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モンサント(MON)の株価・見通し・決算情報

モンサント(MON)とは

モンサント(Monsanto)
モンサント(MON)は、除草剤・殺虫剤・種子などを事業展開している農業製品メーカーです。
大豆や綿などの遺伝子組み換え作物の種子では世界シェアの約90%を占めています。
賛否両論ある除草剤「ラウンドアップ」を開発したり、ベトナム戦争で使われた枯葉剤を製造するなど好き嫌いが大きくわかれる企業でもあります。
現在、ドイツの製薬会社バイエルがモンサントを買収する計画を発表しています。

事業


事業別売上高をみると…
・種子とゲノム事業(Total Seeds and Genomics)109億13百万ドル
・農業製品事業(Total Agricultural Productivity) 37億27百万ドル
となっています。

モンサント(Monsanto) 決算

製品別売上高

種子とゲノム事業(Total Seeds and Genomics)は、製品別の売上高が載っています。
・コーン(Corn seed and traits) 62億70百万ドル
・大豆(Soybean seed and traits) 26億62百万ドル
・綿(Cotton seed and traits) 6億15百万ドル
・野菜(Vegetable seeds) 8億15百万ドル
・他の作物(All other crops seeds and traits) 5億51百万ドル
となっています(2017年通期)。

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地域別売上高

地域別の売上高をみると…
・アメリカ合衆国 82億35百万ドル
・欧州-アフリカ地域 18億41百万ドル
・ブラジル 17億82百万ドル
・アルゼンチン 9億69百万ドル
・アジア-太平洋 5億52百万ドル
・カナダ 7億34百万ドル
・メキシコ 4億15百万ドル
・その他・地域 1億12百万ドル
となっています。

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業界の現状

現在の種子や除草剤などの市場は、数社で市場を占めている寡占市場状態です。
モンサント(米)、ダウ・デュポン(米)、バイエル(独)、ビーエー・エスエフ(独)、シンジェンタ(中)の5社で市場をおさえています。
住友化学(日)、FMC(米)などの企業はありますが、ほとんど上位5社ですね。

現在、モンサントの除草剤「ラウンドアップ」でさえも効かない雑草が育ってきており、より強い化学薬品が必要になっています。
巨額の開発費が必要ですが農産物の価格がなかなか上がらないため、どの会社も苦労しています。

2016年2月スイスの「シンジェンタ」が「中国加工」に買収されることを発表し、2016年9月「バイエル」が「モンサント」の買収を発表して、2017年9月「ダウ・ケミカル」と「デュポン」が統合され、「ダウ・デュポン」が発足するなど、アグリビジネス業界は再編の真っ最中です。
農薬価格も下げ止まってきているので、今後は収益改善がすすんでくると思います。

モンサントへの批判

モンサントは現在上場されている企業の中で、最もイメージの悪い企業の1つだと思います。
ベトナム戦争で、アメリカ軍に枯葉剤を提供したことはあまりにも有名です。
Natural Society Websiteで、人の健康と環境を脅かしているとして「2011年の世界最悪の企業」と指定をうけたことがあります。

2017年6月、カリフォルニア州がモンサントの人気商品である除草剤「ラウンドアップ」に含まれるグリホサートという成分について、発がん性を認定するなど、厳しい目が注がれています。


モンサントや世界的な食品会社を批判する映画は数多く作られています。
「フード・インク」「キング・コーン」は、ドキュメンタリー映画としても楽しめると思いますし、「モンサントの不自然な食べもの」のような直接モンサントを批判している映画もあります。
観たら、モンサントを嫌いになるかもしれないので注意してください。

モンサントへの誤解


モンサントは、最も批判されている世界的な企業の1つですが、その中に明らかな嘘も多いです(本当も結構多い)。
モンサントの広報部が、誤解されやすいことを一覧でまとめています。
公式HPに載っていた「モンサントについてよくある10の誤解」は、わかりやすくまとめられています。

モンサントの主力製品である除草剤「ラウンドアップ」についても公式HPでギモンに答えています。
ラウンドアップの疑問にお答えします。 脇森部長のラウンドアップ除草剤講座(前編)」も、もしよろしければ確認してください。
2017年7月に米カリフォルニア州では、モンサントの除草剤「ラウンドアップ」に含まれている成分を理由に発がん性を認定されているので、少し言い訳にも聞こえてしまいますが…。

これからのモンサント

これからモンサントが力を入れていくのは[marker]「ゲノム編集」[/marker]だと思います。
モンサントは遺伝子組み換え技術でパイオニア企業ですが、さらにその先を目指しています。
遺伝子組み換え技術は、交配などの手段を使って外から有用な遺伝子を入れる技術なのに対し、ゲノム編集はその植物がもともと持っているゲノム上の特定の遺伝子を強化したり弱めたりできる技術です。
ゲノム編集によって、病気に強い特徴を強くして味が悪いなどの特徴を弱めるといったことができます。
さらにゲノム編集は、ピンポイントで配列を変更することができるので、昔ながらの交配による開発にくらべて短い期間で開発もできます。

少し古い資料になりますが、内閣府から世界人口についてのレポートが出ていました。
国際連合の資料によると、西暦1000年には3.1億人だった人口が、1900年には16.5億人、1950年には25.2億人、2000年には60億人を超え、2050年には90.8億人に達すると予測されています。
モンサント(Monsanto)

日本は先進国なので、飢餓という問題はしばらく起きないと思います。
しかし、オーガニック農法のみで世界の人々が飢えない状況を作るのは難しいと思うので、モンサントのゲノム編集には個人的にも期待しています。

決算

売上高も利益も頭打ち状態で、業績は伸び悩んでいます。
主力製品の「ラウンドアップ」の特許が切れており、農薬価格がなかなか上がりません。
各国の規制も強くなっており、研究開発費が重い負担になっています。
ドイツの製薬会社バイエル社との合併話がすすんでいるので、うまく合併できれば状況が一気に変わる可能性もあります。

monsanto 決算

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