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ブリストル・マイヤーズ スクイブ(Bristol-Myers Squibb)とは
ブリストル・マイヤーズ スクイブ(Bristol-Myers Squibb)は、免疫療法の分野でトップシェアの企業です。
日本では、オプジーボを小野薬品と共同開発したことでも有名です。
ブリストル・マイヤーズは、ガンの免疫療法の分野で世界トップシェアの企業です。
免疫療法とは、免疫のもつ本来の力を利用してガンを治療する方法です。
副作用が少なく、他の治療法では効果がなかったガンに有効な場合があります。
ただし、すべてのガンに効果があるわけではありません。
免疫療法については、”国立ガン研究センター”の公式HPが分かりやすいです。
詳しく知りたい人はチェックしてください。
「国立ガン研究センターがん情報サービス」
ブリストル・マイヤーズの看板製品は”オプジーボ”です。
オプジーボは、小野薬品と共同開発した新薬です。
”副作用が少ないうえ、ガンの治療に貢献できた”という声がある一方、オプジーボには、大きな批判もあります。
実は、オプジーボは”高額な薬の代名詞”になっています。
2017年2月、オプジーボが「あまりにも高い!」ということで、100mg約73万円から約36万円と半分に引き下げられました(日本の場合)。
今後、まだまだ薬の価格が下がる可能性もあるので、注意してください。
2013年、オプジーボは米国科学誌サイエンス”ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー”のトップを飾りました。
オプジーボは、時代を代表する新薬になりました。
過去の”ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー”の案件をみると、ビッグス粒子の発見やゲノム編集技術が選ばれています。
直近の決算
2019年10月31日(木)の寄付き前、ブリストル・マイヤーズが2019年第3四半期の決算を発表しました。
売上高
…60億7百万ドル(前年同期比5.6%増)
純利益
…13億53百万ドル(前年同期比28.8%減)
EPS
…1.17ドル
市場予想では、売上高60億30百万ドル EPS 0.92ドルだったので、まちまちでした。
決算を受けて、株価は+0.88%で引けました。
直近の株価
直近1年間の株価をS&P500と比較しました(2019年11月4日終値)。
ブリストルマイヤーズ株価:+9.0%
S&P500指数:+12.5%
(青色:ブリストルマイヤーズ株価、赤色:S&P500)
事業別の売上高
事業別の売上高はこちらです(2017年通期)。
製品売上
…192億58百万ドル
その他
…15億18百万ドル
製品別売上高
製品別の売上高はこちらです(2017年通期)。
・重点ブランド(Prioritized Brands)
…157億79百万ドル
・大衆ブランド(Established Brands)
…49億97百万ドル
地域別売上高
地域別の売上高はこちらです(2017年通期)。
・米国 113億58百万ドル
・欧州 49億88百万ドル
・残りの地域 38億77百万ドル
・その他 5億53百万ドル
決算
今回のまとめ
今回の記事のポイントは、こちらです。
・ブリストルマイヤーズは、免疫療法でトップの企業
・オプジーボを小野薬品と共同開発したことで日本でも有名
・看板製品は、オプジーボ
ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)は免疫療法の分野でトップの会社です。
小野薬品と共同開発したオプジーボが、看板商品です。
これから免疫療法は、ガンの治療法として注目されていく可能性があると思います。
関連資料
ブリストル・マイヤーズ:『公式HP』
ブリストル・マイヤーズ:『Annual Report』
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過去の決算
2019年第2四半期の決算
2019年7月25日(木)の寄付き前、ブリストル・マイヤーズが2019年第2四半期の決算を発表しました。
売上高
…62億73百万ドル(前年同期比10.0%増)
純利益
…14億32百万ドル(前年同期比3.8倍)
EPS
…1.18ドル
市場予想は、売上高58億80百万ドル EPS 1.06ドルだったので、予想を上回る内容でした。
オプジーボの売上高は、18億20百万ドル(前年同期比12%増)でした。
決算を受けて、株価は+5.02%で引けました。
2018年第3四半期の決算
2018年10月26日の寄付き前、ブリストル・マイヤーズが第3四半期の決算を発表しました。
・売上高 56億9,100万ドル(前年同期比8.3%増)
・純利益 19億100万ドル(前年同期比2.2倍)
・EPS 1.09ドル
市場予想は 売上高57億20百万ドル EPS 0.91ドルだったので、まちまちでした。
決算を受けて、株価は+0.76%でした。
売上に占めるオプジーボの割合は高いですね。
2018年第2四半期の決算(2018/07/26 更新)
昨晩の寄り前、ブリストルマイヤーズが第2四半期の決算を発表しました。
・売上高 57億4百万ドル(前年同期比10.9%増)
・純利益 3億73百万ドル(前年同期比59.3%減)
・EPS 1.01ドル
市場予想は、売上高54億80百万ドル EPS 0.87ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
『Opdivo(オプジーボ)』や『Eliquis』といった主力薬品の販売が伸びたようです。
決算を受けて株価は上昇しましたが、次第に売りに押され、結局-1.90%で引けています。
2018年第1四半期の決算(2018/04/26 更新)
ブリストル・マイヤーズが第1四半期決算を発表しました。
・売上高 51億9,300万ドル(前期比5.4%増)
・純利益 14億8,600万ドル(前期比5.6%減)
・EPS 0.94ドル
市場予想をみると、売上高は約52億4,000万ドル、EPSは0.85ドルでした。
EPSは市場予想を上回りましたが、売上高は下回ってますね。
まちまちの決算内容なので、良いとは言えませんね。
下の図は、主要の製品ブランドの伸び率です。
エリキュース(Eliquis)やオプシーボ(Opdivo)、オレンシア(Orencia)、スプリセル(Sprycel)、ヤーボイ(Yervoy)の数字が載っています。