ジョンソンエンドジョンソンの株価はなぜ上がらないのか?

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の株価はなぜ上がらないのか?

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(直近1年間のJ&Jの株価チャート)
ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)の株価がなかなか上昇しませんね。
上のチャートのように、直近1年間のチャートをみても動きは弱いままです。

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(直近1年間のJ&Jダウ平均S&P500)
全体の動きと比較してもJ&Jのパフォーマンスの悪さは別格です。
直近1年間でダウ平均+17.98S&P500+14.11%J&J-7.82%のパフォーマンスとなっています。

今回は直近、J&Jの株価の動きが悪い理由を考えてみました。

ベビーパウダー裁判

現在のJ&Jの最も大きなリスクは“ベビーパウダー裁判”だと思います。
2017年頃から、J&Jを相手取ったベビーパウダーの裁判が相次いでおこなわれています。
訴訟の内容をみると、J&Jで使われているベビーパウダーには発がん性物質アスベストが含まれており、そのせいでガンになったと主張しています

私は法律の知識がないので、裁判がどうなりそうかはよく分かりません。
しかし、J&Jには逆風が吹き始めています。
4月には、ニュージャージー州でジョンソンエンドジョンソンに3,700万ドルの支払いを命じる評決を下しました。
下のニューズウィークの記事によると、J&Jを相手取った訴訟は全米で6,610件に上っているそうです(!)
訴訟費用がどこまでかかるかわかりませんが、評決内容によってはJ&Jの経営に打撃となる可能性があります。

J&J側は、ベビーパウダーにはアスベストを含んでおらず、ガンの原因にはならないという立場です。
今後も裁判が相次ぐ可能性が高いため、ひとつずつチェックする必要がありますね。

まとめ

私には、この裁判の結末がどうなるかは予測がつきません。
しかし、裁判の行方は注意深くチェックしておく必要があると思います。
米国での裁判の場合、“懲罰的損害賠償”が広く認められているのであんまり訴訟をなめない方がいいです。
“懲罰的損害賠償”とは、原告に賠償金を支払う目的ではなく、被告に罰をあたえる目的で支払わせるお金です。

2014年フロリダ州の陪審は、夫が肺ガンで死亡したのはたばこ会社のせいだとして、『RJレイノルズ・タバコ』に対して、懲罰的賠償約236億ドルの支払いを命じる評決を出したことは有名です。
結局賠償金はかなり減額されましたが、特に“大企業”相手の裁判ではメチャクチャな評決がでることはあるので、注意は必要です。

J&Jは、日本人が米国株をはじめて購入する際に検討する銘柄のひとつとしても有名です。
55年ずっと増配しており、業績は問題ないですね。
決算内容は問題ないと思うので、裁判が終われば株価のトレンドも上に向いてくるかもしれませんね。

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