特集

イタリア問題はどうなるの?

イタリア問題はどうなるの?

109
今日の日経平均は、22,003円(351円安)で引けました。
351.75円下落しており、1.57%下落したことになります。

下げた1番大きな理由は、イタリアの政情不安です。
イタリアは、今年の3月にポピュリスト政党の「五つ星運動」が第1党、極右政党「同盟」が第2党になってから、政権も樹立できていない状況です。
「五つ星運動」と「同盟」は、5月18日に連立政権を組むことで合意しましたが、大統領の反対にあい、首相を擁立することができませんでした。
さらにここへ来て、再選挙に突入する可能性が出てきました。

さらに厄介なのは、ここからです。
再選挙が実施された場合、上記のポピュリスト政党の「五つ星運動」と極右政党の「同盟」が“再選挙に勝ちそう”ということです。
調査会社SWGの世論調査によると、「五つ星運動」と「同盟」が連立を組めば、議会で過半数を超えるそうです。
もし両党が議会で過半数をとると、ユーロ離脱という方向に議論がすすんでもおかしくありません。

イタリアのCDSは急上昇中

現在、イタリアのCDSは急上昇しています
CDSとは、クレジット・デフォルト・スワップといいます。
具体的に説明すると、デリバティブの一種で、取引先の債務不履行にそなえる保険のようなものです。
要はCDSの数字が上昇するということは、それだけ潰れるリスクが高いということになります。
イタリアのCDSは、トルコ南アフリカを抜いているので、すさまじい上昇ですね。

今後のイタリア問題は

私は、今回のイタリアの問題は長引くと考えています。

前回の欧州債務危機は、2009年10月のギリシャの政権交代をきっかけに起こりました。
結局、騒動が収束したのは2012年までかかりましたね。
前回ほどではないですが、今回のイタリア問題は簡単には終わらないと思います。

Draghi
前回の欧州債務危機で、大活躍したのはECBのドラギ総裁です。
今回もキーパーソンです。
2012年7月の講演で、ドラギ総裁はECBはユーロ圏を守るために何でもやる用意がある。私の言葉を信じてほしい。」と話しました。
さらに、その1週間後に、ECBは国債の買い入れ策「OMT」を発表しました。
OMTとは、簡単にいうと、“ユーロの信用力を上げるために、投資家からユーロ圏の国債を無制限に購入しますよ”という政策です。
この“ドラギ総裁のコメント”と“OMT”によって、欧州債務危機は収束していきました。

前回の欧州債務危機の際に作った様々なルールがあるので、今回のイタリアの問題のダメージは深く前回ほど深くないと思います。
ただ、実際にイタリアがユーロを離脱するとなった場合は、相場は大きく下落すると思います。
その際は何をしてもダメなので、とりあえず現金化にして底値を探ると思います。

あわせて読みたい
3672
混乱するイタリア政治はどうなるの?3月4日の総選挙以来、動きのなかったイタリア政治が大きく動いてきそうです。ロイター通信は、ポピュリズム政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」が、連立政権の合意書に署名したと報じました。...

注意事項

・当サイトに掲載されている事項は、投資に関する情報の提供を目的に作成したものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません
・当サイトは特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません
・最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします
・当サイトでは、投資セミナー・投資キャンペーン・日本株・米国株・IPO(新規公開株)・投資信託・株主優待・債券についての情報を提供しています。


ブログランキングに参加しています。
他の株ブログが気になる人はこちらもチェックしてください。
にほんブログ村 株ブログへ