目次
ゼネラル・ミルズ(General Mills)とは
ゼネラル・ミルズ(General Mills)は、1856年に創業されたシリアルやインスタント食品、ヨーグルト、アイスなどを提供している食品会社です。
ちなみに、「とんがりコーン」は”ハウス食品”と”ゼネラル・ミルズ”の技術提携によってうまれた商品です。
ゼネラル・ミルズは様々なブランドの食品を提供しています。
・ハーゲンダッツ
・ヨープレイ(ヨーグルト)
・チェリオ(シリアル)
・ビズクイック(ホットケーキミックス)
ゼネラル・ミルズの製品は、あまり日本では馴染みがないですね。
ただ、ハーゲンダッツは日本でも人気です。
ハーゲンダッツは、高い価格が当たり前になっている高級感のあるアイス・ブランドのイメージ作りに成功しています。
日本で提供するハーゲンダッツは、上の動画の北海道東部の釧路地区の牧場でとられたミルクで作られているそうです。
ゼネラル・ミルズの立ち位置は、中途半端です。
高級志向の消費者はオーガニック食品にシフトしており、格安志向の消費者はプライベートブランド商品にシフトしています。
ゼネラル・ミルズはすべての顧客層にアプローチしているため、少しずつ特徴のある他社にシェアを取られてしまっています。
特にヨーグルトは、ギリシャヨーグルトのチョバニに負けてしまい、シェアを落としています。
最近、米国では自然食品系のオーガニック食品が人気です。
2017年6月にCEOに就任したジェフ・ハミング氏は、消費者に人気な自然食品の開発を積極的にすすめています。
ゼネラル・ミルズ氏は新製品を投入して、食品事業をテコ入れしていく必要があるかもしれませんね。
ゼネラル・ミルズで1番期待できるのは、2018年に買収した「ブルー・バファロー・ペット・プロダクツ」です。
ブルー・バファローは、高級ペットフードを主力製品としています。
日本と同じく米国でもペットブームなため、ペットフード市場の拡大が期待できます。
直近の決算
2021年09月22日(水)の寄付き前、ゼネラル・ミルズが2022年第1四半期の決算を発表しました。
売上高
…45億3,990万ドル(前年同期比4.0%増)
純利益
…6億27百万ドル(前年同期比1.9%減)
EPS
…0.99ドル
直近の株価
直近1年間の株価はこちらです(2021年10月22日終値)。
ゼネラルミルズ株価:+1.5%
S&P500指数:+31.3%
直近5年間の株価はこちらです(2021年10月22日終値)。
ゼネラルミルズ株価:+3.2%
S&P500指数:+112.5%
事業別の売上高
事業別の売上高はこちらです(2018年通期)。
スナック
…3,419百万ドル
シリアル
…2,679.2百万ドル
インスタント食品
…2,677.4百万ドル
ヨーグルト
…2,320.1百万ドル
パン生地
…16億84.1百万ドル
ベーキングミックスなど
…1,653.4百万ドル
高級アイスクリーム
…8億3.7百万ドル
野菜
…3億9.1百万ドル
その他
…1億94.4百万ドル
地域別の売上高
地域別の売上高はこちらです(2018年通期)。
米国
…111億15.6百万ドル
米国外
…43億24.8百万ドル
決算
今回のまとめ
今回の記事のポイントは、こちらです。
・ゼネラルミルズは、お菓子やアイスを提供している企業です
・日本でも有名な”ハーゲンダッツ”のようなブランドも取り扱っている
・ヨーグルトは、チョバニに押されている
・特徴のある同業他社にシェアを取られ始めている
ゼネラル・ミルズは、スナックやシリアル、ヨーグルト、ハーゲンダッツなどを提供している食品会社です。
日本でも有名なスナック系のお菓子やアイスを提供しています。
ゼネラル・ミルズで1番期待できるのは、2018年2月に買収した”ブルー・バファロー・ペット・プロダクツ”です。
関連資料
ゼネラル・ミルズ:『公式HP』
ゼネラル・ミルズ:『Annual Report』
注意事項
・当サイトに掲載されている事項は、投資に関する情報の提供を目的に作成したものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません
・当サイトは特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません
・最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします
・当サイトでは、米国株についての情報を提供しています。
過去の決算
2021年第4四半期の決算
2021年06月30日(水)の寄り付き前、ゼネラル・ミルズが2021年第4四半期の決算を発表しました。
売上高
…181億27百万ドル(前年同期比6,042.3倍)
純利益
