米国株

クアルコム(Qualcomm)の株価・見通し・決算情報

クアルコム(Qualcomm)とは

クアルコム 株価 見通し
クアルコム(Qualcomm)は、スマートフォン用の半導体で圧倒的なシェアをもつメーカーです。
最近では、ブロードコムによる”敵対的買収”の標的になったことでも話題になりました。


もともとクアルコムは、1985年にサンディエゴで設立され、配車センターと輸送車をむすびつけるデータ通信の開発をおこなっていた小さな企業でした。
クアルコムが現在のような大企業に成長したのは、”CDMA方式”の実用化に成功したからです。

CDMA”とは、最大3つの基地局から電波を受信して最も状態の良い電波を選ぶ無線方式のことです。
そのため、1つの電波状況が悪くなっても、他の基地局からの電波を受信できるので通話が途切れにくいという特徴があります。
もともとアメリカの軍事技術ですが、クアルコムが実用化のレベルにまで引き上げました。
このCDMA携帯電話用チップでは、クアルコムが圧倒的なマーケットシェアをもっています。

クアルコムは、もともと携帯電話や通信設備も手がけていました。
しかし、スマホ用チップに特化するために、携帯電話事業は京セラに売却し、通信設備はエリクソンに売却しました。
思い切りの良い”クアルコム”らしい経営判断ですね。


クアルコムの最大の特徴は、ライセンス収入が売上高の23.5%を占めていることです(2018年通期)。
ロイヤルティが売上高の4分の1近くを占めていることになります。

クアルコムは“ロイヤリティが高すぎる”として、アップルから訴訟をおこされていました。
泥沼の訴訟合戦でしたが、結局アップルが折れ、クアルコムと和解しました。
この和解で、クアルコムは2019年秋からiPhoneへチップを供給するようです。

直近の決算

2019年5月1日(水)の引け後、クアルコムが2019年第2四半期の決算を発表しました。

売上高
…49億82百万ドル(前年同期比4.6%減)
純利益
…6億63百万ドル(前年同期比2.0倍)
EPS
…0.77ドル

市場予想は、売上高48億ドル EPS 0.71ドルだったので、予想を上回る内容でした。
アップルとの訴訟が和解になったことで、直近で株価が大きく上昇しています。
決算を受けて、株価は時間外で-2.8%程度で推移しています。
クアルコム 米国株 決算

直近の株価

直近1年間の株価チャートをS&P500指数と比較しました。
クアルコムの株価:+70.1%
S&P500指数:+10.6%
クアルコム 米国株 株価チャート
(青色:クアルコムの株価赤色:S&P500)

事業別の売上高

事業別の売上高はこちらです(2018年通期)。

機器サービス事業
…174億ドル
ライセンス事業
…53億32百万ドル

クアルコム 事業別の売上高

地域別の売上高

地域別の売上高はこちらです(2018年通期)。

中国
…151億49百万ドル
韓国
…31億75百万ドル
米国
…6億3百万ドル
その他
…38億5百万ドル

クアルコム 地域別の売上高

決算

クアルコム 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

クアルコムは、スマホ用半導体に強みをもつメーカー
売上高の23.5%は、ライセンス収入
アップルとロイヤルティ料でもめている
・CDMA方式の成功で大きく成長してきた

クアルコム(QCOM)は、スマートフォン用の半導体で圧倒的なシェアをもつ半導体メーカーです。
売上高の23.5%がライセンス収入を占めています。
ただし、高すぎる特許料がネックとなり、アップルなどのメーカーとかなりもめています。
アップルとの問題も解決していないので、どうなるか注目ですね。

関連資料

クアルコム:『公式HP』
クアルコム:『Annual Report』

注意事項

・当サイトに掲載されている事項は、投資に関する情報の提供を目的に作成したものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません
・当サイトは特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません
・最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします
・当サイトでは、米国株についての情報を提供しています。

過去の決算

直近の決算

2019年1月30日(水)の引け後、2019年第1四半期の決算を発表しました。

・売上高
…48億42百万ドル(前年同期比19.8%減)
・純利益
…10億68百万ドル(前年同期は59億83百万ドルの赤字)
・EPS
…1.20ドル

市場予想は、売上高49億ドル EPS 1.09ドルだったので、まちまちの内容でした。
決算を受けて、株価は時間外で+2.45%と上昇しています。
もともとアナリストから評判が悪かったので、ハードルが低くなっていたのがプラスにはたらいているようですね。
クアルコム 決算

2019年第1四半期の決算(2018/11/08 更新)

クアルコムは引け後、2018年第4四半期の決算を発表しました。

売上高 58億3百万ドル(前年同期比1.7%減)
純損益 4億93百万ドル(前年同期は1億68百万ドルの黒字)
EPS 0.35ドルの赤字

クアルコム 決算

2018年第4四半期の決算(2018/07/25 更新)

クアルコムが第4四半期の決算を発表しました。

・売上高 58億300万ドル(前年同期比1.7%減)
・純利益 4億9,300万ドルの赤字(前年同期は1億6,800万ドルの黒字)
・EPS 0.90ドル

市場予想は 売上高55億20百万ドル EPS 0.83ドルだったので、予想を上回る内容でした。
オランダのNXPセミコンダクターの買収断念費用の20億ドルの計上が響き、最終損益は赤字でした。
決算を受けて、株価は時間外で-4.45%の推移となっています。
クアルコム 第4四半期の決算

2018年第3四半期の決算(2018/07/25 更新)

クアルコムは、引け後に第3四半期の決算を発表しました。

売上高 55億99百万ドル(前年同期比4.2%増)
純利益 12億19百万ドル(前年同期比40.8%増)
EPS 1.01ドル

市場予想は、売上高51億90百万ドル EPS 0.71ドルだったので、市場予想を上回る決算内容でした。
決算を受けて、株価は時間外で+6.5%程度推移しています。

クアルコムは、中国によるNXP買収の許可が25日までに許可が下りなかった場合、買収を断念すると発表しました。
断念した場合、最大300億ドルの自社株買いを発表しました。
ちなみにNXPに20億ドルの違約金も支払う必要があります。

クアルコムは、オランダのNXPセミコンダクターズの買収を2年間取り組んできました。
米中貿易戦争のカードにされ、中国の承認がなかなか得られませんでした。
『スマホの次』の戦略をなかなか描けないクアルコムにとって、NXPセミコンダクターズを買収できなかったことは痛手ですね。
クアルコム(qualcomm) 決算