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ロッキードマーチン(LMT)の株価・見通し・決算情報

ロッキード・マーチン(LMT)とは


ロッキード・マーチン(LMT)は、世界最大の軍需企業です。
売上のほとんどを軍事関係で占めており、納入先のほとんどが米国政府になります。
F-22 ラプター」や「F-16 ファイティング・ファルコン」などの戦闘機、「THAADミサイル」などのミサイル事業、通信衛星や気象衛星などの宇宙システム事業を展開しています。

1981年に民間航空機事業から撤退しています。
そのため、売上高の8割近くが米国政府というまさに米軍のための企業です。
米軍の予算で業績が大きくかわるため、米国政府の動向が重要になります。
1993年にゼネラル・ダイナミクス社から戦闘機部門を買収し、1995年にマーチン・マリエッタと合併することで、米国を代表する軍事企業として成長しています。

直近の決算(2018/10/24 更新)

昨晩の寄付き前、ロッキードマーチンが第3四半期の決算を発表しました。
・売上高143億1,800万ドル(前年同期比16.0%増)
・純利益14億7,300万ドル(前年同期比53.0%増)
・EPS 5.14ドル
…でした。
市場予想は 売上高130億70百万ドル EPS 4.31ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は-1.53%と下落しました。
好調な決算を受けて株価は上昇しましたが、相場全体の売りに押されて結局株価は下落しました。
ロッキードマーチン

直近の株価(2018/10/07 更新)

直近6カ月間のロッキードマーチン株の推移です。
ロッキードマーチン 株価チャート
(直近6カ月間のロッキードマーチンの株価チャート)

直近6カ月間のパフォーマンスをS&P500と比較しました。
ロッキードマーチン株価:+3.36%、S&P500:11.04%
株価の比較チャート
(直近6カ月間の株価チャート)
青色:ロッキードマーチン株、赤色:S&P500

事業

事業別売上高をみると…
・航空機部門(Aeronautics) 201億48百万ドル
・ミサイル・砲射撃部門(Missiles and Fire Control) 72億12百万ドル
・軍務システム部門(Rotary and Mission Systems) 142億15百万ドル
・宇宙システム部門(Space Systems) 94億73百万ドル
となっています(2017年12月期)。
宇宙システム部門は軍事業ではないですが、実質的には軍事に利用できるので、すべて軍事関係になります。

ロッキード・マーチン(Lockheed Martin) 決算

航空機部門(Aeronautics)


ロッキード・マーチンは「F-22 ラプター」「F-35 ライトニングⅡ」「F-16 ファイティングファルコン」などのアメリカを代表する戦闘機を多くもっています。
上の動画は「F-22 ラプター」です。

ミサイル・砲射撃部門(Missiles and Fire Control)

ミサイルやロケットを製造・開発しています。

軍務システム部門(Rotary and Mission Systems)


2015年に買収したシコルスキー・エアクラフトの数字もこちらに入っています。
ヘリコピター、ミサイル防衛システム、サイバーソリューション等です。

宇宙システム部門(Space Systems)


GPS衛星をはじめとする軍事衛星を打ち上げています。
この宇宙システムだけは、軍事産業ではないです。
米国内で軍事衛星を打ち上げることのできる企業は、「ロッキード・マーチン」「ボーイング」「スペースX」の3社だけなので、寡占状態です。

ビジネスモデル

ビジネスモデルをみると…
・製品(Products) 438億75百万ドル
・点検・保守等のサービス(Services) 71億73百万ドル
となっています。

ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)

主要製品

THAAD


北朝鮮情勢でたびたび話題になるTHAADシステムは、実はロッキード・マーティンによって製造されています。
THAADは、米軍がもつ世界最新のミサイル迎撃システムのことです。
以前に防衛システムを担ってきたのはパトリオット(PAC3)とよばれる迎撃システムです。

パトリオットは、ミサイル撃墜において上空20~40kmで撃ち落とすことを想定しています。
THAADは、ミサイルを迎撃するという点ではパトリオットと同じですが、上空100~200kmという高い位置で撃ち落とすことを想定しています。
パトリオットだけの状態と比べると早い段階で迎撃が可能になるので、ミサイルを撃ち落とす可能性が高まります。
北朝鮮情勢が緊張している現在、最も優れた防衛システムです。

F-35 ライトニングⅡ


いわゆる第5世代ジェット戦闘機です。
航続距離が約2200km、最大速度マッハ約1.6のステルス戦闘機です。
1機あたり1億ドル以上かかるといわれており、非常に高価ですが、正確に価格はまだわからないです。