…23億3,980万ドル(前年同期比334.3倍)
EPS
…0.91ドル
2021年第2四半期の決算
2020年12月17日(木)の寄付き前、ゼネラル・ミルズが2021年第2四半期の決算を発表しました。
売上高
…47億1,940万ドル(前年同期比6.8%増)
純利益
…6億8,840万ドル(前年同期比18.5%増)
EPS
…1.06ドル
2021年第1四半期の決算
2020年9月23日(水)の寄付き前、ゼネラル・ミルズが2021年第1四半期の決算を発表しました。
売上高
…43億64百万ドル(前年同期比9.0%増)
純利益
…6億3,890万ドル(前年同期比22.7%増)
EPS
…1.0ドル
2020年第4四半期の決算
2020年7月1日(水)の寄付き前、ゼネラル・ミルズが2020年第4四半期の決算を発表しました。
売上高
…50億23百万ドル(前年同期比20.7%増)
純利益
…6億2,570万ドル(前年同期比9.7%増)
EPS
…1.10ドル
市場予想では、売上高49億60百万ドル EPS 1.06ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は△1.98%で引けました。
2020年第3四半期の決算
2020年3月18日(水)の寄付き前、ゼネラル・ミルズが2020年第3四半期の決算を発表しました。
売上高
…41億8,030万ドル(前年同期比0.4%減)
純利益
…4億5,410万ドル(前年同期比1.6%増)
EPS
…0.77ドル
2020年第2四半期の決算
2019年12月18日(水)の寄付き前、ゼネラル・ミルズは2020年第2四半期の決算を発表しました。
売上高
…44億2,080万ドル(前年同期比0.2%増)
純利益
…5億8,080万ドル(前年同期比69.1%増)
EPS
…0.95ドル
2020年第1四半期の決算
2019年9月18日(水)の寄付き前、ゼネラル・ミルズは2020年第1四半期の決算を発表しました。
売上高
…40億250万ドル(前年同期比2.2%減)
純利益
…5億2,060万ドル(前年同期比32.7%増)
EPS
…0.79ドル
2019年第4四半期の決算
2019年6月26日(水)の寄付き前、ゼネラル・ミルズは2019年第4四半期の決算を発表しました。
売上高
…41億6,170万ドル(前年同期比7.0%増)
純利益
…5億7,020万ドル(前年同期比60.9%増)
EPS
…0.83ドル
2019年第3四半期の決算
2019年3月20日の寄付き前、ゼネラル・ミルズは2019年第3四半期の決算を発表しました。
売上高
41億9,830万ドル(前年同期比8.1%増)
純利益
4億4,680万ドル(前年同期比52.5%減)
EPS
0.83ドル
市場予想は、売上高41億90百万ドル EPS0.69ドルだったので、予想を上回る内容でした。
2019年第2四半期の決算
2018年12月19日(水)、ゼネラル・ミルズは2019年第2四半期の決算を発表しました。
・売上高 44億1,120万ドル(前年同期比5.1%増)
・純利益 3億4,340万ドル(前年同期比20.2%減)
・EPS 0.85ドル
市場予想は 売上高45億10百万ドル、EPS 0.81ドルだったので、まちまちでした。
2月に買収した”ブルー・バッファロー”が、業績に寄与しました。
第2四半期の決算を受けて、株価は+5.04%で引けました。
2019年第1四半期の決算(2018/09/19 更新)
昨晩、ゼネラル・ミルズは第1四半期の決算を発表しました。
・売上高 40億94百万ドル(前年同期比8.6%増)
・純利益 3億9230万ドル
・EPS 0.71ドル
市場予想は 売上高41億20百万ドル EPS 0.64ドルだったので、まちまちの結果でした。
決算を受けて、株価が-7.62%下落しました。
地域別の売上高をみると、北米の売上高が-2.1%となっています。
株価が急落したのは、主力の北米事業でうまくいっていないことが嫌気されたからです。
2018年第4四半期の決算(2018/06/28 更新)
昨晩の寄付き前、ゼネラルミルズが第4四半期の決算を発表しました。
・売上高 38億9,020万ドル(前年同期比2.2%増)
・純利益 3億5,440万ドル(前年同期比13.3%減)
・EPS 0.79ドル
市場予想は、売上高38億93百万ドル EPS 0.72ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
この決算を受けて株価は上昇しましたが、結局株価は-0.72%下落しました。
米国のヨーグルト事業の売上高は5%減となっています。
ゼネラル・ミルズのヨープレイではなく、他社のギリシャヨーグルトがヒットしています。