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イタリアの選挙、なぜこうなった?

イタリアの選挙、なぜこうなった?

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今回のイタリアの総選挙の結果(速報)をみると、EU懐疑派の極右政党「同盟」やポピュリズム政党「五つ星運動」が躍進しました。
今後、この2つの政党を軸に政界再編がすすむと考えています。
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北部同盟のサルビーニ氏(左)、五つ星運動のディマイオ氏(右)

両党ともにEUには批判的ですが、現実的にEU離脱することは無理なので、公約にしたバラマキ政策をいくつか実行するだけで、イタリア経済にとって良い結果をもたらすことはないと思います。

上記のようなことは、大多数のイタリア人も薄々気づいていることだと思います。
それでも、このような選挙結果になったのは「EUの言うことを聞き続けてきたけど、全然生活が良くならないじゃないか!」という不満、この1点に尽きると思います。

実際、イタリア経済の現状はかなり悪いです。

下の図は、「ユーロ圏とイタリアの実質GDPと失業率」になります。
ユーロ圏の失業率は順調に下がっていますが、イタリアの失業率はそんなに下がっていないです。
実質GDPも一緒で、ユーロ圏のGDPは順調に上昇していますが、イタリアのGDPはそんなに上がっていないです。
直近、ヨーロッパ経済は絶好調ですが、イタリア経済には波及していないことがわかります。
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日本総合研究所「欧州経済展望」より引用

次に失業率です。
欧州連合(EU)統計局が発表した1月のユーロ圏失業率は8.6%で、2008年12月以来の低水準でした。
ドイツの失業率は3.6%(1月)ですが、イタリアの失業率は11.1%(1月)にもなり、ドイツの3倍以上になります。

理由の1つが労働コストです。
下の図の通り、イタリアは、景気が悪いのに労働コストが決して低いわけではありません。
確かにこれだったら、景気が悪くて労働コストの高いイタリアに進出しようとは考えないですね。
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日本総合研究所「欧州経済展望」より引用

イタリアの借金の多さは、ヨーロッパでは有名です。
今回の選挙結果の影響で、これからどんどん借金が増えていくことが予想されます。

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日本総合研究所「欧州経済展望」より引用

実際、海外投資家でイタリアに投資しようと考えている人は少ないです。
イタリアは、ビジネス環境が整っていないため、英国やスペインに投資する人が多いですね。
この状況だとなかなか経済は回復しませんね。
今回の選挙で、海外からの投資はより少なくなることが予想されます。

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三井住友アセットマネジメント欧州主要国の対内直接投資残高のGDP比より引用

イタリア国民は、”まわりの国々の景気が良いにもかかわらず”、自分たちの生活がいつまでたっても良くならないので、思い切って新興勢力の「五つ星運動」と「同盟」に賭けてみたのが今回の選挙の本質だと思います。

そのため、与党「民主党」だけでなく、元首相のベルルスコーニが率いている野党「フォルツァ・イタリア」も支持を失ったのだと思います。

イタリア国民は、国を良くするための手術よりも痛みを紛らわす1本の麻薬を求めたような感じですね。
現在、イタリアの政局は大きく荒れていますが、まだ今後もイタリアの政治的混乱は続くと思います。

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