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シュルンベルジェ(Sclumberger)とは
シュルンベルジェ(Sclumberger)は、石油開発を高い技術力でサポートしている企業です。
エクソンモービルやシェブロンのような石油メジャーではなく、”石油メジャーのお手伝いをしている企業”です。
シュルンベルジェは、石油の探索やデータの収集や解析に強みをもっています。
油田の探査には、高い技術力が必要です。
そのため、参入障壁は非常に高いですね。
シュルンベルジェのもっている技術力は、なかなか他社には真似できないです。
2015年8月、シュルンベルジェは油田掘削関連機器を提供しているキャメロン・インターナショナルを総額148億ドルで買収しました。
世界的に”油田の掘削といえば、シュルンベルジェ”という感じになってきました。
ただ、石油メジャーが油田開発を始めてくれないと業績が上がらないビジネスモデルになっています。
直近の決算
2021年10月22日(金)の寄付き前、シュルンベルジェが2021年第3四半期の決算を発表しました。
売上高
…58億47百万ドル(前年同期比11.2%増)
純利益
…5億14百万ドル(前年同期比2.3倍)
EPS
…0.36ドル
市場予想では、売上高59億40百万ドル EPS 0.36ドルだったので、まちまちでした。
決算を受けて、株価は -1.14%で引けました。
直近の株価
直近1年間の株価チャートはこちらです(2021年10月22日終値)。
シュルンベルジュ株価:+121.6%
S&P500指数:+31.6%
直近5年間の株価チャートはこちらです(2021年10月22日終値)。
シュルンベルジュ株価:▲57.9%
S&P500指数:+112.5%
事業別の売上高
事業別の売上高はこちらです(2017年通期)。
油層測定
…67億86百万ドル
掘削
…83億92百万ドル
生産
…106億39百万ドル
キャメロン事業
…52億5百万ドル
2015年8月、シュルンベルジェは、米油田掘削関連機器大手のキャメロン・インターナショナルを総額148億ドルで買収しています。
どのセクターも原油開発の川上部門で、石油メジャーが油田開発を始めてくれないと業績が上がらない形になってしまっています。
地域別の売上高
地域別の売上高はこちらです(2017年通期)。
北アメリカ
…94億87百万ドル
ラテンアメリカ
…39億76百万ドル
欧州・CIS地域・アフリカ
…70億47百万ドル
中東&アジア
…94億19百万ドル
その他
…5億11百万ドル
決算
今回のまとめ
今回の記事のポイントは、こちらです。
・シュルンベルジェは、石油開発をサポートしている企業
・高い技術力が大きな強みになっている
・原油価格によって、業績が大きく振れてしまう
シュルンベルジェ(SLB)は、石油開発を高い技術力でサポートしている会社です。
エクソンモービルやシェブロンのような石油メジャーではなく、石油メジャーのお手伝いをしている会社です。
原油価格の動向によって、業績が大きく振れてしまいます。
関連資料
シュルンベルジェ:『公式HP』
シュルンベルジェ:『Annual Report』
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過去の決算
2021年第1四半期の決算
2021年04月23日(金)の寄付き前、シュルンベルジェが2021年第1四半期の決算を発表しました。
売上高
…52億23百万ドル(前年同期比29.9%減)
純利益
…2億99百万ドル(前年同期は73億76百万ドルの赤字)
EPS
…0.21ドル
市場予想では、売上高50億ドル EPS 0.19ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は+1.82%で引けました。
2020年第4四半期の決算
2021年01月22日(金)の寄付き前、シュルンベルジュが2020年第4四半期の決算を発表しました。
売上高
…55億32百万ドル(前年同期比32.8%減)
純利益
…3億74百万ドル(前年同期比12.3%増)
EPS
…0.22ドル
市場予想では、売上高52億50百万ドル EPS 0.17ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は+0.91%で引けました。
