ワンタップバイで米国株を取引するメリット・デメリット

ワンタップバイ 米国株
ワンタップバイ(One Tap BUY)は、”3タップで株式の売買ができる”証券取引のアプリです。
簡単な操作で1,000円から株の取引ができる手軽さがウケ、人気となっています。
ワンタップバイは、カンタンに株の取引ができる”初心者向けの取引ツール”です。
ただし、注意しなければならないこともあります。
今回の記事は「ワンタップバイで米国株の取引をしたい!」と考えている人に向けて書いた解説記事です。

ワンタップバイで米国株を取引する”メリット”と”デメリット”はこちらです。

メリット
✔ 初心者向けの取引ツール
✔ 簡単に積み立てができる”積み株”を提供している
✔ 取引金額が小さい場合、取引手数料は低い(都度プランの場合)
✔ 手数料プランは”定額プラン”と”都度プラン”から選択できる

デメリット
✔ 米国株式の取扱銘柄はたったの38銘柄(※2019年1月時点)
✔ 指値ができない

取引金額が大きい場合、取引手数料は高い(都度プランの場合)
✔ ”定額プラン”でも”都度プラン”でも為替コストは1回ずつかかる
✔ 為替手数料は35銭かかるので、他のネット証券(25銭)とくらべて割高
✔ 貸株や時間外取引などの複雑なことは、一切できない
✔ 株式を移管できない

ワンタップバイとSBI証券、マネックス証券の米国株の取引方法を一覧にしました。

ワンタップバイ SBI証券 マネックス
米国銘柄 38銘柄
※2019年1月時点
1,400銘柄 3,073銘柄
中国銘柄 なし 1,390銘柄 2,300銘柄
海外ETF 3銘柄 300銘柄 272銘柄
売買手数料
(米国株)
都度プラン※
定額プラン※
約定代金の0.45%
手数料下限5ドル/上限20ドル
為替スプレッド 35銭 25銭
注文方法 ワンタップバイが定める基準価格で売買 成行
指値
成行
指値
逆指値
トレールストップ注文
OCO注文
連続注文
注文可能時間 24時間 23:30から
翌6:00まで
24時間
注文有効期限 なし 15営業日 90日間
特定口座
NISA口座 ×
ロシア株 × ×
韓国株 × ×
イギリス株 × ×
インド株 × ×
ブラジル株 × ×
アセアン株 × ×
定期買付
※積み株サービス
×
時間外取引 × ×
貸株サービス × ×
リアルタイム
株価チェック
× 1ヶ月500円 少しでも米ドルが口座にあればOK
バロンズ
拾い読み
×

操作はカンタン!


ワンタップバイ(One Tap BUY)の最も良い点は、操作方法がカンタンなことです。
銘柄の選択から購入まで、わずか3タップで取引が完結します。
初心者にも分かりやすい設計“になっているので、操作方法でつまずくことはありません。
ワンタップバイ 米国株 操作方法

手数料


ワンタップバイには、”定額プラン”と”都度プラン”の2種類のプランが用意されています。
定額プランは、1カ月間にどれだけ取引しても月額980円(税込1,058円)です。
都度プランは、取引のたびに取引手数料(0.5%)がかかるプランです。
1カ月の約定金額が20万円未満の場合は、都度プランで取引した方が手数料の負担が少なくなります。

ワンタップバイで米国株を取引する場合、

ただし、”定額プラン”も”都度プラン”も1回取引をおこなうたびに、為替コストがかかるので注意してください。

定額プラン

定額プラン”では、月額料金の980円を支払うことで、売買手数料なしで取引できるサービスです。
月額料金は、毎月25日の16時に証券口座から引き落とされます。
※引落しできなかった場合は、月末まで毎日16時に引き落としの手続きがおこなわれます。
”定額プラン”は手数料が固定化されているので、手数料が気になる人や取引回数が多い人に向いているプランです。
ワンタップバイ 米国株 定額プラン

都度プラン

都度プラン”では、取引ごとに売買手数料がかかるサービスです。
ワンタップバイの算出する基準価格に0.5%の手数料をのせた価格で取引がおこなわれます。
米国市場が閉まっている場合、売買手数料は0.7%になります。
”都度プラン”は取引ごとに手数料がかかるので、取引回数の少ない人に向いているプランです。
ワンタップバイ 米国株 都度プラン

ワンタップバイの手数料は高い?低い?

ワンタップバイでは、為替スプレッド(35銭)と0.5%の株価スプレッドが手数料となります(都度プランの場合)。
※米国市場が閉まっていたら、株価スプレッドは0.7%
さらに、取引手数料に最低金額を設けていません。
そのため、ワンタップバイでは金額が大きくなればなるほど、割高の手数料となります。

ワンタップバイの手数料を他のネット証券と比較しました。

1,000円 1万円 10万円 100万円
ワンタップバイ 約9円 85円 850円 8,500円
SBI 約503円 525円 750円 4,500円
楽天 約503円 525円 750円 4,500円

※為替100円の場合の手数料で計算
※米国市場が開いている状態(株価スプレッド0.5%)で計算
※他のネット証券は、円決済時の為替コスト(±25銭)で計算

ワンタップバイ以外の証券会社では、株数の関係で金額が小さすぎて購入できない場合があります。
手数料を比較すると、ワンタップバイは取引金額が大きくなると手数料が割高になります。

米国株の取扱銘柄数は37銘柄だけ!

