特集

地方銀行の時代は終わるのか?

地銀の時代は終わるのか?


私は日本株の銘柄を選ぶ際は、必ず業界全体がどうなっていくかを調べるようにしています。
普段あまり金融業界は見ていませんが、金融庁がマネーロンダリングについて全地銀を調査するというニュースもあり調べていました。
その際に、面白そうなレポートを見つけたので紹介します。

平成30年4月11日の『金融仲介の改善に向けた検討会議』です。
今後、地銀に投資しようと考えている人は頭の片隅においていただきたい内容ですね。

現在、金融庁は地銀に経営改革を強く迫っています。
そういったことも踏まえてチェックしてみてください。

地銀の将来は大丈夫か?

地方銀行の問題点は、人口減少がすすんでいるのに店舗等の経費が重くて、利益が上がっていないことです。
現在地方銀行は、日銀の低金利政策人口減少のダブルパンチをくらっている状態です。
レポートの中で1番衝撃的だったのは、下の図です。

金融庁が『地銀の本業での競争可能性』についてモデルを発表しています(余計なお世話じゃないのかな…)。
青色の地域は2行での競争が可能な地域
白色の地域は2行での競争は不可能だが、1行なら存続可能
赤色の地域は1行単独になっても不採算の地域となっています。
東京都は判定が不可能です。
都道府県に1行しかなくても、採算がとれない地域(赤色)がたくさんあるのにはびっくりします。
002422

日本の第1地方銀行は64行、第2地方銀行は40行あります(埼玉りそな銀行は除く)。
特に上の赤色の地域(1行単独でも不採算の地域)にもいくつも銀行があるのは、ちょっと気になります。
金融庁が地方銀行を一覧にしているので、載せています(クリックすると拡大します)。
002423002424002425
002426002427002428

地方銀行の現状

地方銀行の現状は厳しいです。
そもそも少子化がすすみ、生産年齢人口がどんどん減っています。
そのため、企業の数がどんどん減っています。
002416

全国的に企業の数は減っています。
やはり田舎から減少しているようですね。
002417

金融庁の試算では、今後もどんどん少なくなる予測です。
002418

実は、地銀の貸出残高自体は増加しています。
しかし、貸出収支はどんどん下がっています。
貸付を頑張っておこなっても全然儲かっていないということです。
002420

本業はもうかっていません。
他の収益の柱を探すか、合理化をすすめるしかないですね。
002421

地方銀行への投資は慎重に


全体が苦しい状況でも、もちろん頑張っている地方銀行はあります。
収益力という観点でみると、『かぼちゃの馬車』の問題があるまではスルガ銀行がダントツでした。
『かぼちゃの馬車』のようなシェアハウスへの貸出を強化していた地方銀行は、他にもあると思います。
ぜひチェックしてから投資するようにしてください。

関連資料

金融庁『平成30年4月11日金融仲介の改善に向けた検討会議』より引用
金融庁『銀行免許一覧(都市銀行・信託銀行・その他)』より引用

注意事項

・当サイトに掲載されている事項は、投資に関する情報の提供を目的に作成したものであり、特定の金融商品の勧誘を目的としたものではありません
・当サイトは特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません
・最終的な投資決定はご自身の判断でなさるようにお願いします
・当サイトでは、投資セミナー・投資キャンペーン・日本株・米国株・IPO(新規公開株)・投資信託・株主優待・債券についての情報を提供しています。


ブログランキングに参加しています。
他の株ブログが気になる人はこちらもチェックしてください。
にほんブログ村 株ブログへ