2020年第3四半期の決算
2020年10月16日(金)の寄付き前、シュルンベルジュが2020年第3四半期の決算を発表しました。
売上高
…52億58百万ドル(前年同期比38.4%減)
純損失
…82百万ドルの赤字(前年同期比113億83百万ドルの赤字)
EPS
…0.16ドル
2020年第2四半期の決算
2020年7月24日(金)の寄付き前、シュルンベルジュが2020年第2四半期の決算を発表しました。
売上高
…53億56百万ドル(前年同期比35.2%減)
純損失
…34億34百万ドルの赤字(前年同期は4億92百万ドルの黒字)
EPS
…0.05ドル
市場予想では、売上高53億60百万ドル EPS △0.01ドルだったので、予想を下回る内容でした。
決算を受けて、株価は+0.93%で引けました。
2020年第1四半期の決算
2020年4月17日(金)の寄付き前、シュルンベルジェが2020年第1四半期の決算を発表しました。
売上高
…74億55百万ドル(前年同期比5.4%減)
純損失
…73億76百万ドルの赤字(前年同期は4億21百万ドルの黒字)
EPS
…0.25ドル
市場予想では、売上高75億20百万ドル EPS 0.24ドルだったので、まちまちでした。
原油価格が大きく下落した影響で、大きな赤字を計上しています。
石油事業の減損などで85億ドルの費用計上したことが響いていますね。
決算を受けて、株価は+8.75%で引けました。
2019年第4四半期の決算
2020年1月17日(金)の寄付き前、シュルンベルジュが2019年第4四半期の決算を発表しました。
売上高
…82億28百万ドル(前年同期比0.6%増)
純利益
…3億33百万ドル(前年同期比38.1%減)
EPS
…0.39ドル
2019年第2四半期の決算
2019年7月19日(金)の寄付き前、シュルンベルジュが2019年第2四半期の決算を発表しました。
売上高
…82億69百万ドル(前年同期比0.4%減)
純利益
…4億92百万ドル(前年同期比14.4%増)
EPS
…0.35ドル
2019年第1四半期の決算
2019年4月18日(木)の寄付き前、シュルンベルジェは2019年第1四半期の決算を発表しました。
売上高
…78億79百万ドル(前年同期比0.6%増)
純利益
…4億21百万ドル(前年同期比19.8%減)
EPS
…0.30ドル
市場予想は、売上高78億10百万ドル EPS 0.3ドルだったので、まちまちの内容でした。
決算を受けて、株価は-3.90%と大きく下落しました。
2018年第4四半期の決算
2019年1月18日(金)の寄付き前、シュルンベルジェが2018年第4四半期の決算を発表しました。
・売上高
…81億80百万ドル(ほぼ変わらず)
・純利益
…5億38百万ドル(前年同期は22億55百万ドルの赤字)
・EPS
…0.36ドル
市場予想は 売上高80億30百万ドル EPS 0.36ドルだったので、まちまちの内容でした。
売上高が予想を上回ったことと、CEOの強気なコメントが好感されて株価は+8.12%と急上昇しました。
2018年第3四半期の決算(2018/10/19 更新)
2018年10月19日、シュルンベルジェは2018年第3四半期の決算を発表しました。
・売上高 85億400万ドル(前年同期比7.6%増)
・純利益 6億4,400万ドル(前年同期比18.2%増)
・EPS 0.46ドル
2018年第2四半期の決算(2018/07/21 更新)
昨晩、シュルンベルジェは第2四半期の決算を発表しました。
・売上高 83億300万ドル(前期比11.3%増)
・純利益 4億3,000万ドル(前年同期は7,400万ドルの赤字)
・EPS 0.43ドル
市場予想は、売上高83億60.百万ドル EPS 0.43ドルなので、市場予想を下回りました。
決算を受けて、株価は-1.24%で引けています。
2018年第1四半期の決算(2018/04/21 更新)
シュルンベルジェは、引け後に第1四半期の決算を発表しました。
・純利益 5億2,500万ドル(前期比88.2%増)
・EPS 0.38ドル
原油価格が上昇しているので、利益が大きく増加するなど業績が回復してきています。
米国とイランの関係が悪くなっています。
交渉の動向によってはまだ原油価格が上昇する可能性はあると思います。