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ロッキードマーチン(Lockheed Martin)の株価・見通し・決算情報

ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)

ロッキード・マーチン 株価 見通し
ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)は、世界最大の軍事企業です。
1981年に民間航空機事業から撤退しています。
売上高の8割近くを米国政府が占めており、まさに米軍のための企業です。
納入先のほとんどが米国政府になるため、米国政府の動向が重要になります。
1993年にゼネラル・ダイナミクス社から戦闘機部門を買収し、1995年にマーチン・マリエッタと合併することで成長してきました。

ロッキード・マーチンは様々な戦闘機などを開発しています。

F-22 ラプター
…第5世代のステルス戦闘機
F-16 ファイティングファルコン
…第4世代のジェット戦闘機
F-35 ライトニングⅡ
…第5世代のジェット戦闘機
THAAD ミサイル
…ミサイル迎撃システム

ロッキードマーチンは軍事企業なので、米国政府向けのビジjネスになります。
国からの予算が減らされたときに、他の事業で稼ぐという選択肢がほぼありません。
そのため、米国政府の思惑や政策が非常に重要になります。
ただし、国策企業なので”絶対に潰すことのできない企業”のひとつです。
トランプ大統領は同盟国に積極的に兵器を売り込んでいるので、トランプ政権のもとでは安定して成長していきそうですね。

ロッキード・マーチンは、ミサイル迎撃システム「THAAD」を提供しています。
THAADはミサイルを迎撃するという点ではパトリオットと同じです。
しかし、上空100㎞~200㎞という位置で撃ち落とすことができるので、パトリオットよりも高い位置で迎撃することができます。
※パトリオットは上空20㎞~40㎞で撃ち落とす
北朝鮮情勢の動向によっては、ロッキード・マーチン製の兵器が話題になることが多そうです。

ロッキード・マーチンは、第5世代のジェット戦闘機にも注力しています。
上の動画のような”F-35”は、イギリスやオーストラリア、日本、イスラエル、イタリア、トルコ、韓国などで配備されています。
F-35は、航空自衛隊への配備計画がすすんでいます。
1機あたり1億ドルを超えているので、”売れなかった場合のリスク”が高くなっていますね。

直近の決算

2021年10月26日(火)の寄付き前、ロッキード・マーチンが2021年第3四半期の決算を発表しました。

売上高
…160億28百万ドル(前年同期比2.8%減)
純利益
…6億14百万ドル(前年同期比63.8%減)
EPS
…6.66ドル

市場予想では、売上高171億20百万ドル EPS 1.97ドルだったので、まちまちでした。
部品不足などが悪影響を決算にあたえています。
決算を受けて、株価は -11.80%で引けました。
ロッキード・マーチン 米国株 決算 四半期

直近の株価

直近1年間の株価はこちらです(2021年10月28日終値)。
ロッキードマーチン株価:▲5.6%
S&P500指数:+39.2%
ロッキード・マーチン 米国株 株価チャート 1年間

直近5年間の株価はこちらです(2021年10月28日終値)。
ロッキードマーチン株価:+33.6%
S&P500指数:+114.1%
ロッキード・マーチン 米国株 株価チャート 5年間

事業別の売上高

事業別の売上高はこちらです(2017年通期)。

航空機部門
…201億48百万ドル
ミサイル・砲射撃部門
…72億12百万ドル
軍務システム部門
…142億15百万ドル
宇宙システム部門
…94億73百万ドル


ロッキード・マーチン(Lockheed Martin) 決算

航空機部門

航空機部門(Aeronautics)では、米国を代表する戦闘機を数多く開発しています。
”F-22 ラプター”や”F-35 ライトニングⅡ”、”F-16 ファイティングファルコン”などの戦闘機が有名です。
上の動画は”F-22 ラプター”です。

