投資信託

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07の解説!

話題の元本確保型投信が登場!

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンド
本日『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07』が、アセットマネジメントOneの公式HPにアップされました。

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07は、少し前に『元本確保型』の投資信託として、日経新聞に掲載され話題になった投資信託です。

今回のゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07は、7月11日から大和証券で募集開始となる予定です。
「元本確保型」という響きは、日本の投資家にはかなり好感をもたれると思います。
どのくらいのテンションで大和証券がこの商品を販売するのか分かりませんが、かなり販売を伸ばすんじゃないでしょうか。

ただ、今回の商品には注意すべき事もかなり多かったので、記事にまとめました。
1度冷静になって考えてみてください。


今回の「ゴールドマン・サックス社債/国際分散戦略投資戦略ファンド2018-07」の成功を受けて、「ゴールドマン・サックス社債/国際分散戦略投資戦略ファンド2018-09」の販売がスタートしました(8月30日 更新)。

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ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07とは

今回紹介する『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07』は、「アセットマネジメントOne」が運用をおこなう投資信託です。
この商品は、非常に分かりにくい商品設計がされています。

まず、この商品の最大の特徴は元本確保を目指した商品設計となっていることです。
元本確保型の商品のため、満期(約10年間)まで保有していれば元本が確保される設計となっています(例外あり)。

運用プロセスはこちらです。
これだけみると、シンプルな商品設計に見えてしまいますね。
ゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンド

この投資信託は、集めたお金を「普通のゴールドマンサックスの社債に投資する」わけではありません。

この投資信託が組み入れているゴールドマンサックスの社債は、アセットマネジメントOneが開発した国際分散投資戦略に基づいて、運用パフォーマンスが変動する特殊な債券です。

そのため、アセットマネジメントOneのおこなう国際分散投資戦略の運用次第で、組み入れている債券の単価が動きます
国際分散投資戦略の運用状況で、基準価額が上がったり下がったりすることになります。
その国際分散戦略についての説明は、資料をみると結構ザックリしています。

国際分散戦略の投資対象は、株価指数先物(日本、米国、欧州、英国、カナダ、豪州、スイス、スウェーデン、香港等)と債券先物(日本、米国、ドイツ、英国、カナダ、豪州等)です。
ゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンドゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンド

資産配分比率は、月次で見直しがおこなわれます。
特定の変動要因の集中を避け、市場環境の変化にそなえます。
ゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンドゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンド

価格変動リスクが年率3%程度になるように配分比率を調整します。
ゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンドゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンド

今回の商品は、アセットマネジメントOneの“国際分散投資戦略”の運用パフォーマンスが重要になりますね。
しかし、その国際分散投資戦略についての記載があまりありません。
“どの国の”“何に”“どのくらい”投資するのかよく分かりませんね。
今回の『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07』に投資する場合は、目標リスク水準が3%程度ということを頼りに投資しないといけません。

目論見書に記載がないので、営業マンも知らないと思います。
そのため、“アセットマネジメントOne”を信頼して、ある程度目をつぶって投資する必要がありますね。

商品の詳細はコチラです。

商品名 ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07
購入時手数料 1.08%(税抜1.0%)を上限として、販売会社が定める手数料
信託財産留保額 換金申込受付日の翌営業日の基準価額に0.3%の率を乗じて得た額
信託報酬 ①基本報酬額 年率0.3132%(税抜0.29%)
②成功報酬額 実績連動クーポンに対して10.8%(税抜10.0%)
購入単位 300万円以上10万円単位
換金代金 換金申込日から起算して6営業日目からの支払い
申込期間 2018年7月11日(水)~2018年7月30日(月)
信託期間 2028年8月10日まで(2018年7月31日設定)
決算日 毎年8月10日

注意したいリスク

成功報酬がとられる

この商品の大きなデメリットの1つが、「成功報酬」が引かれることです。
成功報酬は、国際分散投資戦略のパフォーマンスをもとに計算された実績連動クーポンの10.8%(税込)となっています。
簡単に説明すると、運用のうまくいった部分の10.8%はアセットマネジメントOneに支払いますよということです。
ゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンド

途中で売却したら損するかもしれない

この商品は、毎日基準価額が動きます。
満期(2028年8月10日)まで保有していれば、元本が確保されるという商品設計になっています。
しかし、途中で売却した場合は、元本は確保されません
基準価額が下落していれば損することになるので気を付けてください。
この商品の価格変動リスクは年率3%程度のため、大きく基準価額が下落しないかもしれませんが、注意は必要です。
この商品は、元本が割れるかもしれないという認識をもつのは重要です。

ゴールドマン・サックスは大丈夫か?

この商品は、ゴールドマン・サックスが発行する特殊な社債に投資する投資信託です。
そのため、ゴールドマン・サックスが潰れたら大きな損をする可能性があります。

ゴールドマンサックスの内容は以下の通りです。
格付投資情報センター(R&I)の信用格付けで、Aとなっています。
ゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンド

日本の他の金融機関の格付はこちらです(R&I)。
・みずほフィナンシャルグループ A⁺
・三井住友フィナンシャルグループ A⁺
・三菱UFJフィナンシャルグループ A⁺
・りそなフィナンシャルグループ A
・野村ホールディングス A⁺

R&Iの格付け一覧(2018年5月31日時点)はこちらです。

今回のまとめ

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンド
今回のゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07は、ちょっと分かりにくい商品ですね。
ただ、安定志向の強い投資家には人気がでるかもしれませんね。

あなたが投資しようと考えているのなら、キチンとリスクを認識した上で投資するようにしてください。
この商品は「元本が保証されているわけではない」ことを頭の片隅に入れておきましょう。
あくまでも「元本確保を目指しつつ運用していきますよ」くらいのイメージの方が正しい認識だと思います。

今回の「ゴールドマン・サックス社債/国際分散戦略投資戦略ファンド2018-07」の成功を受けて、「ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09」の販売がスタートしました(8月30日 更新)

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関連資料

アセットマネジメントOne「公式HP」より引用
アセットマネジメントOne「目論見書・ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07」より引用

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