投資信託

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10(プライムOne2018-10)の解説!特徴や注意事項は?

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10(プライムOne2018-10)が登場!

ゴールドマン・サックス社債国際分散投資 2018-10
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10(プライムOne 2018-10)の募集が10月1日から開始します。
『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10』は、ゴールドマンサックスの社債に投資しつつ、国際分散投資戦略で収益をあげて運用する投資信託です。
元本確保をめざす『元本確保型の投資信託』です。
申込期間は2018年10月1日~2018年10月30日となっています。

今回で第3弾となります。
第1弾は今年の7月に設定された『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07』です。
久々に募集された元本確保型の投資信託だったので、かなり話題になりました。
第2弾は9月に設定された『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09』です。
第1弾が大人気となったこともあり、第2弾では36の金融機関で取扱いされました。
立て続けに同じシリーズで3つも新規設定するのは異例ですね。

運用をおこなっているアセットマネジメントOneは『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド』のスキームで特許を出願しています。
アセットマネジメントOneの主力商品となっていきそうですね。

しかし、運用自体が複雑で誤解も多い商品になるので、しっかりと理解した上で投資するようにしましょう。

今回の『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10(プライムOne 2018-10)』は、以下の金融機関で取り扱う予定です。
これから順次増えていくと思うので、また更新します。

証券会社
いちよし証券、SBI証券、大和証券、楽天証券、東洋証券、マネックス証券、水戸証券
銀行など
りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行、朝日信用金庫、第一生命保険

ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10とは

『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10』は、ゴールドマンサックスの社債に投資しつつ、国際分散投資戦略でパフォーマンスをあげていく投資信託です。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09
商品の詳細はこちらです。

商品名 ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10
(愛称:プライム One 2018-10)
購入時手数料 1.62%(税抜1.50%)
信託財産留保額 換金申込受付日の翌営業日の基準価額に0.3%
信託報酬 ①年率 0.378%(税抜 0.35%)
②成功報酬 10.8%(税抜 10.0%)
購入単位 1口単位(1口当たり1円)
換金代金 換金申込受付日から起算して6営業日目
申込期間 2018年10月1日~2018年10月30日まで
信託期間 2028年11月10日
設定日 2018年10月31日
決算日 毎年11月10日

円建てで元本確保型の商品

今回の商品の最大の特徴は、元本確保を目指した商品設計です。
元本確保型の商品のため、満期(10年間)まで保有していれば元本が確保される設計となっています。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09
『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-010』では、まず集めたお金を全部ゴールドマンサックスの社債に投資します。
このゴールドマンサックスの社債は特殊な社債です。
社債からでるクーポンは2階建ての構造になっています。

ひとつは固定クーポン(上の図の赤枠)です。
固定クーポン(0.3~0.4%程度)は、信託報酬などの投資信託のコストに充当されます。
もうひとつは実績連動クーポン(上の図の黄色枠)です。
この投資信託は、実績連動クーポンがでなければ収益があがりません。
実績連動クーポンは、国際分散投資戦略に応じて変動します。
そのため、国際分散投資戦略のパフォーマンスがあがらなければ、基準価額も上がっていかないことになります。
国際分散投資戦略の運用は大切ですね。

国際分散投資戦略

今回の投資信託は、国際分散投資戦略が重要になります。
国際分散投資戦略のパフォーマンス(シミュレーション)が載っています。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09
上の図をみても、年次リターン(赤枠)はそこまで良いわけではありませんが、10年間で+22.4%のリターンをあげているようですね。
年率で2%ちょっとのパフォーマンスをあげています。
指数の騰落率に応じて実績連動クーポンが決まります。

国際分散投資戦略の投資対象は、株価指数先物(日本、米国、欧州、英国、カナダ、豪州、スイス、スウェーデン、香港等)と債券先物(日本、米国、ドイツ、英国、カナダ、豪州等)です。
ゴールドマンサックス社債国際分散投資戦略3084
資産配分比率は、月次で見直しがおこなわれます。
特定の変動要因の集中を避け、市場環境の変化にそなえます。
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価格変動リスクが年率3%程度になるように配分比率を調整します。
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国際分散投資戦略のパフォーマンスによって実績連動クーポンが決定します。
下の図が実績連動クーポンの算出イメージです。
国際分散投資戦略の累積収益率を経過年数で割っています。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09
上の図では、3年目のときに累積収益率が3%となっています。
3%でも年数(3年)で割るので、1%になりますね。
実績連動クーポンは、上の算出式に数字を当てはめて算出します。
そのため、国際分散投資戦略に連動する形でクーポンが決定するわけではないので、注意が必要です。

分配金

原則、毎年11月10日に収益分配金をおこないます。
分配金は国際分散投資戦略のパフォーマンスにもとづいて決定します。
下の図の通り、クーポン収入から成功報酬などのコストが引かれて、分配金が決定します。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10

過去のゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンドのポートフォリオ

今回の『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10』は、第3弾となります。
そのため、過去に募集された商品のポートフォリオをチェックして、今回の商品のポートフォリオを予想しましょう。

『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07』のポートフォリオはこちらです(8月末基準)。
ほとんど基準価額に動きはありませんね。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド 過去レポート
組入れている債券単価が上がっていますね。
基準価額が上昇したのは、債券単価が上昇したおかげのようです。
金利感応度とは、0.01%の金利変動に対する債券価格の変動を示す数値です。
組入れられている債券は金利によって動かないようですね。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド 過去レポート
国際分散投資戦略の状況はこちらです。
8月1日に運用が始まったばかりなので、パフォーマンスは判断できませんね。
国際分散投資戦略

意事項

元本は約束されていません

今回の『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10』で最も誤解されそうな点は、元本を減らないことを約束しているわけではないということです。