ワンタップバイで取り扱っている米国株は、たったの37銘柄です(2019/01/04 時点)。
下記の通り、かなり偏りのあるラインナップになっています。
インテュイティブサージカルやJPモルガン、ウェルズファーゴなどの個人投資家から人気のある銘柄を取り扱っていないので、注意してください。

・アップル
・アドビ
・アマゾン
・ボーイング
・ブッキングホールディングス
・キャタピラー
・コストコ
・セールスフォース
・シスコシステムズ
・ウォルトディズニー
・フェイスブック
・ゼネラルエレクトリック
・ゼネラルモーターズ
・アルファベット
・ギャップ
・ゴールドマンサックス
・エイチピーインク
・IBM
・インテル
・コカコーラ
・マクドナルド
・モンデリーズ
・ネットフリックス
・マイクロソフト
・ナイキ
・エヌビディア
・ファイザー
・P&G
・ペイパルホールディングス
・スターバックス
・スクエア
・タペストリー
・テスラ
・ツイッター
・ビザ
・エクソンモービル
・ゼロックス
・SPDR(スパイダー)S&P500 ETF
・Direxion Daily S&P500 Bull 3X ETF
・Direxion Daily S&P 500 Bear 3X ETF

ワンタップバイの注意点

指値ができない

ワンタップバイでは、指値で注文することができません
株を取引する際は、ワンタップバイが提示する基準価格で売買しなくてはいけません。
そのため、購入も売却も”自分で値段を決めることはできません”。

為替コスト

ワンタップバイで米国株を売買する場合、必ず円決済になります。
そのため、米国株を売買する場合、必ず為替手数料がかかります
”定額プラン”でも”都度プラン”でも1回ごとに為替手数料がかかることは、必ず頭の片隅に入れておきましょう。

「定額プランに入っているから、何回取引しても手数料はタダ!」と考えるのは、間違いです。
米国株を売買するたびに為替コストがかかることは、ワンタップバイの最大の注意点です。

ちなみに、ワンタップバイの為替コストは35銭です。
SBI証券や楽天証券、マネックス証券の為替コストは25銭です。
ワンタップバイの為替コストは、ちょっと高いので注意してください。

株式を移管できない

ワンタップバイでは、株式を移管することはできません
”株式を移管できない”ということは、”他の証券会社に株式を移せない”ということです。
ワンタップバイは購入した株式を分割して顧客に販売しているので、株式を動かすことができません。
他社に株式を移すことも、他社から株式を移してくることもできません。

積み株


ワンタップバイは、”積み株”という積み立て投資専用アプリを提供しています。
”積み株”は、スケジュールを設定した後は自動で積み立てをおこなってくれます。
金額指定での積み立てになるので、初心者にとっては分かりやすく積み立て運用することができます。

今回のまとめ

今回の記事のポイントはこちらです。

メリット

✔ 初心者向けの取引ツール
✔ 簡単に積み立てができる”積み株”を提供している
✔ 取引金額が小さい場合、取引手数料は低い(都度プランの場合)
✔ 手数料プランは”定額プラン”と”都度プラン”から選択できる

デメリット

✔ 米国株式の取扱銘柄はたったの38銘柄(※2019年1月時点)
✔ 指値ができない

取引金額が大きい場合、取引手数料は高い(都度プランの場合)
✔ ”定額プラン”でも”都度プラン”でも為替コストは1回ずつかかる
✔ 為替手数料は35銭かかるので、他のネット証券(25銭)とくらべて割高
✔ 貸株や時間外取引などの複雑なことは、一切できない
✔ 株式を移管できない

ワンタップバイ(One Tap BUY)は、”3タップで株式の売買ができる”証券取引のアプリです。
とにかく初心者に分かりやすい設計になっているので、簡単に操作することができます。
ただし、取引金額が大きくなると手数料が高くなるので注意してください。
1カ月の約定金額が20万円未満の場合は、都度プランで取引した方が手数料の負担が少なくなります。
20万円以上の取引をする場合は、定額プランの方がオトクになります。
しかし、定額プランでも1回の取引ごとに為替コストがかかるので注意してください。

ワンタップバイには、米国株以外にもアプリを提供しています。
特に”積み株”はおすすめなので、ぜひチェックしてください。

One Tap BUY 日本株
…日本株の取引ができる証券アプリ
One Tap BUY 米国株
…米国株の取引ができる証券アプリ
One Tap BUY CFD
…1万円から10倍CFDサービスを取引できる証券アプリ
One Tap BUY 積み株
…自動積立ができるアプリ
誰でもIPO
…1株から申し込みができるIPOアプリ

関連資料

ワンタップバイ:『公式HP』

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