米国株

スクエア(Square)の株価・見通し・決算情報

スクエア(SQ)とは

スクエア 米国株
スクエア(Square)は、クレジットカードリーダー等の端末やその端末を使った決済インフラを提供している企業です。
下の図のように、白いカード読み取り機『スクエアリーダー』を取り付けたら、顧客のクレジット情報をよむことができ、決済ができる仕組みになっています。
そのため、スマホやタブレットがカンタンにレジの代わりになります。
スクエア 米国株

個人で経営している喫茶店や美容院などのお店がクレジット決済を導入する場合、普通は銀行の厳しい審査をクリアしないといけません。
さらに審査をクリアした後は、レジの機械などを納入しなければならないので、非常にコストがかかります。

スクエアでは、自社の審査にクリアすれば上の動画のスクエアリーダー(4,980円)を利用して決済システムをつくることができます。
そのため、個人事業主にとっては非常にありがたいサービスで、スクエアは米国を中心に大人気なサービスになりました。


スクエアのサービスを導入した個人事業主や会社は、決済のたびに手数料として米国では2.75%程度、日本では3.25%(一部3.95%)の手数料をスクエアに支払うことになります。
この決済手数料が、スクエアの収益となります。

決済手数料が収益になるため、スクエアはできるだけ多く決済してもらう必要があります。
そのため、決済だけでなく、在庫管理や従業員の勤怠管理などのツール機能を拡充させ、顧客が他の決済サービスを使わないように囲い込んでいます。
下の図のような様々なサービスを提供しています。
スクエア サービス内容

スクエアのメインターゲットは、美容院や喫茶店、フリーランスなどの小規模な事業主です。
しかし、下の図の通り、最近では売上の大きな取引先のシェアが増えています。
小規模な事業主だけでなく、だんだん企業にもスクエアの決済が広がってきているのかもしれません。
スクエア 業績


スマホやタブレットの決済だけでなく、上の図の『スクエア・レジスター』というレジも提供しています。
『スクエア・レジスター』にも様々なツールを付けており、大型の店舗や企業にも決済システムを広めようと狙っているようですね。

スクエア(square)
スクエアが最近力を入れているのは、『スクエアキャピタル』です。
『スクエアキャピタル』は、小口の資金を融通する融資事業です。
スクエアの最大の強みは、決済システムや店のPOSシステムをおさえているので、事業主の経営状態を把握していることです。
加盟店の経営状態(お金の流れ)を把握しているので、AIを用いてすぐに融資の判断をすることができます。
スクエアは”銀行の融資”という仕事をどんどん奪っていくのかもしれませんね。


スクエアは、決済システムだけで稼いでいる会社ではありません。
決済システムを入り口にして、在庫管理や従業員の勤怠管理などの分析ツールを提供し、顧客を囲い込みます。
そして顧客を囲い込んだ後は、クレジットカード手数料(米国では2.75%)を取りつつ、融資などの事業でも稼ぐというビジネスモデルとなっています。
そのため、スクエアがおこなっている事業は、まったく新しい決済と金融システムです。


スクエアが成長している理由は、カンタンに説明すると『みんなが必要としているサービスだから』です。
現在でも中小の小売店でクレジットカードを導入するには、厳しい審査があります。
特に、個人でクレジットカードを使えるようにするには、厳しい審査の後に高い手数料が取られるなど散々でした。

スクエアが登場してからは、中小の個人事業主でもクレジットカード決済ができるようになりました。
そのため、スクエアは中小の小売店に非常に人気のあるサービスです。
米国では中小企業のビジネスが大体3兆ドル規模だといわれているので、成長余地はまだまだ大きいです。

直近の決算

2019年5月1日(水)の引け後、スクエアが2019年第1四半期の決算を発表しました。

売上高
…9億5,935万ドル(前年同期比43.5%増)
純損失
…3,815万ドルの赤字(前年同期は2,398万ドルの赤字)
EPS
…0.11ドル

コスト調整後の売上高は4億89百万ドル(前年同期比59%増)です。
次の決算(4~6月期)の業績予想が予想を下回ったため、嫌気されています。
決算を受けて、株価は時間外で-4.4%程度で推移しています。
スクエア 米国株 決算

直近の株価

直近1年間の株価チャートとS&P500指数を比較しました。
スクエア株価:+39.6%
S&P500指数:+9.5%
スクエア 米国株 株価チャート
(青色:スクエアの株価赤色:S&P500)

事業別の売上高


事業別の売上高はこちらです(2017年通期)。

トランザクション事業
…19億2,017万4千ドル
サブスクリプションとサービス事業
…2億5,266万4千ドル
ハードウェア事業
…4,141万5千ドル

スクエア(square) 決算

取引事業

取引事業(Transaction-based revenue)の数字は、決済がおこなわれるたびに、数字が計上されます。
売上高の87%を占める主力事業になります。

サブスクリプションとサービス事業

サブスクリプションとサービス事業(Subscription and services-based revenue)では、加入料等の売上の数字が計上されています。

ハードウェア事業

ハードウェア事業(Hardware revenue)では、ハードウェアの売上が計上されています。

地域別の売上高

地域別の売上高はこちらです(2017年通期)。

米国 21億20百万ドル
その他 94百万ドル

スクエア(square) 決算

決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

・スクエアは、決済端末を使ったインフラを提供している企業
・決済手数料が収益になるため、決済回数が増えれば儲かる
・スクエアキャピタルは、小口の資金を融通する融資事業
・中小の事業主に人気のサービス

スクエア(Square)は、クレジットカードリーダー等の端末やその端末を使った決済インフラを提供している企業です。
ただ、スクエアは決済システムだけで稼いでいる企業ではありません。
決済システムを入り口にして、手数料や融資業務などを展開しています。
スクエアをただの決済企業だと考えるのは、過小評価していると思います。

関連資料

スクエア:『公式HP』
スクエア:『Annual Report』

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過去の決算

2018年第4四半期

2019年2月27日(水)の引け後、スクエアが2018年第4四半期の決算を発表しました。

売上高
…9億3,252万ドル(前年同期比51.4%増)
純損失
…2,820万ドルの赤字(前年同期は1,566万ドルの赤字)
EPS
…0.14ドル

スクエア 決算
スクエア 決算

2018年第3四半期の決算(2018/11/08 更新)

スクエアは引け後、第3四半期の決算を発表しました。

・売上高 8億8,210万ドル(前年同期比50.7%増)
・純利益 1,964万ドル(前年同期は1,609万ドルの赤字)
・EPS 0.13ドル

市場予想は 売上高 8億63百万ドル EPS 0.11ドルだったので、予想を上回る内容でした。
しかし、発表したガイダンス(見通し)が市場予想を下回る内容だったので、株価はアフターマーケットで-3.55%と大きく下落しています。
スクエア 決算
これまで“赤字が普通だった”スクエアが黒字転換しているのは、プラス材料です。
スクエア 決算

2018年第2四半期の決算(2018/08/02 更新)

スクエアが引け後に第2四半期の決算を発表しました。
・売上高 8億1,493万ドル(前年同期比47.8%増)
・純損益は590万ドルの赤字(前年同期は1,596万ドルの赤字)
・EPS 0.13ドル

手数料などを除いた調整後の売上高は3億8,500万ドルでした。
市場予想は、売上高3億67百万ドル(調整後) EPS 0.12ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
しかし、第3四半期のEPSの見通しが市場予想に届かなかったため、株価は時間外で-0.3%程度で推移しています。
スクエア(Square)