「米国株に投資したい！」と考えている人に、おすすめしたいのはネット証券です。
現在、主要なネット証券で米国株を取引できるのは、”マネックス証券”と”SBI証券”、”楽天証券”のみです。
※カブドットコム証券と松井証券では取引できない
どの証券会社も同じようにみえますが、サービス内容はかなり違います。
今回の記事では、”マネックス証券で米国株を取引するメリットとデメリット”について解説しています。
マネックス証券で米国株式を取引する”メリット”と”デメリット”はこちらです。
・メリット
✔ 米国株の取引手数料は、業界最低水準
✔ 米国株の取扱銘柄数は、トップ
✔ 注文方法が数多く用意されている
✔ 24時間注文が可能
✔ 注文の有効期限は90日間
✔ 時間外取引が可能
・デメリット
✔ 米国株と中国株しか取引できない
✔ ロシアや韓国、イギリス株などは取引できない
✔ 定期買付サービスが利用できない
✔ 貸株サービスが利用できない
マネックス証券とSBI証券、楽天証券の米国株の取引方法を一覧にしました。
| SBI証券 | マネックス | 楽天 | |
| 米国銘柄 | 1,400銘柄 | 3,073銘柄 | 1,641銘柄 |
| 中国銘柄 | 1,390銘柄 | 2,300銘柄 | 917銘柄 |
| 取扱ETF | 300銘柄 | 272銘柄 | 346銘柄 |
| 売買手数料 (米国株) |
約定代金の0.45％ 手数料下限5ドル/上限20ドル |
||
| 為替手数料 | 為替手数料は、スプレッドのみ 為替スプレッドは、1ドルあたり片道25銭 |
||
| 注文方法 | 成行 指値 |
成行 指値 逆指値 トレールストップ注文 OCO注文 連続注文 |
成行 指値 |
| 注文可能時間 | 23:30から 翌6:00まで |
24時間 | ドル決済 15:00～翌6:00 円決済 17:00～翌6:00 |
| 注文有効期限 | 15営業日 | 90日間 | 90日間 |
| 特定口座 | ○ | ○ | ○ |
| NISA口座 | ○ | ○ | ○ |
| ロシア株 | ○ | × | × |
| 韓国株 | ○ | × | × |
| イギリス株 | ○ | × | × |
| インド株 | ○ | × | × |
| ブラジル株 | ○ | × | × |
| アセアン株 | ○ | × | ○ |
| 定期買付 | ○ | × | × |
| 時間外取引 | × | ○ | × |
| 貸株サービス | ○ | × | × |
| リアルタイム 株価チェック |
1ヶ月500円 | 少しでも米ドルが口座にあればOK | 1ヶ月324円 |
| バロンズ 拾い読み |
○ | ○ | ○ |
※SBI証券の銘柄数は2017年6月21日時点
※マネックス証券の銘柄数は2019年1月1日時点
※楽天証券の銘柄数は2019年1月1日時点
手数料
SBI証券の米国株の取引手数料は、業界最低水準です。
『約定代金×0.45％』なので、楽天証券やマネックス証券と同額になります。
対面証券会社と比較すると、かなり低い手数料が設定されています。
そのため、手数料では”マネックス証券”と”楽天証券”、”SBI証券”に差はありません。
| 米国株手数料 | 約定代金の0.45％ 手数料下限5ドル/上限20ドル |
米国株の取扱数は業界最多級！
マネックス証券では、米国株の取扱銘柄数が3,073銘柄もあります(2019/01/01時点)。
下記の通り、SBI証券や楽天証券と比較するとかなり多いですね。
マネックス証券でしか購入できない米国株があることは、最大の強みとなっています。
・マネックス証券
…3,073銘柄(2019年1月1日)
・SBI証券
…1,400銘柄(2017年6月21日)
・楽天証券
…1,641銘柄(2019年1月1日)
時間外取引ができる
マネックス証券では、米国株の時間外取引をすることができます。
上の図のように、立会時間に加えて”プレ・マーケット”、”アフター・マーケット”でも取引することができます。