ビジネス的にはうまくいっており、日本の自衛隊もF35の導入を決めています。
2018年3月には青森県の三沢基地に配備されることが決まっています。
日本以外にも配備されることになっており、イギリス・オランダ・オーストラリア・イスラエル・イタリア・トルコ・デンマーク・ノルウェー・韓国等の国で配備される見通しです。


ただその時の政権の意向によって、状況が大きく変更になることも大きいです。
2016年12月、トランプ大統領は「F35は高すぎる」とツイッターでつぶやきました。
マリリン・ヒューソンCEOはトランプ大統領と会談し、F35を大幅に値下げすることを約束し、最終的に調達費を7億2800万ドル値下げすることを約束させられました。

トランプ政権との距離感

ドナルド・トランプ
ロッキード・マーチンは、トランプ政権とのパイプ作りも順調にすすめています。
国防総省No.3にあたる政策担当国防次官に上級副社長のジョン・ルード氏を送り込んでいます。
トランプ政権は、国防総省No.2にあたる国防副長官にボーイング社のパトリック・シャナハン氏を起用しているので、これからますます国防費の増加が予想されます。
少なくともオバマ大統領のときみたいに予算が削られていくことはなさそうですね。

将来的な見通し

アメリカ
売上のほとんどが軍事関係で、米国政府向けのビジネスになるので、好き嫌いがかなりわかれる企業だと思いますね。
民間航空事業からは完全に撤退しているので、展開している事業のほとんどが国からの受注になります。
国からの予算が減らされたときに、民間の事業で稼ぐという選択肢がほぼない企業なので、そこは注意が必要になります。
ただ国策的に絶対つぶせない企業の1つだと思います。
技術の流出もあってはならないので、業績がすごく悪くなることもないと思います。
トランプ大統領が兵器の売り込みでアジア各国を歴訪するような状況なので、トランプ政権のもとでは、安定して成長していくと考えています。
またオバマ政権のような方針の政権ができる可能性もあるので、今後も景気や政策の影響を受けやすい状況が続くと思います。

各国の防衛費

2017年の各国の防衛費がこちらです。
アメリカがダントツの国防予算ですね。
イラク戦争が終結しても、そこまで国防費が下がっていないですね。
中国は毎年軍事費を伸ばしていますが、米国と比較すると金額が小さいことがわかります。
意外なのは、ロシアの金額がそれほど大きくないことです。

ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)
※「平成29年度 防衛白書」より抜粋
※2018年4月13日の為替レートで計算しました(107円30銭近辺)。
※米国の国防費の2017年度の数字は推定額
※中国の国防費は全人代財政報告の中央財政支出における当初予算

直近の決算

2018年第2四半期の決算(2018/07/25 更新)

昨晩、ロッキード・マーチンが、寄り前に第2四半期の決算を発表しました。
売上高133億98百万ドル(前年同期比6.6%増)、純利益11億63百万ドル(前年同期比21.8%増)、EPS4.31ドルでした。
市場予想は、売上高127億40百万ドル EPS3.92ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
通期のキャッシュフロー予想を引き上げたこともプラス材料でした。
この決算を受けて、株価は+1.33%で引けています。
ロッキード・マーチン(Lockheed Martin) 決算ロッキード・マーチン(Lockheed Martin) 決算

2018年第1四半期の決算(2018/04/25 更新)

ロッキード・マーチン(Lockheed Martin) 株価
(直近5日間の株価チャート)

昨晩の寄り付き前、ロッキード・マーチンが第1四半期の決算を発表しました。
売上高116億35百万ドル(前年同期比3.8%増)、純利益11億57百万ドル(前年同期比46.6%増)、EPS4.02ドルでした。
ロッキード・マーチン(Lockheed Martin) 決算

業績予想を上方修正しました。
キャッシュフロー以外の業績を上方修正しました。
ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)

第1四半期の決算を受けて、株価は下落しました。
会社が「第2四半期のキャッシュフローがマイナスになる」と発表したことを、個人投資家が嫌がっているようです。

決算(2017年通期)

ロッキード・マーチンは、売上の8割近くがアメリカ政府からの受注になるので、アメリカの防衛費が業績に直接跳ね返ってきます。
オバマ氏からトランプ大統領に交代して、軍事費は大幅に増加しています。

ロッキード・マーチン(Lockheed Martin) 決算

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