今回の記事では、『ひふみプラスの運用が変わっている理由』について解説します。
ひふみプラスは、もともと中小型の銘柄を多く組み入れた投資信託でした。
しかし、お金が集まりすぎたことでポートフォリオが変わっています。
現時点のひふみプラスは大型の銘柄を中心に組み入れた投資信託となっているので、投資する前に必ずチェックするようにしてください。
この記事では『ひふみプラスの運用が変わっている理由』について、以下の内容を解説します。
✔ひふみプラスの運用が大きく変化
✔ポートフォリオが変化した理由
✔ひふみプラスの今後
今回は『ひふみプラスの運用が変化していること』について解説していきます。
投資信託で資産形成 ひふみ投信
ひふみプラスの運用が変化した理由
ひふみプラスのポートフォリオが変化した理由は、お金が多く集まりすぎたからです。
下の図が純資産総額の推移です。
特に2017年2月に社長の藤野氏が『カンブリア宮殿』に出演して以来、ひふみプラスに多くのお金が入っています。
運用するお金が急激に集まったことは、ひふみプラスの運用には逆風だと思います。
まず、動かすお金が大きくなると、マーケットにあたえるインパクトがそれだけ大きくなります。
ひふみプラスだけで考えても、純資産総額は6,000億円以上あります(2018年5月末)
たとえ1%の資金で中小型の銘柄を買おうとしても、60億円の資金で買い付けることになります。
現実的には、ジャスダック銘柄はほとんど購入できないと思います。
例えば、B-Rサーティワン・アイスクリーム(2268)の時価総額は約399億円しかありません(6月26日 終値)。
このような時価総額の小さな銘柄をファンドの1%の資金(60億円程度)を使って買い付けると、すごく株価が動いてしまいます。
さらに売却するとしても、企業にあたえる影響が大きすぎますね。
現時点のひふみプラスは、“お金を集めすぎたことで、中小型の日本株には投資しにくい”状態のようですね。
ひふみプラスの今後
ひふみプラスの過去のレポートをみると、中小型の銘柄への投資比率は下がっています。
東証1部以外の銘柄の組み入れ比率は…
・24.86%(2013年5月)
・23.49%(2014年5月)
・14.48%(2015年5月)
・14.5%(2016年5月)
・9.0%(2017年5月)
・6.4%(2018年5月)
中小型株の組み入れ比率は、どんどん下がっていますね。
ひふみ投信側も、中小型株の動きが取りにくいことは重々承知していると思います。
過去の運用をみると、ひふみプラスは積極的に中小型銘柄をポートフォリオに組み入れていました。
現在のひふみプラスのポートフォリオはだいぶ変わってしまっています。
純資産総額が増えてしまったので、仕方ないかもしれませんね。
今後は大型株中心の運用になっていかざるを得ないのかなぁと感じています。
大型株中心の運用になると、とにかくTOPIXと同じような動きになってしまいます。
そうすると、“ひふみプラス”に投資していく意味がどんどん薄れるような気がしています。
今回のまとめ
今回の記事のポイントは以下の通りです。
投資信託で資産形成 ひふみ投信
✔ひふみ投信の中小型銘柄の組み入れ比率は下がっている
✔これからのひふみ投信は相場全体に引っ張られる
東証1部以外(中小型)の銘柄の組み入れ比率は…
・24.86%(2013年5月)
・6.4%(2018年5月)
中小型銘柄の比率が小さくなっています。
今後は、日経平均やTOPIXに沿った基準価額の動きになっていく可能性が高いですね。
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