ちなみに、SBI証券と楽天証券では、時間外取引を利用することができません。
時間外取引は、通常の立会時間外で取引をすることができるサービスです。
大きな出来事や事件があったときは、時間外取引をおこなうことで早めに株を現金化することができます。
米国企業は立会い時間以外で決算発表をすることが多いので、上手に時間外取引を活用しましょう。
注文方法が多彩！
マネックス証券は、米国株の取引方法が数多く用意されています。
SBI証券と楽天証券は、”成行注文”と”指値注文”しかないので、マネックス証券の強みとなっています。
| 成行注文 | 価格を指定しないで注文 |
| 指値注文 | 価格を指定して注文 |
| 逆指値注文 (成行) |
「設定した価格より低くなったら成行で売りたい」 (設定した価格より高くなったら成行で買いたい) |
| 逆指値注文 (指値) |
「設定した価格より低くなったら指値で売りたい」 (設定した価格より高くなったら指値で買いたい) |
| トレールストップ注文 | 株価の上昇幅(下落幅)に合わせて、逆指値注文のトリガーとなる価格を自動修正する注文方法 |
| OCO注文 (ツイン指値) |
ある銘柄について、指値と逆指値の注文を同時に出せる注文方法 |
| OCO注文 (OCOs) |
複数の注文を同時に発注し、1つの注文が約定したら残りの注文を取り消す |
| 連続注文 | ある注文が約定した場合、自動的に次の注文を発注する注文方法 |
注文の有効期間が多彩！
マネックス証券は、最長で90日間の指値注文をすることができます。
90日間の指値期間は、業界最長となります。
米国株の注文有効期間は、様々な方法があります。
| Day | 有効期間を当日中と指定 |
| GTC | 注文が約定するか、キャンセルまで有効 注文日から90日以内で自動的に有効期限として設定 |
| GTD | 注文が約定するか、指定した日付までは有効 注文日から90日以内で自動的に有効期限として設定 |
| IOC | 指定価格かそれ以上に有利な条件で即座に注文の一部あるいは全部を約定させ、成立しなかった数量分はキャンセル |
| FOK | 指定価格かそれ以上に有利な条件で即座に指定化部数をすべて約定できれば成立させますが、指定化部数のすべてを約定できない場合は、注文のすべてがキャンセル |
| OPG | 有効期間を立会時間前の寄付に指定 |
| CLO | 有効期間を立会時間の引けに指定 |
| 1 Min | 有効期間を注文を出してから1分後までと指定 |
| 3 Min | 有効期間を注文を出してから3分後までと指定 |
| 5 Min | 有効期間を注文を出してから5分後までと指定 |
ランキングをチェックしよう！
マネックス証券では、様々な”米国株ランキング”を発表しています。
どの米国株の銘柄が人気になっているかチェックすることができます。
下記の通り、様々なランキングが載っています。
・値上がり(値下がり)率
・売買代金
・出来高
・時価総額
・配当利回り
今回のまとめ
今回の記事のポイントはこちらです。
・メリット
✔ 米国株の取引手数料は、業界最低水準
✔ 米国株の取扱銘柄数は、トップ級！
✔ 注文方法が数多く用意されている
✔ 24時間注文が可能
✔ 注文の有効期限は90日間
✔ 時間外取引が可能
・デメリット
✔ 米国株と中国株しか取引できない
✔ 定期買付サービスが利用できない
✔ 貸株サービスが利用できない
マネックス証券は、様々な方法で米国株の注文をだすことができるネット証券です。
多彩な注文方法を駆使できる投資家にはおすすめですが、初心者には扱いづらい証券会社かもしれません。
特に注文画面は分かりにくいので、初心者の投資家はつまずきやすいです。
”本格的に米国株を取引したい！”投資家にはおすすめのネット証券です。
関連資料
マネックス証券:『公式HP』
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