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IPO ナルミヤ・インターナショナル(9275)の解説

投資パンダの初値評価

panda
ナルミヤ・インターナショナル(9275)のIPO(新規上場)が承認されました。
上場日は9月6日(木)で、東証2部での上場となります。
想定時価総額は175億円吸収金額は106億円です。
IPOでは東証2部は人気になりにくいので要注意です。
さらに小売業ということもあるので、初値が大きく上昇していくイメージはないですね。
上場日(9月6日)がand factoryと重なっています。
and factoryの方が人気化すると思います。
初値予想は、8月21日(火)に発表する予定です。

ナルミヤ・インターナショナル(9275)の基本情報

会社名 株式会社 ナルミヤ・インターナショナル
会社HP http://www.narumiya-net.co.jp/
主幹事証券 SMBC日興証券、大和証券
幹事証券 SBI証券、野村證券、みずほ証券、東海東京証券

IPO日程

仮条件決定日 2018/08/21(火)
BB期間 2018/08/22(水)~2018/08/28(火)
公募価格決定日 2018/08/29(水)
上場予定日 2018/09/06(木)
上場市場 東証2部

IPO情報

公募株式数 282,500株
売出株数 5,184,400株
O.A. 523,300株
想定価格 1,770円
仮条件価格 8月21日(火)に決定予定
公募価格 8月29日(水)に決定予定
想定時価総額 175億円
吸収金額 106億円

主な株主構成

(スマホの場合、横にスライドできます)

株主名 比率 備考
日本産業第四号投資事業有限責任組合 2,697,030株
(27.41%)
ロックアップ 90日間
公開価格の1.5倍で解除
Shepherds Hill Fund Ⅱ, L.P. 2,259,000株
(22.96%)
ロックアップ 90日間
公開価格の1.5倍で解除
Manaslu Fund Ⅱ, L.P. 2,253,000株
(22.90%)
ロックアップ 90日間
公開価格の1.5倍で解除
Sonora Fund Ⅱ, L.P. 2,244,000株
(22.80%)
ロックアップ 90日間
公開価格の1.5倍で解除
石井 稔晃 135,000株
(1.37%)
ナルミヤ・インターナショナル従業員持株会 108,300株
(1.10%)
上田 千秋 36,000株
(0.37%)
立和 洋一 18,000株
(0.18%)
澤 泉 6,000株
(0.06%)

ナルミヤ・インターナショナル(9275)ってどんな会社?

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ナルミヤ・インターナショナル(9275)は、ベビー服や子供服をメインで企画販売している企業です。
もともと呉服問屋として設立されたナルミヤが前身となります。
前身のナルミヤが2010年3月に上場廃止してから、8年越しのIPOとなります。
自社ブランドの『mezzo piano』や外部ブランドの『kate spade new york』などを両立させ、事業展開しています。

旧ナルミヤ時代から全国の百貨店やファッションビルに出店して事業を展開してきました。
ベビー服や子供服の直営店を昔から運営してきました。
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近年では、特にショッピングセンター向けに出店を強化しています。
ショッピングセンターだけでなく、アウトレットモールやeコマースにも力を入れ販売チャネルの多角化を図っています。
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事業系統図はこちらです。
ナルミヤ・インターナショナルが一貫して企画~販売まで事業を展開しています。3497

主なブランド

自社ブランドと外部ブランドをうまく両立させながら事業を展開しています。
ターゲット年齢層は、ヤング・ジュニア・トドラー・ベビーと4段階に分けています。
ベビー(0~3歳)、トドラー(3~7歳)、ジュニア(8歳~)、ヤング(15歳~)くらいのイメージで良いと思います。
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百貨店向けブランド

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取扱っている百貨店向けブランドは、『mezzo piano』『kladskap(クレードスコープ)』『by LOVEit』等です。
ひとつずつのブランドにしっかりとしたコンセプトがあります。
主に中価格帯~高価格帯の設定となっています。

主に都市部の大手百貨店に直営店舗を出店しています。
昭和60年に子ども服業界へ進出し、昭和63年には現在の主力ブランド『mezzo piano』がデビューしました。
平成3年には、8歳から13歳を対象としたジュニア服という新しい市場を開拓しました。

ショッピングセンター向けブランド

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取扱っているショッピングセンター向けブランドは、『petit main』『b.room』『Lovetoxic』等です。
ショッピングセンターには、平成17年に1号店を出店しています。

アウトレットモール向けブランド

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取扱っているアウトレットモール向けブランドは、『Pupil House』です。
平成18年に、アウトレット1号店を「りんくうプレミアム・アウトレット」に出店しました。
その後も郊外のアウトレットに直営店舗を展開しています。

