ったことが好感されています。
決算を受けて、株価は+15.64%と大きく上昇しました。
デイリーアクティブユーザー数は1億34百万人です。
米国以外のユーザー数が伸びています。
月間アクティブユーザー数は3億30百万人です。
完全に米国のユーザー数は鈍化していますね。
関連資料
ツイッター:『公式HP』
ツイッター:『Annual Report』
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