ミサイル・砲射撃部門

ミサイル・砲射撃部門(Missiles and Fire Control)では、ミサイルやロケットを開発しています。

軍務システム部門

軍務システム部門(Rotary and Mission Systems)では、ヘリコピターやミサイル防衛システム、サイバーソリューションなどの数字が計上されています。
2015年に買収したシコルスキー・エアクラフトの数字もこちらに入っています。

宇宙システム部門

宇宙システム部門(Space Systems)では、GPSや衛星などを打ち上げています。
この宇宙システム部門だけは、軍事産業ではないです。
軍事衛星を打ち上げることのできる米国企業は、「ロッキード・マーチン」「ボーイング」「スペースX」の3社だけなので、寡占状態です。

製品とサービスの割合

製品とサービスの割合はこちらです(2017年通期)。

製品
…438億75百万ドル
サービス
…71億73百万ドル


ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)

決算


ロッキード・マーチン(Lockheed Martin) 決算

今回のまとめ

今回の記事のポイントは、こちらです。

ロッキード・マーチンは、世界最大の軍事企業
売上のほとんどが軍事関係で占めており、米国政府が最大の顧客
宇宙システム部門以外は、軍関係の製品
北朝鮮情勢で話題のTHAADもロッキード・マーチン製

ロッキード・マーチンは、世界最大の軍事企業です。
売上のほとんどが軍関連のため、納入先の大半が米国政府です。
F-22 ラプターなど米軍を代表する戦闘機を開発していることで有名ですね。
国策企業のため潰れる心配はありませんが、米国政府の方針によって業績が大きく変動することに要注意です。

関連資料

ロッキード・マーチン:『公式HP』
ロッキード・マーチン:『Annual Report』

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過去の決算

2021年第2四半期の決算

2021年07月26日(月)の寄付き前、ロッキード・マーチンが2021年第2四半期の決算を発表しました。

売上高
…170億29百万ドル(前年同期比5.0%増)
純利益
…18億15百万ドル(前年同期比11.6%増)
EPS
…7.13ドル

市場予想では、売上高169億30百万ドル EPS 6.53ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は -3.34%で引けました。
ロッキードマーチン 米国株 決算 四半期

2021年第1四半期の決算

2021年04月20日(火)の寄付き前、ロッキード・マーチンが2021年第1四半期の決算を発表しました。

売上高
…162億58百万ドル(前年同期比3.9%増)
純利益
…18億37百万ドル(前年同期比7.0%増)
EPS
…6.56ドル

市場予想では、売上高163億30百万ドル EPS 6.3ドルだったので、まちまちでした。
決算を受けて、株価は-1.12%で引けました。
ロッキード・マーチン 米国株 決算 四半期

2020年第4四半期の決算

2021年01月26日(火)の寄付き前、ロッキード・マーチンが2020年第4四半期の決算を発表しました。

売上高
…170億32百万ドル(前年同期比7.3%増)
純利益
…17億92百万ドル(前年同期比19.6%増)
EPS
…6.38ドル

市場予想では、売上高169億20百万ドル EPS 6.41ドルだったので、まちまちでした。
決算を受けて、株価はマイナス3.73%で引けました。
ロッキード・マーチン 米国株 決算 四半期

2020年第3四半期の決算

2020年10月20日(火)の寄付き前、ロッキード・マーチンが2020年第3四半期の決算を発表しました。

売上高
…164億95百万ドル(前年同期比8.7%増)
純利益
…16億98百万ドル(前年同期比5.6%増)
EPS
…6.25ドル

市場予想では、161億20百万ドル EPS 6.09ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価はマイナス3.0%で引けました。
ロッキードマーチン 米国株 決算 四半期

2020年第1四半期の決算

2020年4月21日(火)の寄付き前、ロッキード・マーチンが2020年第1四半期の決算を発表しました。

売上高
…156億51百万ドル(前年同期比9.2%増)
純利益
…17億17百万ドル(前年同期比0.8%増)
EPS
…6.08ドル

市場予想では、売上高150億80百万ドル EPS 5.8ドルだったので、予想を上回る内容でした。
コロナウイルスの影響で、通年の業績予想を下方修正しています。
決算を受けて、株価は-2.55%で引けています。
ロッキード・マーチン 米国株 決算

