米国株

ウォルマートの株価・見通し・決算情報

ウォルマート(Walmart)とは

ウォルマート
ウォルマート(Walmart)は、世界28カ国で11,000以上の店舗を展開している世界最大の小売企業です。
店舗内では、衣料品や家庭用品、家電、本、靴、ゲーム、ペット、医薬品など様々な商品をそろえています。
「スーパーセンター」や「ネイバーフッドマーケット」、「サムズクラブ」などの店舗を展開しています。
日本では子会社の西友を通じて事業展開していますね。


ウォルマートは『エブリデイ・ロープライス=毎日安売り』を掲げています。
“エブリデイ・ロープライス”は、期間限定でセールをおこなわず、毎日安い価格で商品を販売するという戦略です。
期間限定のセールを頑張る日本のスーパーとは対照的ですね。
『エブリデイ・ロープライス』戦略を支えているのは徹底したコスト管理です。
ウォルマートは、世界で1番売上高の大きい企業です。
売上高が大きいということは、それだけ仕入れの際に価格交渉力が強いということになります。
大量に仕入れることでコストを削減しています。

ウォルマートは面積に応じて、店舗の名前がちがいます。

~ウォルマートの店舗~

ウォルマート・スーパーセンター(SUC)
ウォルマート・スーパーセンターは、ウォルマートの主力店舗で約3,500店舗展開しています。
とにかく大きく、売場には生鮮食料品やベーカリー、デリ、乳製品、エレクトロニクス、アパレル、おもちゃ、家具など様々な製品がワンフロアに置かれています。
ウォルマート(Walmart)

ウォルマート・ディスカウントストア(GMS)
ウォルマート・ディスカウントストアは、スーパーセンターよりも少し小さく、大体10,000㎡くらいの敷地面積の店舗が多いです。
約400店舗展開しており、1店舗あたり約200人の従業員が働いています。
ウォルマート(Walmart)

ウォルマート・ネイバーフッド・マーケット

「ウォルマート・ネイバーフッド・マーケット」は、「ウォルマート・ディスカウントストア」をより小さくした店舗です。
上の動画を見ていただければわかりますが、それでも平均的な日本のスーパーマーケットよりは 大きいです。
約700店舗展開しており、大体3,500㎡くらいの敷地面積の店舗が多いそうです。
1店舗あたり約90人の従業員が働いています。

スモールフォーマット
スモールフォーマットは、売り場の平均敷地面積は大体1,100㎡なので、日本の平均売り場面積より少し小さいくらいのイメージで良いと思います。
ちなみに日本のスーパーマーケットの平均売り場面積は1,344㎡(平成26年 スーパーマーケット年次統計調査報告書)といわれています。
約40店舗展開しています。

Sam’s Club(サムズクラブ)

サムズクラブは、会員制スーパーです。
日本には進出していないので知名度は低いですが、コストコのような店舗運営なのでウォルマートが展開しているコストコというイメージで良いと思います。
大体13000㎡くらいの店舗が多く、コストコと同様に、カードがないと入店ができません。
なお年会費は40ドルかかります。

ウォルマートの最大の強みは「ウォルマートに行けば何でもそろっている」ことですね。
店舗の規模は、日本と比べものにならないくらい巨大です。
ウォルマートの主力店舗は『ウォルマート・スーパーセンター』です。
『ウォルマート・スーパーセンター』は、とにかく巨大で大体16,000㎡くらいの敷地面積の規模の店舗が多いです。

日本のスーパーマーケットの売場面積はこちらです。
・都市圏の売り場面積の平均は1,038㎡
・地方圏の売り場面積の平均は1,370㎡
日本のスーパーの売り場面積

ウォルマートの主力店舗は、日本のスーパーマーケットの平均売り場面積の12倍くらいの規模になります。
日本だとなかなかイメージしにくいですね。
国立のサッカーグランドの広さが7,104㎡です。
ウォルマートの『スーパーセンター』は、国立のサッカーグランド2つ分くらいの規模の面積があります。


ウォルマートは、商品の管理に『ボサノバ(Bossa Nova)』を活用しています。
上の動画の通り、ボサノバが複数のカメラとセンサーを使って店内の情報を収集しています。
商品が足りているかどうかはロボットが判断しています。


ウォルマートは、オンラインで注文した食料品を留守中の冷蔵庫に納品するサービスをおこなっています。
上の動画の通り、荷物の受取りのために家にいる必要はないですね。
スマートホーム企業の『August Home』と連携することで、このサービスを実現しました。


ウォルマートは、グーグルのスマートスピーカーと連携しています。
「OK、グーグル。食料品を注文して。」と話せば、近隣のウォルマートで受け取ることができます。
ネット通販はアマゾン一強状態ですが、グーグルと組むことでウォルマートは反撃したいところです。

