ギャップ(GPS)の銘柄紹介

ギャップってどんな会社?

ギャップは、世界最大級の衣料小売チェーンの1つです。
傘下に「GAP」「バナナ・リパブリック」「オールド・ネイビー」「パイパーライム」「アスリータ」「インターミックス」等のブランドをもっています。
自社で企画し、自社製品として委託生産させ、自社のチェーン店で販売するSPAといモデルを衣料チェーンではじめて取り入れた企業です。
「ユニクロ」などの様々な企業が衣料チェーンとして展開させていますが、どこもビジネスモデルはGAPの真似です。

直近の決算(2018/05/25 更新)

ギャップ(GPS)は、引け後に第1四半期の決算を発表しました。
決算内容は、売上高37億8,300万ドル(前期比10.0%増)、純利益1億6,400万ドル(前期比14.7%増)、EPS 0.42ドルでした。
市場予想は、売上高36億ドル EPS 0.46ドルだったので、内容はまちまちでした。
決算を受けて、株価はアフターマーケットで−7.7%程度で推移しています。
現在稼ぎ頭のオールドネイビーの既存店売上高が3%増しか伸びていないので、急速に成長が鈍化しています。
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事業

GAPの傘下のブランドには「GAP」、「バナナ・リパブリック」、「オールド・ネイビー」等があります。
売上高をブランド別にみると、「GAP」よりも「Old Navy」の方が売上高が大きくなっています。

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地域別売上高

売上の大半をアメリカ国内で稼いでいます。
今後、アメリカ以外の地域でどれだけ業績を伸ばせるかが重要です。
日本では「オールドネイビー」ブランドの店舗を閉鎖するなど、地域によって戦略を変えています。

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主なブランド

GAPブランドは、現状「GAP」と「バナナ・リパブリック」の調子が悪く、「オールドネイビー」と「ATHLETA」の調子が良いです。
そのためGAPは、「GAP」と「バナナ・リパブリック」の店舗を約200店舗閉鎖して、「オールドネイビー」と「ATHLETA」の店舗を約270店舗を開くと発表しています。
そして一部の先進国の店舗を減らして、成長の実kメル中国やメキシコに経営資源を集中させることも発表しています。

GAP

社名の通り、GAPは旗艦ブランドになります。
GAPは、今後3年間で「GAP」と「バナナ・リパブリック」ブランドを約200店舗を閉鎖すると発表しました。
GAPはベーシックなデザインばかりで、無地のカラー商品ばかりで無難な商品が多いので、安心して着ることはできますね。
その分、面白くないという意見もありますが…。

「Fall into the Gap(GAPにはまる)」広告で一世を風靡しましたが、最近は勢いがないですね。
姉妹ブランドの「オールドネイビー」と顧客層が重なってしまっている点もマイナス点です。

オールドネイビー

オールドネイビーは、現在最も勢いのあるブランドです。
1言で表現すると、GAPの廉価版のようなイメージです。
GAPの決算がそれほど悪くないのは、このオールドネイビーが稼いでくれているからに他なりません。
今後、GAPは「GAP」「バナナ・リパブリック」の店舗を全世界で200店舗閉鎖して、「オールドネイビー」「ATHELETA」ブランドの店を約270店舗開くと決めています。
現在のGAPの旗艦ブランドは、実質この「オールドネイビー」になっています。

とにかく安く1万円あれば、最新トレンドの商品が上から下まで全部揃えることができます。
価格も「GAP」の半額くらいのイメージです。
アメリカの若者の中でかなり人気があります。
ユニクロで例えると、GUのような存在ですね。

米国では絶好調のオールドネイビーですが、日本からは撤退しています。
1番の要因は「ユニクロ」「GU」「H&M」「ZARA」との競争が激しくなって、思うように事業展開できなかったからです。
日本では約50店舗展開していましたが、全部閉鎖しました。

ATHLETA

「ATHLETA」は、GAPの運営しているスポーツウェアで、ナイキのようなイメージです。
ブランド名の通り、スポーツをする人のための服や装備を販売しています。
原則女性のためのスポーツウェアのブランドなので、ただスポーツをするだけではなく、オシャレにもこだわっています。
「オールドネイビー」と並んで、GAPが力をこれから入れていくブランドです。

バナナパブリック

「バナナ・リパブリック」は、カジュアル・ラグジュアリーに位置づけられています。
GAPの中では、高価格帯の商品が多く苦戦を強いられています。
「GAP」「バナナ・リパブリック」ブランドの店舗を約200閉鎖する方針なので、徐々に「バナナパブリック」ブランドの店舗は縮小していくと思います。

店舗網

GAPの店舗数は、北アメリカに偏っています。
会社の方針としては、北米・メキシコ・中国に経営資源を集中させていくという方針です。

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ファッション市場

世界的なファッション市場規模についてのレポートが、経済産業省からでていました。
2014年の資料なので、古いですが面白いです。
主要国のファッション市場は、2013年に206兆円でしたが2020年には325兆円へ成長していくと予想されています。

特に中華圏の成長はすさまじいですね。
2020年までに60兆円増加して113兆円の市場へ成長していくと予想されています。
東南アジア圏は4兆円増加して、2020年までに8兆円の市場へ成長していくと予想されています。
北米圏は10兆円増加して63兆円の市場へ成長していくと予想されています。

今後のファッション市場は、成長率の高い中国市場中心に推移していくと予想されます。

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(経済産業省)

GAPが成長できた理由

GAPが世界的なブランドにまで成長することができたのは、SPAとよばれる戦略のおかげです。
SPAとは「Speciality store retailer of Private label Apparel」の略称のことで、企画から製造、小売りまでを一貫して行うアパレルのビジネスモデルのことです。
仕入・製造・小売を自社で行うため、中間業者を通さないので、マージンと取られることなく利益を確保できます。
さらに自社の店舗で販売することで、何がどれだけ売れているか把握することができ、すぐにそのデータを商品企画に反映することができます。

1980年代にGAPが世界を席巻したのは、SPAによって消費者のニーズを常に把握しながら利益率を確保することができたからだといわれています。

現在では、ライバルの「ユニクロ」や「H&M」、「ZARA」などもSPA戦略をとっており、GAPの優位性はなくなってきています。
「ユニクロ」は、GAPの作り出したSPA戦略をGAPよりもうまく活用している印象があります。

決算

GAPの業績をみると、横ばいの状況が続いています。
しかし、『GAP』店舗を減らし『オールドネイビー』店舗を増加させるなど、積極的に業績拡大のための布石をキチンとうっています。

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