事業

ナルミヤ・インターナショナルは、企画販売事業の単一セグメントです。

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百貨店

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主要都市部の大手百貨店に展開しています。
百貨店向けブランドとしては、『mezzo piano』や『ANNA SUI mini』、『kladskap』、『kate spade new york』、『X-girl STAGES』、『XLARGE KIDS』、『SENSE OF WONDER』、『Love&Peace&Money』、『babyCheer』、『mezzo piano junior』、『BLUE CROSS』、『pom ponette junior』、『BLUE CROSS girls』、『Lindsay』、『by LOVEit』があります。

ショッピングセンター

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ショッピングセンター向けブランドとしては、『petit main』や『petit main LIEN』、『b.room』、『Lovetoxic』があります。

eコマース

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eコマースは、自社サイトの他に、ZOZOTOWNや楽天などに出店しています。

その他

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その他には、ライセンス販売等の数字が計上されています。

商標ライセンス契約

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ナルミヤインターナショナルでは、外部ブランドも積極的に活用しています
外部ブランドには、売上高の一定率をロイヤリティとして支払っています。
ロイヤリティの利率が知りたかったのですが、公表していないようですね。
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展開店舗の状況

展開している店舗の状況です。
百貨店 587店舗、ショッピングセンター 152店舗、アウトレットモール 20店舗となっています(平成30年6月末)。

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再上場のIPOは儲かるの?

1度上場廃止になって、再上場した過去の案件のパフォーマンスはこちらです。
再上場案件は、ベンチャーキャピタルのExit案件になることが多いです。
ベンチャーキャピタルは業績の悪いときに投資をして、事業を立て直したら売却して利益をあげています。

再上場案件が悪いとは一概に言えませんね。
すかいらーくや西武HDなどは上場後に、業績を大幅にのばしています。

ただ、初値パフォーマンスは悪いのでしっかりと頭の片隅にいれておきましょう。
(スマホの場合、横にスライドできます)

上場日 企業名 吸収金額
(時価総額)公募時
初値
(公募価格比)
2017/03/30 スシロー 761億円
(989億円)
3,430円
(-4.7%)
2017/03/22 マクロミル 560億円
(792億円)
1,867円
(-4.3%)
2016/06/29 ソラスト 147億円
(368億円)
1,222円
(-6.0%)
2015/11/20 ベルシステム24 581億円
(1,137億円)
1,478円
(-5.0%)
2015/07/29 デクセリアルズ 849億円
(989億円)
1,550円
(-3.1%)
2014/10/09 すかいらーく 932億円
(2,331億円)
1,200円
(±0%)
2014/04/23 西武HD 445億円
(5,474億円)
1,600円
(±0%)
2014/03/18 日立マクセル 766億円
(1,104億円)
1,971円
(-4.8%)
2013/12/19 足利ホールディングス 266億円
(1,365億円)
451円
(+7.4%)

過去の案件と比較しよう

ナルミヤ・インターナショナル(9275)のIPO(新規上場)は、東証2部の上場で吸収金額106億円時価総額175億円の案件です。
下の図は、直近1年間の東証2部の上場案件です。
東証2部上場の案件だからといって、パフォーマンスが悪いわけではないです。

企業名 吸収金額
(時価総額)
初値
(公募価格比)
コーア商事HD 11.7億円
(85.5億円)
4,000円
(+49.8%)
信和 190.3億円
(190.3億円)
1,106円
(-3.8%)
共和コーポレーション 10.7億円
(41.7億円)
2,511円
(+57.9%)
オプティマスグループ 31.7億円
(90.5億円)
2,001円
(+11.2%)
要興業 36.0億円
(106.4億円)
950円
(+26.7%)
プレミアグループ 125.8億円
(137.0億円)
2,220円
(-4.3%)
Casa 84.4億円
(123.0億円)
2,331円
(+2.7%)

調達資金の使い道

下記の手取概算額4億5,502万3千円は海外販売の手取概算額と合わせて設備投資に充当する予定です。
1億9,500万円を新規出店時の設備投資資金として、1億5,000万円をECシステムの開発費として、残額を基幹システムの更新資金として充当します。
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従業員の状況

従業員の状況をみると、従業員数1,018名、平均年齢32.8歳、平均勤続年数6.7年、平均年間給与351万1,941円です。
()内は臨時雇用者数です。
労働組合は結成されていません。
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直近の決算

直近の決算では、売上高269億54百万円、営業利益14億4百万円、経常利益12億80百万円、当期純利益7億60百万円です(平成30年2月期)。
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役員の状況

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株主の構成

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資料

ナルミヤ・インターナショナル『有価証券報告書』より引用
ナルミヤ・インターナショナル『公式HP』より引用