ウォルマートは積極的に買収戦略をとってきました。
近年買収してきた企業をみると、ウォルマートがECサイトに力を入れていることが分かります。

・2000年、「Walmart.com」を設立
・2003年、米国でオンラインDVDレンタルに進出
・2003年、プエルトリコ(Amigo Supermarket)を買収
・2004年、ブラジル「Boompreco(小売りチェーン)」
・2005年、日本「西友(スーパーマーケット)」を子会社化
・2006年、韓国とドイツから撤退
・2009年、チリ「Distribucion y Servicio(チリ最大手の食品小売)」を買収
・2010年、動画ストリーミングサービスを展開する「Vudu」を買収
・2010年、南アフリカ「Massmart(小売りチェーン)」を買収
・2013年、ショップアプリを展開する「Reclip.lt」を買収
・2013年、「Bharti Enterprises(小売りチェーン等)」を買収
・2015年、「Yihaodian(中国のeコマース)」を買収
・2016年、「Jet.com(ECサイト)」を30億ドル+ウォルマート株3億ドルで買収
・2017年、「Shoebuy(靴専門ECサイト)」を7000万ドルで買収
・2017年、「Moosejaw(アウトドアECサイト)」を5100万ドルで買収
・2017年、「Bonobos(アパレルブランド)」を約3億ドルで買収

2018年4月、ウォルマートが医療保険会社のヒューマナと買収交渉がすすめていると報道されました。
ヒューマナは200ヶ所以上の病院を運営しており、約1,500名の医師をかかえています。
ウォルマートがヒューマナと連携すると、来店した顧客に医療関係のサービスを提供することができますね。
もしウォルマートとヒューマナが一緒になると、“買い物のできる医療センター”という感じになりそうですね。
ヒューマナの時価総額は350億ドルあるので、買収した場合、財務負担が重くなりそうですね。

直近の決算(2019/02/20 更新)

2019年2月19日(火)の寄付き前、ウォルマートは2019年第4四半期の決算を発表しました。

・売上高
…1,387億93百万ドル(前年同期比1.9%増)
・純利益
…36億87百万ドル(前年同期比69.5%増)
・EPS
…1.41ドル

市場予想は、売上高1,386億50百万ドル、EPS 1.33ドルだったので、予想を上回る内容でした。
米国の既存店売上高の伸びや年末商戦が好調だったことが好感され、株価は+2.21%で引けています。
ウォルマート 決算

直近の株価(2018/12/08 更新)

直近6カ月間のウォルマートの株価チャートです。
ウォルマート 株価チャート
(直近6カ月間のウォルマートの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをS&P500と比較しました。
ウォルマートの株価:+10.47%
S&P500指数:-2.99%
ウォルマート 株価比較チャート
(青色:ウォルマートの株価赤色:S&P500)

事業別の売上高

事業別の売上高はこちらです(2018年通期)。

店舗売上(Net sales) 4,957億61百万ドル
メンバーシップ売上(Membership and other income) 45億82百万ドル

ウォルマート(Walmart) 決算

地域別の売上高

地域別の売上高はこちらです(2018年通期)。

米国(U.S.operations) 3,805億80百万ドル
米国以外(Non-U.S.operations) 1,197億63百万ドル

ウォルマート(Walmart) 決算

決算

業績は横ばいの状況が続いています。
現在、市場関係者が注目しているのは、ウォルマートのECサイトです。
実店舗の売上高よりもECサイトの伸び率の方に注目しています。

ウォルマート(Walmart) 決算

今回のまとめ


今回の記事のポイントは、こちらです。

・ウォルマートは、世界最大の売上高の小売企業
・アマゾンに対抗できる唯一の小売企業の対抗軸
・店舗の商品の管理に『ボサノバ(Bossa Nova)』

ウォルマート(Walmart)は、世界28カ国で11,000以上の店舗を展開している世界最大の小売企業です。
「スーパーセンター」や「ネイバーフッドマーケット」、「サムズクラブ」などの店舗を展開しています。
決算で注目されているのは、ネット通販事業です。
決算の際には、ネット通販の売上高を必ずチェックしましょう。

関連資料

ウォルマート:『公式HP』
ウォルマート:『Annual Report』
全国スーパーマーケット協会『年次統計調査』

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過去の決算

2018年第3四半期の決算(2018/11/16 更新)

昨晩の寄付き前、ウォルマートは第3四半期の決算を発表しました。

売上高 1,248億9,400万ドル(前年同期比1.4%増)
純利益 17億1,000万ドル(前年同期比2.2%減)
EPS 1.08ドル

市場予想は 売上高 1,255億50百万ドル、EPS 1.01ドルだったので、まちまちでした。
売上高が市場予想に届かなかったことは嫌気されています。
決算を受けて、株価は-1.96%でした。
ウォルマート 第3四半期の決算

ウォルマートは、EPS(1株利益)見通しは従来の4.65~4.80ドルから4.75~4.85ドルに上方修正しています。
ネット通販の売上高が伸びていますが、米国の利益率は下がり続けていることが気になります。
ウォルマート 第3四半期の決算

2018年第2四半期の決算(2018/08/17 更新)

昨晩の寄付き前、ウォルマートは第2四半期の決算を発表しました。
・売上高1,280億2,800万ドル(前年同期比3.8%増)
・純損益8億6,100万ドルの赤字(前年同期は28億9,900万ドルの黒字)
・EPS 1.29ドル

市場予想は売上高1,259億70百万ドル EPS 1.22ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
ネット通販が好調だったので、株価は+9.33%で引けています。

2018年第1四半期の決算(2018/05/17 更新)

ウォルマートが第1四半期の決算を発表しました。
・売上高1,226億90百万ドル(前期比4.4%増)
・純利益21億3,400万ドル(前期比29.8%減)
・EPS 1.14ドル

市場予想は 売上高1,204億70百万ドル EPS1.12ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
数字は良かったですが、米国の既存店売上2.1%増(予想2.3%増)にとどまったのが嫌気されていますね。
ウォルマート(Walmart) 決算ウォルマート(Walmart) 決算