2019年第4四半期の決算

2020年1月28日(火)の寄付き前、ロッキード・マーチンが2019年第4四半期の決算を発表しました。

売上高
…158億78百万ドル(前年同期比10.2%増)
純利益
…14億98百万ドル(前年同期比19.6%増)
EPS
…5.29ドル

市場予想では、売上高152億70百万ドル EPS 5.02ドルだったので、予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は+1.11%で引けています。
ロッキードマーチン 米国株 決算

2019年第2四半期の決算

2019年7月23日(火)の寄付き前、ロッキード・マーチンが2019年第2四半期の決算を発表しました。

売上高
…144億27百万ドル(前年同期比7.7%増)
純利益
…14億20百万ドル(前年同期比22.1%増)
EPS
…5.0ドル

市場予想は、売上高142億ドル EPS 4.77ドルだったので、予想を上回る内容でした。
ステルス戦闘機F35やミサイルが好調でした。
決算を受けて、株価は+0.05%で引けました。
ロッキードマーチン 米国株 決算

2019年第1四半期の決算

2019年4月23日(火)の寄付き前、ロッキードマーチンが2019年第1四半期の決算を発表しました。

売上高
…143億36百万ドル(前年同期比23.2%増)
純利益
…17億4百万ドル(前年同期比47.3%増)
EPS
…5.99ドル

市場予想は、売上高125億20百万ドル EPS 4.34ドルだったので、予想を大きく上回る内容でした。
サウジアラビアと24億ドルのミサイル防衛網に関する取引をまとめるなどの好材料が多かったです。
決算を受けて、株価は+5.66%で引けました。
ロッキード・マーチン 米国株 決算

2018年第4四半期の決算

2019年1月29日(火)の寄付き前、ロッキード・マーチンが2018年第4四半期の決算を発表しました。

売上高
…14億4,110万ドル(前年同期比4.1%増)
純利益
…1億2,530万ドル(前年同期は7,440万ドルの赤字)
EPS
…4.39ドル

市場予想は、売上高 137億50百万ドル、EPS 4.4ドルだったので、まちまちの内容でした。
決算を受けて、株価は+1.45%で引けています。
ロッキードマーチン 決算

2018年第3四半期の決算

昨晩の寄付き前、ロッキードマーチンが第3四半期の決算を発表しました。

売上高
…143億1,800万ドル(前年同期比16.0%増)
純利益
…14億7,300万ドル(前年同期比53.0%増)
EPS
…5.14ドル

市場予想は 売上高130億70百万ドル EPS 4.31ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
決算を受けて、株価は-1.53%と下落しました。
好調な決算を受けて株価は上昇しましたが、相場全体の売りに押されて結局株価は下落しました。
ロッキードマーチン

2018年第2四半期の決算

昨晩の寄り前、ロッキード・マーチンが第2四半期の決算を発表しました。

売上高
…133億98百万ドル(前年同期比6.6%増)
純利益
…11億63百万ドル(前年同期比21.8%増)
EPS
…4.31ドル

市場予想は、売上高127億40百万ドル EPS3.92ドルだったので、市場予想を上回る内容でした。
通期のキャッシュフロー予想を引き上げたこともプラス材料でした。
この決算を受けて、株価は+1.33%で引けています。
ロッキード・マーチン(Lockheed Martin) 決算ロッキード・マーチン(Lockheed Martin) 決算

2018年第1四半期の決算

昨晩の寄り付き前、ロッキード・マーチンが第1四半期の決算を発表しました。

売上高
…116億35百万ドル(前年同期比3.8%増)
純利益
…11億57百万ドル(前年同期比46.6%増)
EPS
…4.02ドル

第1四半期の決算を受けて、株価は下落しました。
会社が「第2四半期のキャッシュフローがマイナスになる」と発表したことを、個人投資家が嫌がっているようです。