ウォルマート(WMT)の銘柄紹介

ウォルマート(WMT)ってどんな会社?

ウォルマート(WMT)は、世界28カ国で11000以上の店舗をグローバル展開している世界最大の小売企業です。
2018年1月期の売上は5,003億ドルになります。
これはオーストラリアやスペインの国家予算に匹敵する規模になります。
ウォルマートのロジスティクスは小売業界のあこがれの的で、世界中の小売企業に真似されており、小売業界では非常に尊敬されている企業です。

直近の決算(2018/05/17 更新)

ウォルマートが第1四半期の決算を発表しました。
決算内容は、売上高1,226億90百万ドル(前期比4.4%増)、純利益21億3,400万ドル(前期比29.8%減)、EPS 1.14ドルでした。
市場予想をみると、売上高1,204億70百万ドル EPS1.12ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
数字は良かったですが、米国の既存店売上2.1%増(予想2.3%増)にとどまったのが嫌気されていますね。
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事業

事業別売上高をみると、店舗売上(Net sales)4,957億61百万ドルとメンバーシップ売上(Membership and other income)45億82百万ドルとなっています。

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地域別売上高

地域別の売上高をみると、米国(U.S.operations)3,805億80百万ドル、米国以外(Non-U.S.operations)1,197億63百万ドルとなっています。

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店舗事業

ウォルマートは、店舗面積によって「ウォルマート・スーパーセンター」や「ウォルマート・ディスカウントストア(GMS)」、「ウォルマート・ネイバーフッド・マーケット」、「スモールフォーマット」のように店舗をタイプ別に分けています。

ウォルマート・スーパーセンター(SUC)

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「ウォルマート・スーパーセンター」は、ウォルマートの主力店舗で約3,500店舗展開しています。
とにかく大きく、売場には生鮮食料品やベーカリー、デリ、乳製品、エレクトロニクス、アパレル、おもちゃ、家具など様々な製品がワンフロアに置かれています。
大体16,000㎡くらいの敷地面積の店舗が多く、イメージとしては国立のサッカーグランドの広さが7,140㎡(105×68)なので、国立のグランド2つ分あります。
1店舗あたり従業員が300人近く働いています。
ウォルマートは、このスーパーセンターの成功によって、事業拡大させてきました。

ウォルマート・ディスカウントストア(GMS)

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「ウォルマート・ディスカウントストア」は、スーパーセンターよりも少し小さく、大体10,000㎡くらいの敷地面積の店舗が多いです。
約400店舗展開しており、1店舗あたり約200人の従業員が働いています。
最近では、「ウォルマート・ディスカウントストア」の店舗を閉鎖して「ウォルマート・スーパーセンター」の店舗を増やしています。

ウォルマート・ネイバーフッド・マーケット

「ウォルマート・ネイバーフッド・マーケット」は、「ウォルマート・ディスカウントストア」をより小さくした店舗です。
上の動画を見ていただければわかりますが、それでも平均的な日本のスーパーマーケットよりは 大きいです。
約700店舗展開しており、大体3,500㎡くらいの敷地面積の店舗が多いそうです。
1店舗あたり約90人の従業員が働いています。

スモールフォーマット

「ネイバーフッドマーケット」よりも小さくした店舗です。
売り場の平均敷地面積は大体1,100㎡なので、日本の平均売り場面積より少し小さいくらいのイメージで良いと思います。
ちなみに日本のスーパーマーケットの平均売り場面積は1,344㎡(平成26年 スーパーマーケット年次統計調査報告書)といわれています。
約40店舗展開しています。

Walmart International

「Walmart International」は、米国外のウォルマート事業です。
1991年にメキシコに進出して以降、アルゼンチン・ブラジル・チリ・カナダ・中国・コスタリカ・エルサルバドル・グアテマラ・ホンジュラス・日本・メキシコ・ニカラグア・英国・インド・南アフリカ等の国々に進出しています。
従業員数は世界で230万人以上、アメリカだけで150万人以上が働いています。

2002年に西友と資本提携することで、日本進出を果たしています。
不採算店舗を一気に閉鎖した際にはニュースになりましたね。
ウォルマートのノウハウやシステムを導入して、低価格戦略を徹底しています。
日本の消費者は節約志向が強いので、ウォルマートの戦略が合いそうですね。

