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ひふみプラスの儲けはどのくらい?共通KPIを比較!

今回の記事では、「ひふみ系投信に投資している人が実際に儲かっているかどうか」についての解説をおこないます。

ひふみプラスは、長期的に基準価額が上昇しているアクティブ投信です。
基準価額をみる限り、長期保有している投資家はかなり儲かっているようですね。

今回は、他の金融機関の投資信託のパフォーマンスと比較してみました。
パフォーマンスの比較は、金融庁の「共通KPI」を基準に考えてみます。
共通KPIは、投資信託を共通の基準で比較できる指標です。
この共通KPIのおかげで、過去にひふみ投信を購入した人がどのくらい儲けているのか(損しているのか)分かります。

この記事では、以下の内容を解説します。

✔ひふみプラスに投資した人は儲かっているのか?
✔ひふみプラスと銀行29行の投信パフォーマンスを比較
✔ひふみプラスとネット証券4社の投信パフォーマンスを比較

今回は「ひふみプラスに投資している人が実際に儲かっているかどうか」について解説していきます。
投資信託で資産形成 ひふみ投信

ひふみプラスに投資した人は儲かっているのか?

ひふみプラス
まずは、ひふみ投信の共通KPIをみてみましょう。
下の図の通り、ひふみ投信に投資した投資家のうち、91%が運用損益でプラスになっています(2018年3月末)。
ひふみ投信を購入した人の運用パフォーマンスをみると…

『-10%以上0%未満』…9%
『0%以上+10%未満』…39%
『+10%以上+30%未満』…32%
『+30%以上+50%未満』…13%
『+50%以上』…7%

…となっています。

下の図の赤枠の中が、2018年3月時点でひふみ投信を保有している顧客が利益になっている割合です。
赤枠に入っている91%で運用益がでていることになります。
ひふみ投信 共通KPI
ひふみ投信の『コスト・リターン』と『リスク・リターン』はこちらです。
ひふみ投信 共通KPI
ひふみ投信の運用実績は他の投信と比較すると圧倒的ですね。

銀行29行のパフォーマンスと比較

2018年6月、金融庁は国内銀行29行の投資信託の共通KPIについて数字を公表しました。
下の図は国内の金融機関29行の共通KPIです(対象は預り残高上位20銘柄の投資信託)。
国内の金融機関29行の投信パフォーマンスをみると…

『-50%未満』…0.9%
『-50%以上-30%未満』…1.0%
『-30%以上-10%未満』…9%
『-10%以上0%未満』…35%
『0%以上+10%未満』…21%
『+10%以上+30%未満』…19%
『+30%以上+50%未満』…9%
『+50%以上』…6%

…となっています。

下の図の赤枠の中が、国内の銀行29行で投信を保有している顧客が利益になっている割合です。
赤枠に入っている54%で運用益がでていることになります。
そのため、数字だけみると半分近い顧客が損していることになりますね。
国内29行のKPI
国内の銀行29行の『コスト・リターン』と『リスク・リターン』はこちらです。
国内29行のKPI

ネット証券4社のパフォーマンスと比較

2018年8月、SBI証券やカブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券の4社は投資信託の共通KPIを発表しました。
下の図はネット証券4車の共通KPIです(対象は証券会社ごとに若干違います)。
投信パフォーマンスをみると…

『-50%未満』…0.7%
『-50%以上-30%未満』…0.7%
『-30%以上-10%未満』…4.6%
『-10%以上0%未満』…30.1%
『0%以上+10%未満』…31.2%
『+10%以上+30%未満』…22.9%
『+30%以上+50%未満』…5.9%
『+50%以上』…3.8%

…となっています。

下の図の赤枠の中が、ネット証券で投信を保有している顧客が利益になっている割合です。
赤枠に入っている63.8%で運用益がでていることになります。
ネット証券 KPI

今回のまとめ


今回の記事のポイントは以下の通りです。
投資信託で資産形成 ひふみ投信

✔ひふみ投信を保有している人の91%が儲かっている
✔ひふみ投信のパフォーマンスは他社と比較すると圧倒的
✔銀行29行で投信を保有している人の54%しか儲かっていない

2018年6月、金融庁が“国内29行の共通KPI”を発表しました。
その際、銀行29行で投信を保有している人の46%が損していることが分かりました。
日経新聞では「銀行で投信を購入している人の約半数が損している」と大きく報道されました。
今回の共通KPIは、あくまでも2018年3月末時点での顧客保有商品の損益状況を抽出しています。
そのため、”利益が出て売却した顧客の数字が入っていない”ことも一応頭の片隅に入れておいてください。
ただ、どちらにしろひふみ投信のパフォーマンスは際立っていますね。
プロに任せて安心のひふみ投信

ひふみプラスの解説記事はこちらです。

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関連資料

金融庁『投資信託の販売会社における比較可能な共通KPIを用いた分析』
レオスキャピタル『投資信託の販売会社における比較可能な共通KPIの公表について』
カブドットコム証券『投資信託の販売会社における比較可能な共通KPIのお知らせ』
レオスキャピタル『公式HP』

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