元本確保型の投資信託とは、『元本を減らさないように運用を目指します』ということであって、『投資元本を減らしません』という商品ではありません。

この商品は、毎日基準価額が動きます。
満期(2028年11月10日)まで保有していれば、元本が確保される商品設計になっています(ゴールドマン・サックスが潰れなければ…)。
しかし、途中で売却した場合は、元本が確保されません。
そのため、基準価額が下落していれば損することになります。
この商品の価格変動リスクは年率3%程度のため、大きく基準価額が下落することはないかもしれませんが、注意は必要です。
この商品で、損するかもしれないという認識は非常に大切です。

成功報酬がとられる

この商品の大きなデメリットの1つが、「成功報酬」が引かれることです。
成功報酬は、国際分散投資戦略のパフォーマンスをもとに計算された実績連動クーポンの10.8%(税込)となっています。
簡単に説明すると、運用のうまくいった部分の10.8%はアセットマネジメントOneに支払いますよということです。
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10

ゴールドマン・サックスの経営危機は投信の危機!

『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10』の最大のリスクは、ゴールドマン・サックスが潰れるかどうかです。

集めたお金のほぼすべてをゴールドマン・サックス社が発行する特殊な社債に投資するため、ゴールドマン・サックス1社の信用リスクを大きく取ることになります。

ゴールドマン・サックスの内容は以下の通りです。
格付投資情報センター(R&I)の信用格付けで、Aとなっています。
ゴールドマンサックス 格付
ゴールドマン・サックスの格付はAです。
よく知っている日本企業とゴールドマン・サックスの格付を比べてみてください。
以下の通り、決してゴールドマン・サックスの格付は高くありません

主な金融機関の格付

企業名 格付(R&I)
三菱UFJファイナンシャルグループ A⁺
三井住友フィナンシャルグループ A⁺
みずほフィナンシャルグループ A⁺
りそなホールディングス A
野村ホールディングス A⁺
大和証券 A

主な日本企業の格付

企業名 格付(R&I)
トヨタ自動車 AA⁺
NTTドコモ AA⁺
オリックス A⁺
日立製作所 A⁺
カゴメ A
キユーピー A
ソニー A
近鉄グループ BBB
商船三井 BBB

今回のまとめ

パンダ
今回の『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-10』は元本確保型の投資信託です。
『元本確保』という言葉は、タンス預金が大好きな日本人の心に刺さる言葉なのかもしれません。
しかし、『元本確保』といっても元本確保が約束されているわけではありません。
償還するときにゴールドマンサックスが潰れていたら、大きく損をしてしまいます。
途中で売却するときに国際分散投資戦略がうまくいってなかったら、基準価額が下がっているかもしれません。
あまり元本確保という言葉に惑わされないようにしてください。

ポートフォリオをみると、安定して運用することに重きをおいている商品です。
そのため、運用パフォーマンスに期待をもちすぎないようにしましょう。
そんなに高いパフォーマンスをあげるとは考えにくいです。

あくまでも「銀行に置いておくよりは良いよな」くらいのイメージで投資した方が良いと思います。

関連資料

アセットマネジメントOne『公式資料』
アセットマネジメントOne『販売用資料』
ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07『月次レポート(8月末)』

過去のゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド

ゴールドマンサックス社債/国際分散投資ファンド
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直近募集になった新投資信託

『NWQグローバル厳選証券ファンド(Hあり/Hなし)(選択の達人)』
NWQグローバル厳選証券ファンドは「債券並みのリスクで株式並みのリターンを実現したい」という思いでつくられた投資信託です。

『アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド(限定追加型・繰上償還条項付)』
アムンディ・次世代医療テクノロジー・ファンド(限定追加型・繰上償還条項付)は、次世代医療の銘柄に投資するテーマ型の投資信託です。
当初申込期間は、2018年9月12日~10月4日。

『ブラックロック・ガバナンス・フォーカス・ファンド』
ブラックロックは、コーポレートガバナンス(企業統治)の優れた日本企業の株式に投資する投資信託を設定しました。
当初申込期間は、2018年9月3日~9月14日。

『フィッシャー・グローバル・スモールキャップ・エクイティ・ファンド』
フィッシャー・グローバル・スモールキャップ・エクイティ・ファンドは、世界の小型株式を投資対象としている投資信託です。
当初申込期間は、2018年9月10日~9月28日。

『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-09』
『ゴールドマン・サックス社債/国際分散投資戦略ファンド2018-07』は、ゴールドマン・サックス社債に投資して、元本確保を目指す投資信託です。
当初申込期間は、2018年9月3日~9月27日。

『NW世界投資適格社債ファンド1809』
NW世界投資適格社債ファンド1809は、世界の投資適格債を投資対象としている投資信託です。
当初申込期間は、2018年9月3日~9月21日。

『ストップライン付き野村ワールドボンド・ファンド』
ストップライン付き野村ワールドボンド・ファンドは、基準価額があらかじめ決められた水準を下回らない『ストップライン』という仕組みを付けた投資信託です。
当初申込期間は、2018年8月6日~8月16日。

『野村ワールドボンド・ファンド』
野村ワールドボンド・ファンドは、日本を含む先進国の国債や政府保証債、地方債などを投資対象としている投資信託です。
当初申込期間は、2018年8月6日~8月16日。

『野村日本最高益新企業ファンド』
『野村日本最高益更新企業ファンド(愛称:自己ベスト)』は、最高益を達成する企業に投資するというテーマ型の投資信託です。
当初申込期間は、2018年7月9日~7月23日。

『JPMザ・ジャパン・ベストアイディア』
『JPMザ・ジャパン・ベストアイディア』は、JPMザ・ジャパンをベースにしつつ、「ベストアイディア」という考え方をプラスした投資信託です。

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