Sam’s Club

サムズクラブは、会員制スーパーです。
日本には進出していないので知名度は低いですが、コストコのような店舗運営なのでウォルマートが展開しているコストコというイメージで良いと思います。
大体13000㎡くらいの店舗が多く、コストコと同様に、カードがないと入店ができません。
なお年会費は40ドルかかります

ウォルマートの成長戦略

Amazonに押されっぱなしの悪いイメージを持っている人も多いと思います。
しかし、ウォルマートはしっかりと将来に向けた戦略をとっています。

Bossa Nova

ウォルマートは「Bossa Nova」の開発するロボットを棚の商品の管理等に利用しています。
上の動画を見ればわかりますが、「Bossa Nova」のロボットは複数のカメラやセンサーと使って店内の情報を収集しており、商品が足りているかどうかなどのチェックをしてくれます。

冷蔵庫まで直接お届けサービス

ウォルマートは、オンラインで注文した食料品を留守中の自宅の冷蔵庫に納品するサービスを始めました。
上の動画を見ればわかりますが、このサービスだと受け取るために家にいなくても良いので、便利ですね。
スマートホーム企業のAugust Homeとの提携により実現しました。

Googleとの提携

2017年8月、Googleとの提携を発表しました。
この提携によって「Googleアシスタント」と即日配達サービス「Google Express」経由で、ウォルマートの商品をオンラインで注文することができます。
要は「OK、Google。私の食料品を注文して。」と話せば配達してもらうことも、近隣のウォルマートで受け取ることもできるようになります。
オンラインショップのアマゾンのシェアは約7割にもなるため、グーグルと組むことでウォルマートも反撃したいところです。

ウォルマートの歴史

ウォルマートは、積極的に買収戦略をとっています。
買収する企業を並べるだけで、ウォルマートが何を考えているかがわかりますね。
ECサイトの方に力を入れていることがわかります。

1945年、サム・ウォルトンがアーカンソー州に「ベン・フランクリン雑貨店」を開く
1962年、「ウォルマートストア」第1号店をオープン
1969年、ウォルマート・ストアーズ・インクとして登記
1983年、サムズ・クラブ第1号店をオープン
1988年、スーパーセンター第1号店をオープン
1991年、メキシコシティに海外店舗第1号店をオープン
1992年、サ ム・ウォルトン死去
1992年、プエルトリコに進出
1994年、カナダ「Woolco」を買収
1995年、アルゼンチン、ブラジルに進出
1996年、中国に進出
1997年、ダウ平均に採用される
1997年、メキシコ「Cifra(メキシコトップ小売りチェーン)」を買収
1998年、韓国に進出
1998年、「ネイバーフッド・マーケット」第1号店をオープン
1999年、イギリス「ASDA(小売りチェーン)」を買収
2000年、「Walmart.com」を設立
2003年、米国でオンラインDVDレンタルに進出
2003年、プエルトリコ(Amigo Supermarket)を買収
2004年、ブラジル「Boompreco(小売りチェーン)」
2005年、日本「西友(スーパーマーケット)」を子会社化
2006年、韓国とドイツから撤退
2009年、チリ「Distribucion y Servicio(チリ最大手の食品小売チェーン)」を買収
2010年、動画ストリーミングサービスを展開する「Vudu」を買収
2010年、南アフリカ「Massmart(小売りチェーン)」を買収
2013年、ショップアプリを展開する「Reclip.lt」を買収
2013年、「Bharti Enterprises(小売りチェーン等)」を買収
2015年、「Yihaodian(中国のeコマース)」を買収
2016年、「Jet.com(ECサイト)」を30億ドル+ウォルマート株3億ドルで買収
2017年、「Shoebuy(靴専門ECサイト)」を7000万ドルで買収
2017年、「Moosejaw(アウトドアECサイト)」を5100万ドルで買収
2017年、「Bonobos(アパレルブランド)」を約3億ドルで買収

決算

業績は横ばいの状況が続いています。
現在、市場関係者が注目しているのは、ウォルマートのECサイトです。
実店舗の売上高よりもECサイトの伸び率の方に注目しています。

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